
為替・債券・コモディティImplied Volatilityインジケータ『IV C/F』
こんにちは、edjjライターです。
インジケーターの使用イメージ:
IVによる上下限予測バンドが表示されます
GBPUSD1時間足

USDJPY1時間足

EURUSD1時間足

USDJPY15分足(赤線は1営業日変動幅想定ライン)
レンジ相場でもきっちり天底を捉えています

GBPUSD30分足(紺線は2営業日変動幅想定ライン)
トレンドが発生していても下限が機能しています

概要
本著で購入できるのは、通貨・コモディティ・債券先物オプションのインプライド・ボラティリティ(IV)から、ドル円(USDJPY)、ケーブル(GBPUSD)、ユロル(EURUSD)、金(GOLD)、WTI原油(USOIL)、米債10年金利(US10Y)、日経平均225(NI225)の予測上下限を描画するTradingView用のインジケータです。
上記画像の現在スポットレートから見て内側は、2日想定IVレンジを、外側は1週間想定IVレンジを描画したもので、囲われた部分に着色して抵抗帯としています。勿論、いずれもデフォルト値が推奨ではありますが、好みの想定期間を設定できます。
————————————————————————
⚠️よくある質問⚠️
Q: IVを手入力する必要はありますか?
A:自動インポートですので手入力の必要はありません。対応するチャートを表示すると自動でIVの予測値幅が表示されます。
本来的には、各通貨先物オプションの1ヶ月物ATMIVから手計算やEXCEL計算ではじき出した価格をTradingViewに毎日上下限のラインとして引き直す、という形式で利用するものなのですが、インジケータにリアルタイムで描画してもらおうという魂胆の下にこのインジが誕生しました。
————————————————————————
仕様
リペイントはありません。また、基準となるスポットレートは当日日足の始値を参照するため現在の値動きに追従はしません。
【⚠️重要⚠️】
(新版)2019年7月19日のアップデートで、「IV Cap/Floor USDJPY」「IV Cap/Floor GBPUSD」「IV Cap/Floor EURUSD」は「IV C/F for currency」に統合されました。詳しくはページ下部の更新履歴とアップデートへの対応についてご覧ください。
インプライド・ボラティリティ(IV)とは?
Implied Volatility(=予想変動率)とは、「オプション・プレミアムから算式モデルを使用して、逆算されたボラティリティのこと」です。対義語はHistorical Volatility (=歴史的変動率)で、こちらが我々が日常的に使っている方のいわゆる「ボラティリティ」です。HVが過去の値動きの値幅変動率を表すのに対して、IVは(オプション市場が織り込む)将来の変動率の標準偏差を仄めかす(Imply)ものです。
ここでは、通貨先物オプションの30日物ATM(アットザマネー)IVから予測値幅に変換するので、ヨーロピアンタイプのブラックショールズモデルがベースになっているという事をご留意ください。詳しくはここでは触れませんが、オプションやIVについてもっと知りたい方は、インターネットの各サイトや『債券の常識』、『通貨オプション入門』などの書籍をご参照ください。
IVインジケータの強み
本インジケータは、IVとスポットレートから予測される値幅の上限と下限を描画するものです。つまり、計算式の主な部分にIVというチャート外の情報が使われているのが一番の強みでしょう。
本インジケーターを組み合わせることによって、ドル円やユロル、ケーブル単体のチャートだけでは推し量れない外部の情報、つまりオプションマーケットの情報を加味したチャートリーディングが可能になるということです。詳しい使い方については有料パートにて記載しています。
価格とメンバーシップ決済方法
edjjが提供するインジケーターは月額4980円(年会費割)で全てご利用いただけます。以下のメンバーシップ入会ページから、インストラクションに沿って決済を行なってください。
サブスク移行についての詳細は、以下記事で掲載しています。
使用マニュアル
以下からは使用説明書です。
「インプット」でユーザーが調節できる値は想定期間です。
①想定期間(短期) ②想定期間(長期)
上記のインプットではIVから算出できる有効想定値幅を決定できます。デフォルトでは短期に「250」(=1営業日間変動した場合の想定ボラティリティ)、長期に「52」(=1週間変動した場合の想定ボラティリティ)を採用しています。
「1営業日間変動した場合の想定ボラティリティ」とは、1日分のボラティリティを織り込んだ場合の価格上の上下限(=バンド)です。
数字の決定は、1営業日の変動分を想定した場合は「250」を入力します。IVを価格変換した場合、係数を付けずに出た裸の数値が1年分のボラティリティを想定しているため、250を想定日数で除する必要があります。
目安を以下に記しておきます。(統計的には指定した日数で想定上下限に収まる確率は68%とされていますので、日足更新のこのインジケータでは2営業日以上の設定で使うのもおすすめです。)
[インプット値設定例]
1営業日 = 250 (デフォルト)
2営業日 ≈ 125 (=250/2)
1週間 ≈ 52 (=365/7) (デフォルト)
1ヶ月 ≈ 12 (=365/30)
3ヶ月 ≈ 4 (=365/90)
1年 = 1 (=365/365)
※債券のみ、インプットに関わらず超長期(3)、長期(2)、短期(1)の設定が適用されます。
為替の場合は営業日数250で計算するのが通例ですので365で計算するのは非推奨としています。
※なお、1年以上の想定値幅を算出することは統計上精度が落ちるので制限をかけています。inputの上限は365です。
「スタイル」は各自の好みで変更してください。
更新履歴
2019/7/13 投稿
2019/7/19 旧版大規模アップデート
IV CAP/FLOOR GBPUSD および IV CAP/FLOOR EURUSD を統合し、シームレスに対応通貨のIV変換が行えるようになりました。(IV for currency)
対応通貨は各取引所のUSDJPY、GBPUSD、EURUSDです。対応外のティッカーでチャートを開くと表示されません。
※旧版は以下の新版とは連続性のない旧作となります。新作をご利用の方はIV C/Fを新たにご購入いただく必要があります。
2021/12/29 新版デザインアップデート
チャート上に凡例を表示できるようになり、設定パネルも最新のデザインに変更しました
2022/1/9 対応銘柄アップデート
日経平均225でもIV C/Fが使用できるようになりました。
----------------------------------免責事項----------------------------------
本著購入特典のインジケータは投資・投機における取引の結果を約束するものではありません。
取引に関する最終判断は、利用者ご自身の責任において行われるようお願いいたします。
本著購入特典のインジケータを利用したことによる取引の結果について著者は一切の責任を負いません。
二次配布や本著のいかなる内容の無断転載は禁止です。