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勝手に理論家紹介⑤アルバート・エリス

こんばんは!
今日も研鑽しましたよ?!

勝手に理論家紹介。今回で5人目!
アルバート・エリスさんを紹介しちゃおうと思います。
1982年、アメリカの臨床心理学者が選ぶその分野に大きな影響を与えた人、第二位!
ちなみに、一位はカール・ロジャースさん(来談者中心療法)でした!
そんなに人気?のある人だけど、テキストの中での扱いちっちゃい・・・
なので、人生を振り返りつつ、もうちょっと掘り下げてみようと思います。

アルバート・エリスってどんな人?

アルバート・エリスの人生は?


アルバート・エリス 1913/9/27~2007/7/24
アメリカ ペンシルベニア州ピッツバーク生まれ


ピッツバーグ生まれ、ニューヨーク育ち。かしこそうなやつは大体友達?(知らんけど)
1934年に、ニューヨーク市立大学を卒業。
アドラー心理学の影響を多分に受け、北米アドラー心理学会の会員さんでもあります。
めっちゃスマートにするするとお勉強された方なのかと思いきや、性的開放運動家として有名なアルフレッド・キンゼイさんと共同研究しておられ、アメリカ心理学会から苦言を呈されていた過去もあるとのこと。(研究内容が当時、センセーショナルだったのかな?)

ちょっと面白い話が・・・
エリスさんは青年時代はとってもシャイボーイだったんですって。
でも、シャイであることに諦めを感じてた訳では無く、
「シャイ=もてない」の公式は絶対ではないだろう!と植物園で100人ナンパ大作戦を敢行するんです。
まぁ、そんなにうまくいかなかったようですが、そんな中でも穏やかにお話してくれる女性もちらほらいたんだって!
ね、シャイ=もてないって訳じゃナイでしょ!
思い込みって、現実的じゃないこともあるよね!って身をもって体験されたんですね。(もう、なんか友達になりたい気分)

1947年、ニューヨーク市立大学で、臨床心理学の博士号をGET。
博士号を取得後は、カレン・ホーナイ研究所で3年間、精神分析の訓練を受け、精神分析家としてお仕事していたそうです。
でも、1950年に、訓練を辞め、「時間の無駄だった」と語ったりしてらしたそうです。(あれ?ちょっと思ってたイメージと違うぞ?)
こんなに時間のかかる手法(精神分析)ってどうなの?って思ったんだろうね。それで、当時はきっとこれが主流!っていう空気をものともせず、短期治療法を信じて、邁進したそうな。(なんか、エリスさんかっけぇ!)

そして、1955年、論理療法を考案されました!
「治療に何年もかける必要ねぇよ!」って発表したので、当時の心理学会からは、総スカンを食らったようです。
そして、非営利の研究所として、アルバート・エリス研究所を設立。
そこで研究所 理事長や名誉所長として研究を続けていかれたそうです。
え、反骨精神ありまくりでROCKなエリスさん、かっこいい!
ってわたしは、思います。
常識なんてくそ食らえだ!!って自分の研究を貫いたんですね。

エリスの提唱した理論とは?

論理療法
「人間の悩みは出来事に対する受け取り方に左右される」
を根底に、考え方を変えることを重要視しています。
出来事に対する受け取り方が健全、合理的だとメンタル良好なことが多くて、逆に非合理な状態で捉えていると、抑うつ的になったり、無気力、感情の振れ幅が大きくてイライラしちゃったりとあまり良好とは言えなくなっちゃう感じだって言ってます。
(なんか、それはわかる気がするー!)

その論理療法の中で、悩みを生み出す過程を整理するのが、

ABCDE理論

Activating event:出来事
Belief :考え方
Consequence  :結果
Dispute   :非合理的な信念に対する反論・反駁・論理的否定
Effective New Belief:効果的な新しい信念体系

非合理的な信念をイラショナル・ビリーフ
合理的な信念をラショナル・ビリーフといいます。

Aから順番に整理していって、Bの考え方を点検!
悩みや無気力の根源となる、イラショナル・ビリーフを「本当にそれって正しいんだっけ?」って反論・反駁・論理的否定をするDがあって、そこからEの効果的な新しい考え方を見つけるっていう流れですね。

この流れが、論理療法のベーシックなものだそうです。

自分のカウンセラーは自分だっていうセルフヘルプの考え方も重要で、理論と技法を身につけて、日常生活で実践することが大事だよっていうことなんだって。
自分自身で実践して、日々の悩みやイライラを減らしていくのがハッピーな生き方だよね!って思ってたってことですね!

とっても素敵なABCDE理論。
わたし、エリスさんのファンになっちゃった!(毎回こんな感じだけど)
めっちゃROCKな人やったんやん!

その人の人生を知ると、理論も考え方も面白いほどよく腑に落ちる。
そんな経験が、このnoteを通じてできています。

それでは今日はこの辺で!


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