【RS:COLUMN】紅桜花の制作レポート。vol.5
2019年3月にスタートした『REASNOT(リースノット)』は、音楽をはじめとした様々な分野で「好き」を追求していたり、夢を大切にして生きている人々を紹介するフリーメディアです。
2023年も、11月12日までに18組のアーティストを取材。フリーペーパー版とWEB版を制作して、情報発信してきました。
それらの総集編となるMook本を12月5日に発売します!
特典付事前予約の受付は終了してしまいましたが、通常版(サイン入り)の予約はまだまだ受付中です。「発売後すぐゲットしたい!」という方は、ぜひご検討ください。
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いつもありがとうございます。編集長の紅葉です。
今年も、REASNOTを応援してくださっている皆様に、MOOK本の制作の状況をお伝えしていきたいと思っております。
まずは『写真』!
MOOK本のイメージとして公開している画像や、NOTE・Twitter等で使用している写真は、とあるスタジオで撮っていただきました。
今回のテーマは、見ての通り「白」。弊誌が制作する最後のMOOK本になる予定です(ページ数が少ないので、正確には「MOOK風小冊子」です)。
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REASNOT.01は「青」、02は「緑」、03は「桜(マゼンタピンク)」、04は「黄」を表紙のキーカラーにしていました。光の三原色(RGB)に、色の三原色(CMY)が合流した感じです。
本当は、この4冊でMOOK本の発行を終えるつもりでした。
実は、2022年2月ごろ、23年以降の活動について、下記2パターンのどちらにすべきか悩んでいたのです。
①2023年は、取材数を減らして、WEBの更新とフリーペーパーの発行ペースも落とす。23年末に初の書籍として「REASNOT.05」を発売。24年以降、数年分のフリーペーパーをまとめて「REASNOT.06」として書籍を発売。
②2023年は、WEBもフリーペーパーも休刊して、23年末に初の書籍として「REASNOT.05」を発売。翌年からWEBを復活させ、記事数が増えたら、いずれ「REASNOT.06」として書籍を発売。
書籍の制作は大変です。今まで通りの活動をしながら作るのは無謀だろうと予想していました。フリーペーパーの頻度を落とすか、いっそ完全休刊するか、迷っていました。
どっちにしろ、MOOK本は04までで終わって、今後は書籍のみ制作するつもりでした。表紙として撮ってみたかった写真も撮り終えたし、色も「青」「緑」「桜」「黄」で綺麗に揃ったし、大満足でした。
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しかし、昨年のゴールデンウィークに、気づいてしまったのです。
「2019年は22組、20年は24組、21年は17組を取材した。今年も順調なら1年間で18組を取材する予定だ。年末には、取材してきたアーティストの総数が81組になるぞ」と。
「23年も、21年や22年と同じくらいのペースで活動を続けて、1年間に19組を取材すれば、合計100組になるぞ?!」と。
それは目指してみたいかもしれない!と思いました。
ここで3つ目のパターンが浮上しました。
③2023年も今まで通りのペースで取材して、WEBの更新とフリーペーパーの発行を継続しつつ、23年末にフリーペーパーの総集編MOOK本「REASNOT.05」、書籍「REASNOT.01-05」を同時刊行する。
えー、とんでもなく大変ですね。正気の沙汰ではありません。
でも「総勢100組を取材してきました」って、胸を張って言えたら、魅力的な響きすぎるなぁって……。
決められなくなった私は、スタッフの鈴木飛翔くんに相談しました。
彼は「100組を目指すべきです!」と力強く言いました。
その結果、③のパターンをとることが決定し、必然的に5冊目のMOOK本を作ることも決まりました。
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ここで新たな問題が発生しました。
「表紙をどうしようか?」。
撮りたい構図も色も何もないぞ、と。
頭をひねりまくって、色は「白」しかないなと思いました。
02に収録したコラムでも書きましたが、私は色に対して強いこだわりがあります。一部抜粋しますね。
こうして、「最後のMOOK本の色は『白』だ」と決めました。
白で連想するものといえば、やっぱりウエディングドレス。
私は少女漫画生まれ少女漫画育ちなので、そういう「女の子っぽいもの」が大好きです。04の表紙を撮影したとき、調子に乗って白いドレスも着させてもらって、楽しんだばかりでした。
「テーマは『ウエディング』でいいんじゃないか?」と思いました。
少女漫画では、しばしば物語のゴールとして結婚が描かれます。しかし現実では、結婚してから新しい生活がスタートします。
最後のMOOK本、私たちの5年間のゴールであり、新時代の幕開けの象徴にもなる一冊の表紙として、「ウエディング」というテーマは相応しい気がしました。私の一番の夢でもあるし。
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しかし、こればっかりは、私一人で撮ってもダメだなとも思いました。
04までは、肖像権の問題や構成上の理想を詰め込むために、私自身が被写体になっていました。それもできるだけ顔が分かりづらいように。
でもウエディングをテーマにするなら、ふたりでないと。
もちろんソロショットでも、ポーズや構図を工夫して、隣に誰かいるような感じにしたり、「こっちに来て」感を出したりできるとは思ったんですが。
前述の通り、ソロで白いドレスを着た撮影は済ませていましたし、何より「新しいスタート」として、これまでと違う雰囲気にしたかったのです。
……ということで、私がとんでもなく大変な一年間を選ぶことを後押しした男に、責任をとってもらいました。笑
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それでは、厳選に厳選を重ねた6枚のオフショットを公開しちゃいます!!
えー、なんやかんや言いましたが、ソロショットも撮ってもらいました。笑
だってせっかくの機会ですもの!
去年のヘアセットは巻きおろし+花冠だったので、今年はガチ王道で、シニヨン+ティアラ+ヴェールにしました!!
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REASNOT Fan Magazine2
毎月1~2回更新。2023年4月以降のREASNOTの編集後記を中心に、編集長のゆるふわコラムをお届けします。
お読みいただき、ありがとうございます。皆さまからのご支援は、新たな「好き」探しに役立て、各地のアーティストさんへ還元してまいります!