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【RS】数えきれない星空が

こんにちは!REASNOT編集長の紅葉です。

「8月は特集お休みです!代わりにコラムでも書こうかな」と言っておきながら、突然長編小説を投稿してしまい、失礼しました。

実は今、幾つかの新しいプロジェクトが進行中です。そのためNOTEに文章を書く余裕が、あんまり、ないです。9月も、特集を公開できるのは中旬になりそうです。お待ちいただけますと幸いです!

とはいえ、『あわせみ』を公開したのは「新しい文章を書く余裕がない…そうだ!昔書いた小説を公開しておこう」って思っただけじゃありません。

私は子どものころ、小説家になりたいと夢見ていました。今はもう「絶対に小説家になるぞ!」みたいな情熱は残っていませんが、ふんわり「死ぬまでに一回、何か受賞できたらな~」くらいの気持ちを持ち続けています。

そんなこんなで、20歳ごろからずっと、一年に一本は物語を書いて、どこかの賞に応募し続けています。

『あわせみ』は、約5年前、とあるWEB小説賞に応募するために書いたものです。その賞の規定で、応募先のWEBサイト以外での公開が禁止されていました。選考期間が終了した後も、なんとなく、お蔵入りさせたままでした。

今月の上旬、知り合いから「紅葉さんが書いた小説が読みたい」と言われたので、幾つかリストアップしました。そのなかで相手が選んでくれたのが『あわせみ』だったので、久しぶりに読み直しました。

「うわー!熱い!」ってなりました。笑

なんだろう。根本的な思想は、変わってないんだけど。勢いがあるというか。思い切りがいいというか。今の私に、これは書けない。

そして純粋に面白かった。

「昔の自分の作品なんて恥ずかしくて読めない」って人もいるそうですが、私は、普通に読めるタイプです。もちろん表現や文章について、「未熟だな」って思うことはあります。でもキャラとかストーリーとか、光る部分は光っていて。自分が書いたことも忘れて「えっ、これこうなるの?!うわー!良いね!!」ってなっちゃう(記憶力ないだけとも言う)。

なので、久しぶりに、公開してみるのもいいかなと思いました。

夏だし。阿波踊りの季節だし。

先日、『あわせみこぼればなし』も公開しましたが、作者による作品解説なんて無粋かもしれません。ただ本作には裏話がたくさんあるのです。今だからこそ書ける、書きたいことがあるので、よかったら聞いてください。

(以下、ネタバレを大量に含みます。本作に興味を持ってくださる方は、前々回投稿の『あわせみ』を読破したうえで、続きをお読みください)


1.物語のはじまり

『あわせみ』を書き始めたきっかけは、大学4年生の夏に徳島県へ行って、阿波踊りを見たことです。

その旅行のきっかけは、大学1年生の時に仲良くなった友人が、徳島県出身だったことです。私と彼女と他4人の女子は基礎演習のクラスが同じで、なんとなく意気投合して、演習が終わっても2年生になっても(卒業しても今も)、しばしば集まって飲み会をしていました。

毎年夏が近づくと、彼女は「阿波踊りの季節だ!」と、楽しそうにしていました。私にとって阿波踊りというのは、本や漫画で読む世界に登場するものでした。たまーに、お祭りのときに、演目の一つとしてやっているのも知っていたけど、ちゃんと見たことがありませんでした。

彼女が毎年熱く語ってくれるので、「せっかくだし一回ちゃんと見てみたい」と思いました。

大学4年生の夏休みの前半を東京で過ごして、羽田から飛行機に乗って、徳島で友人とそのお父さんと合流しました。詳しく案内してもらえて、本当にありがたかったです。阿波踊りも最高の場所で見られました。

感動しました。

いや、もう、なんだろう。圧倒的でした。街の空気から何から全てが『阿波踊り』でした。筆舌に尽くしがたい。

その光景に加えて、友人のお父さんの言葉にも胸を打たれました。「自分たちは蝉みたいなものだ」っていう。作中で、柳が語るあれです。一言一句そのままではありませんが。

「この感動を書きたい!」と思いました。

徳島から実家へ帰って、すぐメモをまとめて、物語の構想を練り始めました。しかし徳島に生まれ育ったわけでもない私が、付け焼刃の知識で考えたところで、説得力のある話が生まれるわけもありません。

もう少し時間をかけて練ろうと決めて、いったん保留にしました。

少し時間が経ちました。

そのころ私は、ピアノ弾き語りシンガーソングライターとして生きていくことを目指していました。そのわりにピアノが下手すぎたので、島村楽器さんのピアノ教室へ通っていました。

