"鍵っ子"は見逃してほしくない!野外フェス『リアニ14』DAY2に出演するKey Sounds Label関連3アクト #reani_dj
3月28日、29日に山梨県上野原で開催するアニソン系野外DJフェス『Re:animation 14 in Uenohara』を切っ掛けに、アニソンDJや野外フェスの魅力をもっとたくさんの人に知っていただくことを目的としたこのnoteですが、だいぶ記事も増えてきました。
今回は特にDAY2の中で野外の気持ちよさを堪能してもらいたい3組の出演者をご紹介したいと思います。
今や国内クラブシーンの1つのジャンルとして確立されたアニメ・ゲーム系のDJイベントですが、美少女ゲームの音楽もその起源の1つとして早い時期からDJを取り入れ、今に繋がるクリエイターが育っていました。
なので、まずは少しだけ歴史の話にお付き合いください。
Key Sounds LabelとOTSU
古来、美少女ゲームの音楽は同人音楽と密接にリンクし、それ故に打ち込み系のクリエイターが活躍する場所として独特のシーンを形成してきました。(KOTOKOやMELLなどを輩出した高瀬一矢さん率いるI've Soundなどが有名ですね)
その中で、ビジュアルアーツ内のゲームブランド"Key"の自社レーベルとして個性を発揮してきたのが「Key Sounds Label(KSL)」です。
メインクリエイターである折戸伸二さんを中心に、主題歌・キャラクターソング・BGMに加えてそのアレンジ・Remix楽曲も積極的に発信したことで、同人系クリエイターが目指すひとつの出口にもなりました(雑に例えるなら、少し前かのサウンドボルテックスみたいな)。
更に、ダンスミュージックとの結びつきは2005年から開催されたKSL主催の音楽イベント『OTSU』によって完成しました。
『Re:animation』の前身となったmixiオフ会発クラブイベントが『GEKKO NIGHT』やMOGRA立上げメンバーのD-YAMAさんやDJシーザーさんも参加していたサブカルパーティ『DENPA!!!』の初開催が2006年ですから、それとほぼ時を同じくして起きていた同人音楽~美少女ゲームシーンのイベント史です。
OTSU開催履歴
ACT1: Lia
『Re:animation 14』のラインナップの中で、Key関連と言ってパッと思いつくのは、まずはもちろんLiaさん。
DAY2はトランス系、踊れる、気持ち良いをコンセプトとしてブッキングしているのですが、そのきっかけになったのは『AIR』の主題歌としてあまりにも有名な名曲「鳥の詩」がリリースからちょうど20周年に当たると知ったことでした。
時に”国家”とも言われる「鳥の詩」はアニクラでも欠かせない大事な楽曲…
この世紀のアンセムを歌唱されたLiaさんに縁あってご出演にただけることになり、気が付けば『AIR』のリリース元でもあるKeyに縁のあるアクトが増えていました。
Liaさんと言えば、2月10日に20th Anniversary LIVE TOUR 名古屋の振り返公園が終わり…
今度は「Lia Acoustic LIVE TOUR -20th Anniversary Special-」が発表されましたね。『Re:animation 14』はLiveツアー中のめちゃめちゃ"仕上がった"状態でお越しいただけるはず!!
ACT2: YURiKA
そして『Summer Pokets』の挿入歌「夜奏花」を歌うYURiKAさんですね。
彼女は、デビュー前に『CLANNAD〜AFTER STORY〜』 の「時を刻む唄」をお勧めされたことがきっかけでゲームもプレイして、気づけば重度の鍵っ子になっていったことをブログでも綴っています。
その後のKey愛はとどまるところを知らず…
メディアでも語ったり…
公式サイトでも語ったり…
Twitterでも語ったり…
Keyソング限定のカバーライブを行ったり…
Keyソング限定の吹奏楽コンサートの司会を務めたり…
多岐に渡る"鍵っ子活動"を展開しています。たぶん、YURiKAさんのファンは彼女のKey愛をよく知っていると思うのですが、反対にKey Soundのファンの方で「へ~!YURiKAちゃんって鍵っ子なんだ~!」って気づいた方は、ぜひ彼女の他の楽曲も掘ってみてはいかがでしょうか。
※ちなみに昨年リリースしたアニソンカバーアルバム『ただいま。』で「時を刻む唄」のYURiKAバージョンを聴くことができます。
はい!!
…あれ?
ここまでですか?
…実は、Key Soundを語る上で欠かせないアクトがもう1人ブッキングされています。それがKey Sounds Labelからリリースされているアレンジ盤へのRemix提供や楽曲/アルバムのディレクションを多数行っているDJ/プロデューサーのMUZIK SERVANTです。
ACT3: MUZIK SERVANT
彼のことを知っている人は、かなりのKey Soundに詳しい方だと思います。
MUZIK SERVANTがディレクションやRemixワークを手掛けた作品を紹介してみると…
2016年と2019年の冬コミで販売されたRemixアルバム『Modification of Key Sounds Label』シリーズ(自身でもそれぞれGirl Dead Monster「Alchemy」とRita「Little Busters」のRemixを提供)が有名。
他にも…
YURiKA「夜奏花」のRemix版も収録されているSummer Pockets Arrange Album 『Seven's sea』
「Rewrite」のRemix盤『Re:Change ~Rewrite EDM Arrange Album~』
TVアニメ「リトルバスターズ!〜Refrain〜」エンディングテーマ「君とのなくしもの」などを歌う北沢綾香さんのRemix盤『Ayaka Kitazawa Remix Collection』
などなど、挙げればきりがないほどの作品を担当しています。Key Sound でダンス系RemixといえばMUZIK SERVANTみたいな。
ちなみに、個人では「音召缶」という東方ダンスアレンジのサークルを主宰したりもしている人物です。
いかがだったでしょうか?
『Re:animation 14 in Uenohara』は3月28日、29日に東京23区内から電車で約1時間で到着する山梨との県境の街、上野原で開催です。前売チケット発売中!紹介したアニソンが広い会場で爆音で掛かっている楽しいイベントです。お友だちと誘いあわせてお越し下さい。
春の良く晴れた空に、消える飛行機雲を追いかけませんか?!季節がちょっと違うけれど…!!
Key作品で春と言えばこの曲も聞きたいですね。DJ誰か氏~!!
『リアニメーション』ではアニソンDJイベント、野外フェスが初めての方でも安心してご参加いただけるように公式のLINE OpenChatを開設しています。「リアニ行きたいけど、まだちょっと不安だな」と思う方はまずはOpenChatに参加してみて下さい!
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