【臨床研究日記 10 】アナログおじさんの論文神(紙)管理
大学院で学んだ公衆衛生学・疫学の知見を元に、健康的な社会を作りたい理学療法士のジロー(40)です。
臨床研究の進捗状況を逐一日記にまとめています。
この数日は、pubmedの論文検索で作った検索式で、欲しい論文が上手く集まらなかったので、さらに検索式をグレードアップさせていました。
すると、欲しい論文がたくさん集まったので、CAをしながら読み進めています。
↓↓ CAはキャビンアテンダントと違いますよ!
■ ジローのアナログ論文管理
ところで、皆さんはどのように集めた論文を管理していますか?
たくさんの論文管理ソフトがありますが、何を使っていますか?
EndNote?
Mendeley?
色々使ってみましたが、
おじさんは黙って、
「手書き!」
「手書き?(笑)」
アナログすぎてすみません。
こんなのだから、もう一歩前進が難しいのかもしれませんが、相変わらずのアナログ戦略を続けています。
■ なぜアナログ管理なの?
PC内に放り込んでおくと、読み始めるまでに数分かかります。
その数分で、気力が減退してしまうんですよ。
PC開くと、「あ、このニュースどうだったっけ?」って、すぐ他のネット検索してしまうし….。
iPadとか買えばいいんでしょうけどね。買ったら買ったで、もっと遊んでしまいそう。
あと、書くことで記憶への定着率が良いと思っているので(手を動かしていないと眠くなってしまうことも…。)→いかにも昭和っぽい。
■ アナログ管理の具体的方法
↓
↓
こんな感じで、読み進めています。(左ページが本文・右側が白紙なので、右ページに何でも書き込める!!)
先行研究を読む一番の理由は、Known(すでに知られている事)とUnknown(まだ知られていない事)をはっきりさせる必要があるためです。また、仮説検証において、先人がどのようなプロセスでその検証を行ったか、研究の限界はどこであったかを詳しく知ることができます。
自分の知見も増えますし、興味がある分野に関しては、研究とか関係なく目を通せるようになるといいですね。
英語の壁、英語が分かったとして書いてある内容が意味不明の壁、統計の壁などなど、自分もここまででかなりの時間を使ったように思います。
「千里の道も一歩から」
まずは、腹を据えて、論文一本読んでみませんか?
話はそこからです。
※とはいえ、論文の読み方のハウツーって、結構あるんですよね。
武器なく丸腰で「さあ読むぞ」では、挫折の危険性大で。
まず、基本的な読み方について、知識を固めてみるのも一つの戦略のように思います。
↓↓ 参考になった書籍たち
■まとめ
アナログおじさん流の収集した論文のまとめ方について書きました。
印刷された論文を、後ろから順番に並べてホチキスで止めることで、見開きにした時に、左に本文、右に白紙といった構成をもった配置が可能です。
本文に近い位置に、日本語の小まとめを書くことで、論文の内容を早期しやすいようにしています。
(素晴らしい英語表現などがあったら、右の白紙部分にメモしたり、白紙部分の運用はそれぞれ)。
表の白紙部分に、論文のタイトルと、概要を記載してクリアファイルに入れています。
文献管理ソフトとか使用していたら格好がいいのになぁーと思いながら、アナログを続けるのでした。