先生のすすめで、何度か島村楽器主催のコンテストに参加しました。結果は散々でしたが、「この仕組みは面白いな」と思いました。

各街の楽器店でエントリーして、バトルして、勝ち上がったら地区大会、地方大会、全国大会へ行ける。音楽業界の方に確実に聴いてもらえる。「この仕組みを書きたいな」と思いました。

別々に練っていたはずの物語が、いつどこで合体したのか……正直、あまり覚えていません。おぼろな記憶と、バラバラなメモから推察すると、

①バトルコンテスト物語の主役を、ピアノ弾き語りの少女で書き始める

②なんだか自分を主役にした私小説を書いている感じが出てきて嫌になる

③「主役を変えよう!いっそバンドマンにしよう!」と思い立つ

④「ボーカルやギターが主役ってのはありきたりだし、ピアノは没にしたばっかりだし、ベースは詳しくないし…」と悩み、「そもそも私はドラムが好きなんだから、ドラマーを主役にしよう!」と決める。

⑤「ドラマーって、なんでドラムを叩き始めたんだろう?やっぱり子どものころは、太鼓とか好きだったのかな?」と考え始める

⑦太鼓→阿波踊り→おお!

……っという感じだと思われます(意味不明)。

はっきりしているのは、2015年の春には、シュウを主人公にした物語を書き始めていたということです。

ドラマーとして成功することを夢見る高校2年生男子、シュウ。メジャーデビューを目指してバンドを組み、音楽スクール主催のライブバトルコンテストにエントリーしたが、どうにも上手くいかない。現状を打開するため、己と向き合うことを決意し、彼は幼少期を過ごした徳島県へ帰省する。

第一案

……というあらすじでした。

当時のヒロインは、満でした。「シュウは子どものころにネットでChil*Chilを知って、音楽を好きになって、自分もプロになりたいと願う。がんばってたら本人とバンドが組めた。一緒にメジャーを目指すぜ!」という青春。

しかし、全然筆が進みませんでした。

これはこれで悪くなかったんです。でも、最初から最後まで「音楽最高!」って物語になっていて、「私が本当に書きたかったのはこれなのか?」と、疑問を持ってしまいました。

もちろん、徹頭徹尾音楽の物語があってもいいとは思うんです。でも「私が『あわせみ』に込めたいメッセージは、『音楽最高!』なのか?」と。

私は徳島で阿波踊りを見て、「徳島県民は蝉みたいなものだ」って言葉を聞いて、人生を感じたのです。

つまり、私が本作で書きたいのは、音楽ありきの人生ではなく、人生の発露としての音楽ではないのか。そうなると、「シュウが音楽をする動機」を練り直さなければならない。

頭をひねりまくった結果、佳奈が生まれました。

2.佳奈と理奈と葵について

シュウが音楽を奏でる動機として生まれた佳奈、佳奈がなぜ佳奈になったかを語るための理奈。ふたりはセットで生まれました。理奈のために葵が生まれて、二組のカップルが成立しました。

親世代がしっちゃかめっちゃかなせいで、子ども世代が大変。っていうのは、よくあるテーマですね。

柊羽と葵(と柳)は容姿がそっくりだけど、性格は全然似ていない。佳奈と理奈は、容姿は似ていないけど、性格はそっくり。

柊羽も佳奈も理奈も葵も、「あんな親みたいにはなりたくない」って思っているのは同じなのにね。

……っていう、難しさを、なんとか書こうと努力しました。

葵のことは、実はもうちょっと練っています。これは、もし本作の続編を書く機会があったときのために、とっておこうかな。

3.拓海について

拓海が登場したのは、最後の最後です。

ずっと私の中で、佳奈は恋愛嫌いのイメージでした。ああいう母親に振り回されてきたのもあって、高校生はもちろん大学生になっても、彼氏の一人も作っていないだろうと思っていました。

なので本作は、大学に進学した佳奈が、めぐみという女の子に出逢い、親友になるシーンからスタートしていました。

音楽という共通の趣味をきっかけに親しくなった、鈴木佳奈と坂倉めぐみ。ある日、大学の研究に熱中しすぎて「私もう帰らないと親に怒られる。でも最後までやり遂げたい」「やっちゃおうよ」。案の定、メグの親から怒りの電話がかかってくるが、「親への反発」という点で共鳴した佳奈がかばい、メグは感動。そのままメグは佳奈の家に泊まり、二人は色々と語り合う親友になる。佳奈が柊羽のことを打ち明けて、メグは彼を調べ始める―…。

第二案

どこかで見たようなシーンが混ざってますね!笑

とにかくこんな調子で、佳奈とメグの友情を軸に、メグが「佳奈のために」とライブハウスに突撃して、エトオと出会って「好きなものを好きでいていいんだ」と元気をもらって、貴裕に出逢って恋をして、心身ともに成長して、「佳奈も柊羽くんに会いに行こうよ」って手を差し伸べる物語でした。

