【食べログ点数変動レポート】2022/6/21変動も「低めの店舗」で変動か
こんにちは、Rears(リアーズ)広報部です。
私たち「Rears(リアーズ)」では、「ぐるなび」「食べログ」といったグルメサイトを対象に、常に数百店舗ほどのアクセス数や予約数の推移を追っています。
アクセス数だけでなく、「点数」も観測対象としており、毎月2回の食べログ点数変動時のレポートも行っております。
6/21(火)にも変動が起きていましたので、私たちが把握できた範囲になりますが、変動について共有いたします。
まとめ
大まかにまとめると「元の点数が低めの店舗」で「上昇がやや大き目」の変動だったようです。
・変動店舗数
これまでの平均よりやや少ない。
・変動幅
上昇が平均値よりやや大きい。
・変動店舗の傾向
上昇・下降ともに、元々の点数が低い店舗で発生。
食べログ点数変動の内容
今回の点数変動は、以下のようなものでした。
項目を個別に書き出すと、このようになります。
・変動店舗数:28/335(8.36%)
・上昇/下降店舗数:13/15(46.43%/53.57%)
・3.5跨ぎ上昇/下降店舗数:1/0(3.57%/0.00%)
・平均上昇/平均下降:0.028/-0.021(0.89%/-0.63%)
・最大上昇/最大下降:0.15/-0.03(4.75%/-0.96%)
食べログ点数変動の傾向
私たちは、点数変動の推移を2020/11から追っており、平均値も算出しているのですが、それらと比べると以下のように「元の点数が低めの店舗で大きく上昇」という傾向だったようです。
・変動店舗数:28/335(8.36%)
平均値「12.04%」よりも少ない割合。
・上昇/下降店舗数:13/15(46.43%/53.57%)
平均値「15.9/18.7(47.51%/52.49%)」と比べ、ほぼ同じ割合。
・3.5跨ぎ上昇/下降店舗数:0/1(0.00%/2.27%)
平均値「0.5/1.0(1.46%/1.85%)」と比較し、上昇がないものの概ね同じ。
・平均上昇/平均下降:0.032/-0.021(0.99%/-0.64%)
平均値「0.026/-0.015(0.80%/-0.45%)」と比較し、上昇・下降ともやや多い。
・最大上昇/最大下降:0.13/-0.03(4.11%/-0.95%)
平均値「0.07/-0.04(2.24%/-1.07%)」と比較し、上昇幅が倍近く大きい。
上昇・下降発生店舗の傾向
「変動前後の点数」を、2020/11以降の平均と併せて見てみたいと思います。
項目ごとに並べてみると以下のような形になります。
・【全体】変動前平均→変動後平均(過去平均):3.26→3.26(3.28→3.28)
・【上昇】上昇前平均→上昇後平均(過去平均):3.22→3.25(3.25→3.27)
・【下降】下降前平均→下降後平均(過去平均):3.29→3.27(3.31→3.29)
6/7(火)と同様、全ての変動において「平均よりも点数の低い店舗で変動」といった傾向がありました。
特に、上昇については点数が低めの店舗で、やや大きめの変動となっていました。
3/1以降、「元の点数が高すぎる・低すぎる店舗が均された」ような雰囲気でしたが、そこで下がった店舗が更に二極化しているかのような流れを感じております。
おわりに
以前は、食べログ点数は「上がりやすく下がりにくい」といった傾向でしたが、3/1以降の大規模低下の連続で、低下発生率の方がやや優位になってきています。
前回は私たちが把握ている範囲では久々に上昇店舗が少々多めでしたが、今回はまた下降店舗の方がやや多い結果でした。
食べログ全体の傾向としては、以下のように口コミ投稿数と点数には相関があるため、地道に口コミ獲得を続けていくことが重要です。
※詳細は以下、2022/3/9記事より
しかしながら、食べログ運営元であるカカクコム社には、点数アルゴリズムの件で3840万円の賠償命令が出されていることから、今後の動向には注目です。
次回変動時もまたレポートしていきますので、フォローいただけると嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました。