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今さら聞けない。アニサマ・NHKに届いたアニクラ発現象”ハム太郎コール”とは(ネットミーム的側面から)#reani_dj

こんにちは。このnoteでは3月28日、29日に新宿から60分で行けるアニソン系野外DJフェス『Re:animation 14 in Uenohara』に向けて、アニソンDJやアニソン野外フェスの魅力&楽しみ方を発信しています。

[追記] "家虎根絶"の件で色んな方に読んでもらえているようです。賛否あると思いますが考えるきっかけになれば幸いです。オタ芸・コール・MIX、いつでもどこでも悪ではないというスタンスで書いた記事です。

記事もだいぶ増えてきたところで、今さら感のあるネタなのですが…とっても大事な話をします。

"ハム太郎コール"・"ハム太郎サークル"と呼ばれる現象をご存知ですか?

え?!ご存知ない?!

それはマズい…。

TVのワイドショーで度々紹介され、「ようこそジャパリパークへ」の作曲者としても知られるオーイシマサヨシさんがアニソンTV番組で言及し、日本最大のアニソンフェスティバル『アニメロサマーライブ 2019』のセトリにしれっと採用され、その様子がNHKでも放送された、アノ"ハム太郎コール"をご存知ない?!

…すみません。大げさに煽ってみましたがまずは見ていただいた方が早いですね。これが"ハム太郎コール"です(知ってる方もご一緒に!)

2018年の肉フェスでDJシーザーさんがプレイしている時の様子が360万回以上再生されています。YouTubeで「ハム太郎コール」を検索すると似たような動画がいくらでも出てくるし、Twitter動画でも同様で数十万再生がごろごろしています。

グルグル回っているのが"サークル(サークルモッシュ)"、大勢でギャーギャー言っているのが"コール(MIX)"です。何を言ってるかと言うと「ハム太郎とっとこうた」の歌詞に合わせて…

だーい好きなのはー(はいせーの
ひーまわりのたねー(俺もー!
やっぱりー走るよハム太郎ー(タイガー! ファイアー!サイバー! ファイバー!ダイバー! バイバー!ジャージャー!

と言っています。この動画を見て、初見の方はこう思ったんではないでしょうか…?

キモwwwwwwww
意味わかんないwwwwwwwwwwwww
ヤバイwwwwwwwwww
でも楽しそうwwwwwwwwwwwww
日本、平和だなwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

初見の時は、草生えませんでしたか?実は凄く大事な話です。何が大事かっていうと「キモwwwwwwww」「意味わかんないwwwwwwwwwwwww」っていうサブカルの三大要素エロ・グロ・ナンセンスの3つめ、ナンセンスがポイントになってる"楽しい遊び"…のハズなんです。

決して、可愛い声優さんが歌って「きゃ~可愛い~♡」で始まった訳ではないという…(おっと誰か来たみたいなので、この話はもっと後の方でこっそりと…)

今回は、知ってると"ハム太郎コール"でちょっとドヤれる話です。

"ハム太郎コール"の発生源は『Re:animation 10』

実は、"ハム太郎コール"が最初に生まれたのは『リアニメーション』だって知っ...

ていましたか?

ねとらぼによる記事化が早かったのですが、その時の様子がこちら。

2万8000回以上RTされて、120万回以上視聴されています。画面左奥の青いテントの下にDJがいます。"ハム太郎コール"を引き起こしたのはアニソンディスコにも所属しているふくゐちゃんというDJさんでした。

そんな訳で、事実上"リアニ発"ということになっています。凄い!覚えておいてくださいね!

でも、そんなことはさほど重要じゃありません。

"ハム太郎コール"はネットミームの結晶みたいなもの

ネットミーム(インターネット・ミーム)という現象があります。

インターネット・ミーム(Internet meme)とはインターネットを通じて人から人へと、通常は模倣として拡がっていく行動・コンセプト・メディアのことである

古のインターネットマンならば「のまネコ騒動」なんかで記憶している方も多いんじゃないかと思います。

最近、リバイバルした「恋のマイアヒ」も( ´∀`)モナーに代表されるAA(アスキーアート)もネット上で偶然が重なって発生して、大勢に発見されて、面白がられた現象でした。

"ハム太郎コール"も『リアニ10』で発生するまでに、アイドルが「愛してるよー!」って言ったら「俺もー!」と返すお約束(転じて、アニクラでは「アクエリオン」など"愛してる"の歌詞に「俺もー!」を返す風習が生まれた)や、オタ芸を打ちたい人が集まっていたアニソンDJイベント『すーぱーあにおん』で「ハム太郎とっとこうた」にMIX(合いの手)を入れるのが既にウケていたこと、一部のアニクラ(アニソン系DJイベントの俗称)では戸松遥さんの「Q&Aリサイタル」なんかでアニソンでもサークルモッシュが起きていたことなどが重なって、偶然発生したものがTwitterで発見されたにすぎません。2017年の夏のことです。

オトナが面白がって怒涛の拡散

そこからの拡散は半端ない勢いでした。ねとらぼの記事にもあったように、海外には一瞬で飛び火しました。

「俺も―!」の元ネタであるアイドル界隈に逆輸入

各地の学祭でも…

人気Youtuberもネタに…

踊ってみたで新しい振付ができたり…

肉フェスの度にワイドショーの話題になり…

オーイシマサヨシさんがNHKアニプレでアレしたり…

『ハム太郎』カフェの公式Twitterも…

そして、2年の時を経て『アニサマ』のセトリに「ハム太郎とっとこうた」が採用され…(走り回れませんけどね…)

もちろん「ハム太郎とっとこうた」は"コール"や"サークル"が無くても『アニサマ』のセトリに入ったかもしれない人気曲ですが、とはいえ…いやいや、無関係だとは言わせませんよ?!

そして、それがNHKで放送されるに至ったのでした。

と、どんどん有名になっていったのでした。個人的に一番驚いたのは地方のお祭りにDJで呼ばれた時に、子供向けのアニソンとして「ハム太郎とっとこうた」をかけてもちびっ子から"コール"が返ってきたことでしょうか…ハ、ハム太郎、キャズムを越えてやがる…って気持ちになりました。

ところで、家虎がNGで"ハム太郎コール"はOKな理由は何?!

いきなり話が変わり、そして本題なのですが、ハム太郎コールが生まれた場所は世間一般的には"厄介"と呼ばれる人たちが許容されるカオスの空間です。

で、同じ土壌から生まれ、やはり爆裂拡散され、ハム太郎とは違う意味でアニソンイベント界隈をに波風を立てているのが"家虎"と呼ばれるコールです。

「イエッタイガー=イエ(家)+タイガー(虎)=家虎」です。

"ハム太郎コール"の現場って元々はこういうものと隣り合わせだったのです。しかもこっちは"サークル"とセット=走り回るのだから余計に厄介だった…んだけれど、それがたまたま牧歌的に見えたものだから…

キモwwwwwwww
意味わかんないwwwwwwwwwwwww
ヤバイwwwwwwwwww
でも楽しそうwwwwwwwwwwwww
日本、平和だなwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

になったんだと思います。つまり、最後の「日本、平和だなwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」には「(こういうのもアリになっちゃう)日本(は大らかで心が広くて)、平和だな」ということですね。

一方でオタ芸やコールはアニソンライブ、声優さんのライブでは度々、周囲の目の敵にされ、明に暗に禁止されます。

つまり"ハム太郎コール"はオタ芸とかそれに準じない行為ということ?

2つ目の記事に「イエッタイガーがNGでPPPHがOKの謎」とありますが、それで言えば"ハム太郎コール"を前提に組まれた(であろう)セトリの謎っぷりは半端ないです。

清濁併せ飲み、大らかで自由に生きたい人の味方でありたい

といったものの、かつてのノマねこ騒動のようにネットミームの剽窃だと騒ぎ立てるつもりもなければ、それによって糾弾しよう!ということでもありません。

だって、明確に、公に、言葉にすることはきっとできないけれど「家虎がNGで"ハム太郎コール"はOKな理由」なんて…

察しろよwwwwwwwwww

じゃないですか。

それに、楽しいならOKです。

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大きなイベントがやってくれて感謝こそすれ僻んだり、叩いたりなんてめっそうもない。

アニクラみたいな清濁併せ吞む場所の精神こそ「楽しいならOK」ですから。

ただ、やっぱりそういうのが生まれた現場からイベントを続けてきたので"ハム太郎コール"って清濁併せ飲む盛り場のような場所から生まれたんだということは(ちょっと面倒なやつっぽいけれど)言い続けていきたいし、もっと言うと記録し続けていく必要があると思っています。

そんな訳で、積極的に主張していきたいな!と思って企画を立てて問い合わせをしてこちらもちゃんと公式に「ハム太郎とっとこうた」の音源とアニメのオープニング映像をお借りしてくることに成功しました。それがこちら…

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たぶん、『リアニ14』が愉快なイベントになるのは清濁併せ飲み系ながら正統派の出演LINE UPもけっこう頑張ってしまっていることだと思います。

VtuberのミライアカリさんによるDJや山梨大使の茅原実里さんのライブ、昨年DJデビューした小宮有紗さん、山梨を舞台にしたアニメ「ゆるキャン△」シリーズ主題歌の亜咲花さん、「鳥の歌」で有名なLiaさん、アニソンヒットメイカーのヒゲドライバーさんなどなど。豪華出演者でお届けする2日間のお祭りです。

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全席指定でスペクタクル的なステージを鑑賞する巨大コンサート形式に固定化されすぎている(結果、身体を大きく動かすと他人に迷惑がかかってしまう)大型アニソンイベントのオルタナティブとして、『フジロック』や『サマーソニック』、『ロックインジャパンフェス』に代表されるような本格的な音楽フェス形式を導入することで、"アニソンをもっと自由に楽しみたい"と思っている多様な価値観をもった新しい世代のアニメファン・アニソンファンと共に作ることが『Re:animation』の目的です。

『リアニ14』で史上最大の"ハム太郎サークル"を作りたい。

最大の"ハム太郎コール"だと満員のさいたまスーパーアリーナには逆立ちしても勝てませんが、走り回らないといけない"サークル"だったら記録に残せるのでは?!…というバカみたいな発想です。

十把一絡げに厄介っぽい行為はダメっていう価値観に是非があるように、まあまあそんな目くじら立てずに迷惑掛からない範囲で自由にやろうよ!という価値観にも是非はあると思います。

でも、どっちかしか選べないよりは、2つから選べた方が絶対にハッピーです。そういうファンが選んで参加できるアニソンシーンが私たちの理想です。ダイバーシティです。

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『Re:animation 14 in Uenohara』は3月28日、29日に東京23区内から電車で約1時間で到着する山梨との県境の街、上野原で開催です。2次先行チケット発売中!

イープラス先行チケット:
https://eplus.jp/sf/detail/3126690001

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『リアニメーション』ではアニソンDJイベント、野外フェスが初めての方でも安心してご参加いただけるように公式のLINE OpenChatを開設しています。「リアニ行きたいけど、まだちょっと不安だな」と思う方はまずはOpenChatに参加してみて下さい!

最後に!記事が面白かったら励みになりますのでnoteのフォロー&サポートもよろしくお願いします!

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上記イベントはコロナウイルス感染拡大防止の為、延期となりました。誠に申し訳ありません。

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