が。

どうっっっしても、佳奈が柊羽に会いに行ってくれませんでした。

私の力不足といえばそうなんですが。バディものとしてまとまらなかったというか。うーん。メグと貴裕のロマンスに尺をとりすぎたのかもしれない(この時、二人は結ばれてハッピーエンドでした)。

どうしたらいいねん、って頭を抱えていたころ。

女友達とお茶をしていて、なんとなく「今こういうお話を書いているんだー」って話したら。

「それ事故るよ!」って言われました。

「自分の親の恋愛事情に振り回されて育って『恋愛なんてしない』と思ってきた女子と男子が、でも実は惹かれ合ってて、再会して『付き合う?』ってなったとして、両方が初めての彼女で彼氏って、絶対事故るよ!」

「なにもかも上手くいかなくて、別れちゃう未来が見えすぎる!せめて片方は恋愛経験ありにしとかないと、絶対ハッピーエンドにならないよ!」

断言されました。

恋愛経験豊富な彼女(現在は子持ち専業主婦)に、マジな顔で詰められたので、「それは大変だ…!」と答えるしかありませんでした。

柊羽が適当に彼女を作っている姿はどうしても想像できなかったので、佳奈に彼氏を作ることにしました。

できれば柊羽と真反対な男子がいいな、と思いました。円満な家庭で育った、穏やかな性格で、ほどほどに優秀で、将来の夢とかあんまりなくて、とりあえず流れに乗って生きているような、普通の男子。

そうして拓海が生まれました。

拓海と佳奈のシーンを書いて初めて、友人からのアドバイスが骨身に沁みました。「これは必要だったわ…!」と。葵に翼が必要だったように、佳奈には拓海が必要でした。佳奈と理奈がそっくり、っていうところも、無理なく描写できたと思います。

拓海のおかげで、やっと佳奈が柊羽へ会いに行ってくれました。

4.ロクゼロについて

もともとバンド名は、「六度目のF」にする予定でした。WEBのカラーコードでは、Fを6回重ねると白になるから。カッコいいでしょ?

でも調べてみたら、既に似たような名称がいくつかあったので、泣く泣く変更しました。ロクエフ、カッコいいもんね…。そりゃ使うよね。

結果として、ファンの名称がロクゼラーになったり、綺麗にまとまったなぁと思っています。よかったよかった。

ロクゼロ関連では、私が自分の目でとらえてきた「夢の仕組み」を、わりとシビアに書いたつもりです。

貴裕も絵梨沙も、同じです。それなりに音楽の才能があるのは当然として、容姿が優れていたり実家が太かったり、子どものころから様々なものを犠牲にして努力を重ねていたり。そのおかげで、業界の隅っこで、なんとか生計を立てられるようにはなった。でも、本人たちが夢見た場所にはたどり着けなかった。若いうちに大勢の人に認められて、広い場所で演奏して、スポットライトを浴びることはできなかった。彼らにそれは不可能だった。

柊羽も、ロクゼロを組まなければ、彼らのようになっていたでしょう。まあ彼は葵との契約があるので、22歳までに成功しなければ、すっぱり音楽を辞めるでしょうが。そういう人は、きっと、星の数ほどいるんです。

満だけが、可能性を持っていた。時代と運命に愛された、百万人に一人の女の子だから。ただ、彼女一人では、その才能を完全に開花させることが難しかったのも事実。そこに柊羽たちが寄り添う。夢を叶えるチケットは持っていなかった彼らが、チケットを持っている満を助けることにより、道は開かれ、全員で夢を叶えることができた。

貴裕が子どものころから追い続けた夢を諦めて、真面目に就職してがんばったから、このバンドが組めた。引き際を見極めて、次の道を選んでいたからこそ、夢の続きの夢を見られた。

絵梨沙が「自分は身の丈に合わない夢にしがみついているだけだ」と認めながら、泥沼の中で身に着けてきたスキルや人脈が、彼女と仲間を救った。「できないなりにどうするか」を考え続けていたからこそ、「できるチャンス」が訪れた時に戦えた。

そういうお話です。

個人的に音楽、いや芸術は「自分がやりたいからやる」ものだと思っています。私が歌いたいから歌う。もっと上手く歌いたいから練習する。そうすると一人、いや十人くらいは「あなたの歌が好き」と言ってくれる。

嬉しいですよね。

じゃあそれで「もっと多くの人に聞いてもらいたい」って思って、誰かのために歌いはじめても、取り巻きが十人から百人、千人と増えていくかっていうと、なかなかうまくいかない。石にかじりついて努力しても。

そうじゃなくて純粋に、ごくまれに「歌いたいから歌っていたら千人の心を動かせる」って人がいるんですよね。そういう人が良い仲間を得て、効果的な努力を重ねて、波に乗ると、千人が一万人、十万人に増えていく。

