【健康知識】さまざまな不調を引き起こす原因は実は「貧血」だった!一度見るべき!!
日本女性の10人に1人が悩んでいる「貧血」が体調不良の原因!?
こんにちは、秋がどこに行った?と思っている鍼灸サロンRe.brthの藤下です。
あなたは1度でも貧血になったことありませんか?
貧血とは診断されなくても、体内の貯蔵鉄が不足し、だるさなどの症状を感じている日本女性は1000万人以上にものぼるとも言われているそうです。
飽食の時代ではあるものの、食生活の変化や婦人科病の増加などによって、貧血の人は増えているのが現状です。
貧血について知っておきたい基本的な知識を今回お伝えします。
◆貧血ってなに?
貧血といえば、学校の朝礼で倒れたり、通勤途中で立ち眩みを起こしたり・・・というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?
こういう場合、倒れる前にふらふらしたり気分が悪くなったりしますが、これは自律神経のバランスが崩れ、一時的に血圧が低下して脳にいく血液の量が低下する『脳貧血』のことです。
医学的には血管迷走神経性失神といいますが、医師の診断する『貧血』とは別の状態です。
「脳貧血」は、睡眠不足や強いストレス、風邪などによる体調の悪化が原因となることが多いですが、「貧血」は赤血球とヘモグロビン(Hb)の量が不足している状態を指すので、これらは別ものだと知っておきましょう。
赤血球は酸素を運ぶ役割があり、ヘモグロビンは赤血球中のタンパク質です。
両者ともに全身に酸素を届ける大切な役目を持っています。
基準としては男性でHb13g/dl未満、女性ではHb12g/dl未満、妊娠中や高齢者ならHb11g/dl未満が貧血とされています。
◆月経が重い人やアルコールの多飲なども原因に
貧血になると、どんな症状なのか?原因は何なのか?
めまいや頭痛、立ちくらみ、疲れやすさなどの症状が起こります。
体内の組織への酸素の供給がうまくいかないため、疲れやすくなります。
またそのため心拍数や呼吸数も増加するため、動悸や息切れが起こることもあります。
しかし場合によっては全く症状が出ない人もいるので、注意が必要です。
原因には、大きくわけて3つあります。
1つ目は出血によって起こるもので、出産やケガ、鼻血や痔からの出血などですね。消化管などに異常があって、じわじわと慢性的に出血している場合もあります。また重い月経を繰り返しているうちに貧血になることもあります。
2つ目に、体が十分な赤血球を作れないことでおこる貧血も。赤血球を作るために最も重要な栄養素は鉄、ビタミンB12、葉酸。この3つが足りないと赤血球がスムーズに作れなくなり、貧血になる可能性があります。アルコールを多く飲む人は、この葉酸を消費してしまいがちなことも覚えておきたい。
3つ目には赤血球がどんどん壊されてしまう病気がありますが、遺伝性球状赤血球症など特殊な病態なので、これは非常に少ないです。1つ目と2つ目の原因を主に知っておくといいと思います。
◆食事バランスの乱れは貧血の原因に!
ダイエットや偏食などで食事のバランスが崩れると、材料不足で赤血球・ヘモグロビンをうまく作れません。
材料とはタンパク質、鉄、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCですが、なかでも重要なのが先ほど言ったとおり、鉄・ビタミンB12、葉酸の3つ。
これらをしっかり補給できるバランスのよい食事を心がけましょう。
また食べ物はあふれているのに、鉄に関しては摂取率が年々低下しているそう。
女性は月経もあるので、特に鉄を意識的に摂る必要がありそうだ。
鉄を含む健康食品やサプリも有用です。
欧米の鉄欠乏による貧血が少ない国では、人口の30%がサプリメントを使用していますので、上手に利用するといいでしょう。
しかし、貧血といっても原因はいろいろ。女性の場合は重い月経の背景に子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患や、出血を起こすようながんが隠れていることもあります。
また、妊娠中に強い貧血があると、赤ちゃんが十分な酸素をもらえず影響が出ることもあります。
妊娠を希望される方は、妊娠前に状態を確かめておくほうが安全ですね。
通勤や仕事中にふらついて倒れてしまうこともあるので、無理をせず病院へ相談してください。
◆まとめ
いかがでしたでしょうか?
貧血を甘くみてはいけないですよね。
自分にとっても、他の人にとってもとても危ないのです。
しっかり、鉄をとって体調には気をつけましょう!
もっと詳しく知りたい、健康になりたい、綺麗になりたい、痩せたいなどございましたら、ぜひ鍼灸サロンRe.birthにご相談下さいね!