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一番軸としている本はなんですか?
先日,職員室で本についての質問をした。
「先生が一番軸としている本はなんですか?」
その先生は,田中博史先生の本を教えてくださった。自分も改めて,田中先生の本を読んでみたい。きっと,以前とは引っ掛かるポイントが違うように思われる。
その先生から,「先生は?」と聞かれた。明確になってはなかった。田中博史先生や正木孝昌先生,算数だけでも多くある。
教育以外の視点であれば,西野亮廣や前田裕二が思い浮かんだ。読書にはまったきっかけは,自分の場合はビジネス書がきっかけだった。
それでも,ピンとこない。
自分の中で納得できたのが,若松俊介先生の「教師のいらない授業のつくり方」である。
若松先生とは,オンライン上でやり取りをさせていただいていることもあり,それが作用しているかと思いつつ,若松先生の他の著書がある中で自分がしっくりきたのは,この本だった。
しかし,なぜこの本なのか言語化できない部分があるので,今回はその点について考えていきたい。
初めて読んだときの印象
それまでの自分が読んできた本は,教師がすることに着目した本が多かったように思う。教師が行った仕掛けやそれに対する子どもの姿,また授業実践の記録などである。
いかに教師が授業をするか,学級経営をするかという視点が強かったため,p.17から載っていた「先生をこえる子どもたち」を読んで,自分の現在地と遠すぎて,圧倒された部分があった。
教師が展開する授業から教師が支える授業のギャップが大きかったからか,自分が実践するイメージができないという感覚だったと思う。
そのため,本に書いてある1つ1つを表面上で納得はしていたのだが,どこか方法論的に捉えている部分もあった。
教室で自分のできそうな範囲から1つずつ実践した。授業の際には,子どもたちに問いづくりを行い,子どもの問いをつなげて学習を進めようとしたこともあった。
しかし,実践する中で引っかかる部分やうまくいかない部分があり,途中からこの本からは少しずつ遠ざかっていったように思う。
この本は,いわゆるハウツー本ではありません。だから,一度読んだだけではよく分からないこともあるかと思います。(p.196)
本を読んで,せっかく「自分もやってみよう」と思ったのに,イメージしていた通りにいかないことも出てくるのが当然です。だからといって,すぐに取り組みをやめてしまうのは,本当にもったいないことです。(p.196)
今,この言葉が刺さります。
過去の記事からの捉え
まず初めに言えるのは,若松先生が好きなんだなということである😂
そして,今見ても響いてくる言葉や大事にしたい言葉が多くある。
やっぱり・・・子ども自身が主役であって,それを教師が支える授業を展開したいと思いました。そのためには,日々の見取りと子どもの想いに寄り添うスタンスを磨いていきます。自分自身がなんとなく分かったで止まらず,更新し続けられるように発信していきたいと思います☺️
きっと1年間,分かったつもりになって離れてはまた戻り,離れては戻りを繰り返している。
今,なぜ選んだのか?
今の自分の課題意識と合うからだと思う。
キーワードは,4つ
・個
・個別最適化な学び(特に,算数における個別最適化な学び)
・子どもたちは有能な学び手
・見取り
分かるようで,分からない。大事にできているようで,大事にできていない4つのキーワードが,若松先生の本と重なっている。
夏休み中に深め,夏休み明けにつなげていきたい。そして,自分は算数でどんな授業を大切にしたいかを改めて言語化していきたい。
ぜひ,みなさんが「軸としている」「大事にしたい」本も教えていただけると,嬉しいです☺️
最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。