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「以上で退職手続きは終了です」

お疲れ様でした、と言われるまでの道程は本当に長かった。並行で入社手続きもあったので二重苦。当時は「離婚してすぐに再婚したらこんな感じかな」と不謹慎なことを考えていたものです。

ありふれた内容で恐縮ですが、
今回は転職までのステップをダイジェストでお届けします。

1.入社試験~入社の意思表示

前の記事でも書きましたが、最初から応募する会社を決めていたのでエージェントを通さずにWebサイトから応募しました。流れはこんな感じです。

1) 書類選考
2) 1次面接(オンライン)
3) 適性検査
4) 最終面接(オンライン)
5) 内定・労働条件説明(オンライン)
6) 受諾して入社決定

入社まで一度も応募先の会社(現職)に行っていません。面接は全部Zoomで、適性検査はオンラインツールでした。便利な世の中になったなあ、簡単に会社を辞められるなあと実感しました。

ちょっと味気ないけど。

2.退職の意思表示

入社を決めてすぐに直属の上司に「折り入ってご相談があります」と時間をいただきました。理解を求めたり納得させたりすることにはあまり意味が無い(結論は変わらない)ので、退職は決定事項として淡々と以下のお願いをしました。

・○月○日付けで退職したい。
・転職理由は他にやりたい仕事が出来たから。この会社では難しい。
・次の転職先は決まっている。
・転職先は個人情報なので言わない。
・有休消化もある程度はさせて頂きたい。

さすがに気まずい空気ではあったものの、特に揉めることなく受け入れて頂きました。よほどのブラック企業やパワハラ上司でなければ、正しい手続きで辞めますと言ってきた社員に酷い扱いはしないものだと思います。

もちろん『半年後ぐらいにならんのか』とか『君が始めた○○や○○の仕事はどうする。他の誰かが出来るのか』ぐらいの軽い圧はありましたが、心の中にあるドロドロした本音(笑)は言わずに「申し訳ありません」と謝って流しました。

こんな感じで書くと、飄々とこなしていたように見えますが、退職の意思表示~退職までは強いストレスを感じる時期です。今回で最後にしたい。

3.退職に伴う手続き

上司から情報がオープンにされるまでは、こそこそと新しい仕事を持たなくしたり、ちょっとずつ若手に仕事を渡したり、引継ぎ計画を作ったり。
オープンになってからは「いやや、無理や、出来へん」と嫌がる先輩に「すみませんが私も上司の指示で引き継いでますので」と押し込んだり。

最終出社日には、退職金の説明や、情報漏洩は致しませんという誓約書の説明、これらへの署名捺印など。あと離職票も受け取ったはず。

説明してくれた人事さんは同世代で親交もあったので「大丈夫なん?辞めたい気持ち先行で給料ダウンの転職する人とかもいるけど、そういうことしてない?」等と心配してくれましたが、これこれこんな条件なので大丈夫ですよと(社名は伝えずに)説明したら安心してくれた様子でした。

最後に、用意していた挨拶メールを、用意していたアドレスリスト宛に一斉送信しつつ、出社していた方にご挨拶して終了。

嘘です。返信くれる人がいるかも、と思ってちょっと早めに出しました。

4.入社に伴う手続き

雇い入れ時の健康診断、連帯保証人の設定、社会保険の切り替えなど、新入社員とほぼ同程度の書類提出がありました。コロナ禍以降は不健康な生活を送っていたので健康診断がちょっと心配でしたが、特に問題もなく。

特に問題は無いはずだと思いつつも、一連の手続きではちょっと緊張しました。何せ前職に「辞めます」と言ってしまっているので、万が一「実はこの会社に入れない」となると路頭に迷う。。。


やっぱり、こうやって書いてみても、あまり真新しいことは無かったですね。過剰に取り繕ったり嘘をついたりせず、多少の社交辞令を混ぜながら正直に説明すれば、無茶苦茶な要求をされる等の大きなトラブルは起こらないと思います(起こるようなら会社が悪いので、然るべき場所に駆け込むべきです)

転職をためらう理由が「辞めにくいから」という方は「実はそんなことはない」という前提に立って考えてみても良いのではないでしょうか。

次回は。。。
今回の転職には関係の無い、ちと暗いことを書くかもしれません(未定)

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