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筋トレした牡蠣は、美しい。
こんにちは、株式会社リブルの岩本です。
徳島県海陽町の美しすぎる海で牡蠣の養殖をしています。
リブルの牡蠣は、イカダから牡蠣を海中に吊り下げる「垂下式」ではなく、牡蠣をカゴに入れて1個ずつバラバラで養殖する「シングルシード式」で育てています。シングルシード式だから、養殖に向かない綺麗な海でも牡蠣が育ちます。
なぜ、シングルシード式だと育つのか?今回はその秘密についてお話します。
牡蠣の筋肉は、貝柱のみ。
牡蠣などの海産二枚貝は、すごく単純です。
海中にいるときはボヤーッと口(殻)を開けていますが、周りに水がなくなったりして我慢するときは閉じるしかありません。
行動が口を開けるか閉じるかしかない(笑)。
そして、開けたり閉じたりする筋肉は、貝柱のみ。わかりやすい!(かわいい)
筋トレで牡蠣を強くする。
この貝柱という筋肉を、小さいうちから鍛えるのが、シングルシード式です。
海の干満を利用して、満潮のときには海の中で口を開けてのんびりしていますが、干潮のときには干上がるので閉じて我慢するしかない。
1日の中で2回、筋肉を使って殻を閉じる筋トレタイムが必ずあります。
日に日に鍛えると、牡蠣はマッチョになり、強くなります。
もちろん、厳しすぎると死んでしまいます。そのため、海や天候の環境に合わせてあの手この手でちょうどよい筋トレメニューを作り上げるわけですが、この筋トレメニュー作成ノウハウが、私たちの養殖技術です。
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リブルの牡蠣は、殻がとても美しい。
この筋トレ養殖法のもうひとつの良いところは、牡蠣の殻がとても綺麗なところです。
ニオイの原因になるヘドロや、フジツボなどの付着物がほぼ付かないので、殻が綺麗なままなんですね。筋トレのおかげでスタイル良し!人間と同じです。
殻が綺麗なことは、生食用牡蠣の生産にとってとても大切なこと。お店で生牡蠣を食べる時、殻も器として使われますよね。殻が美しいと、生牡蠣も見栄えします。
もちろん、家庭で食べていただくときも、リブルの牡蠣はニオイが少なくて綺麗ですから、箱を開けた瞬間、テンション上がります!!!
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筋トレメニュー作成ノウハウも、私たちの大切な商品。
美しい海でも、殻が綺麗でニオイが少なく、おいしい牡蠣が作れる。
この養殖技術も、私たちにとって大切な商品のひとつです。
筋トレメニュー作成ノウハウを、牡蠣養殖を手がける他社に販売しています。特に殻を綺麗に作るノウハウは、ニーズが高いことを感じています。
そして、現在取り組んでいるのが、このノウハウをITの力を使ってシステム化することです。
どんなふうにどんな思いで取り組んでいるのか、お話しようと思いますが、長くなってしまいましたので、また次回に!