こればっかりは「世界はそういう風にできている」としか思えなくって。

ごくまれに「チケットを持っている人」を研究して、そのパターンを自分に適用して、成功する人もいますね。柊羽はそのタイプかも。ただ、それだって特別な才能と賢さと運が必要。

いずれにせよ「自分はチケットを持っていないんだ」と気づいて、その事実を受け入れた上で、どうするのか?って話が書きたかったんです。お伝えできていたらいいなと思います。

5.REASNOTについて

本作の種が私の中に生まれてから書き上げるまで、ものすごく時間がかかりました。佳奈が柊羽に会いに行ってくれなかったのが一番大きな問題でしたが、他にも、考えることや調べることが多すぎたんです。

まず、ライブバトルコンテストの仕組みを考えねばなりません。島村楽器さんのコンテストを丸パクリしちゃいけないし、せっかくなら「私が考えた最強のライブバトルコンテスト」にしたいし。

次に、ライバルが必要です。コンテストだもん。地区大会・地方大会・全国大会それぞれに1組、いや2組くらいは書かないと説得力がない。

っていうかバンドマンなんだから、ライブバトルコンテスト以外にも、普段からライブハウス等に出ているはずで。どんなライブハウスに出るのか、対バンはどんなアーティストなのか、決めないといけないんです。

圧倒的に、知見が足りませんでした。

「どうしよー」と思いつつ、ただただ時間が流れて。

全然まったく別のところから、2018年12月にREASNOTの企画がスタートして、19年から制作を始めて、3月から記事を公開し始めて。

6月ごろに、とあるWEB小説賞の募集を見かけて「今年は、この賞に応募しようかな。何を書こうかな」と考えた時に。

「あ、今なら『あわせみ』を書けるんじゃない?!」と閃きました。

取材したアーティストさんや、取材で行ったライブハウスさんを書かせてもらえばいいじゃん!って。

とんでもないウルトラCでした。

まあ、もともと別で考えていた阿波踊りの話と、ライブバトルコンテストの話がくっついて成立したのが『あわせみ』なので。そこにREASNOTがくっついても、いいじゃないかと。笑。

冷静に考えると、私の勝手な理屈におつきあいいただいてしまって、申し訳なさすぎますね。

本当に、皆様ありがとうございました。

実は、ラッキーはもう一つあります。2019年の夏、よく行く商店街で阿波踊りをやっていることに気づき、連に参加することができたんです。

もちろん私は、締太鼓をさせていただきました。完全未経験から色々と教えていただいて、へったくそながら最低限は叩けるようになりました。当日は衣装着て、太鼓を叩きながら練り歩いて、楽しかった!

実際に阿波踊りを体験してから本作を書けたことは、幸せでした。

私は物語を書く時、SFや時代小説以外のジャンルでは、時系列を「少し未来」に設定することが多いです。だから2019年夏に『あわせみ』を書いた時も、何の気なしに、作中の日時を2020年に設定していました。

佳奈と拓海が大学に入学して、出逢ったのは2020年4月。それから二人はデートしまくり、柊羽はバンド組んでライブしまくり、オリンピックや阿波踊りが開催されます。Break pointの決勝が渋谷公会堂で行われたのは、2020年10月4日ということになっています。

皆様ご承知の通り、2020年春からコロナ禍が始まりました。自粛要請や感染対策により、「日常」は大きく変わりました。アーティストさんもライブハウスさんも、活動頻度や形態の変更を余儀なくされました。私が参加させていただいた阿波踊り連も、数年間、活動休止されていました。

ほんと、そんなことになるなんて、思ってもみなかった。意図せずして、完全に、完膚なきまでのフィクションを書いてしまいました。

ただ、私は。

コロナ禍が起こるなんて想像もしていなかった時に、心の底から平和にふわふわした状態で、当時のアーティストさんの活動状況やライブハウスの姿や阿波踊り連に浸った状態で『あわせみ』を書けて、よかったです。

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もう一つ、書いておくべきことがあります。本作で阿波弁の翻訳と徳島県関連全体の監修をしてくれたのは、私に阿波踊りを見せてくれた友人です。大学4年生の夏からずっと、本作を仕上げる時は、彼女に監修してもらいたいと思っていました。唐突な無茶ぶりを聞いてくれて、本当にありがとう。

振り返れば振り返るほど、幸せが極まっている作品です。

今回、皆様にお読みいただけて、よかったです。

思ったよりたくさんの反響をいただけたので、何かこう、ちゃんと恒常的に読んでいただける方法を模索したいと思います。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

6.おまけ

ここからはファンクラブ会員の皆様向けに、ちょっとした小話を。

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