A-Frame v1.5
WebVR技術がWebXR技術になり、VR版のFirefoxであるFirefox Realityが無事終了して久しいですが、先頃A-Frameのメジャーバージョンアップがあったようです。
公式サイトのブログは更新されておらず、githubを眺めていて気付きました。
特に気になる点は2つ。
A-FrameがThree.jsのラッパーである以上、「どのThree.jsのバージョンに対応しているのか」というのが大きいが、実際のところどのバージョンか。
これまでのA-Frameコミュニティが創ったライブラリは新しい 1.5系について来れているのか。
Three.jsとの関係
Three.jsは月イチで新しいバージョンが出ており、2023年11月現在 "r158"となっています。
A-Frameのリリースノートを見る限り、最新の r158 に対応しているようです。
Three.jsも大幅アップデートされることがあるので、最新版を読み込んで使うようなことをすると挙動がおかしくなる場合があります。
A-Frame v1.5.0 を利用する際は Three.js r158 を決め打ちで使うのが無難でしょう。同様に、Three.jsの最新版を使いたいからといって A-Frame v1.5.0 を使うというのは無難ではない選択です。
ウッカリその迷宮に入り込んで、すべてを投げ出したいくらい悩んだら、Babylon.js に入信した方が楽かもしれません。
周辺ライブラリのフォロー状況
Extras
A-Frameレジストリに、gltf界隈でも活動されてる Don McCurdyによるaframe-extras というものがあります。VRゴーグルのコントローラー操作に対応するために使えるライブラリです。
現在は c-frameというorganization に移行しており様々なライブラリが登録されています。( a-frameレジストリがメンテナンスされなくなってしまった?)
https://github.com/c-frame/aframe-extras
11月現在で対応しているのは A-Frame v1.4.0までですが、プルリクエストが上がるなど最近の活動を見るに意識していないというワケではなさそうなので、期待出来るかも知れません。
残念ながら、他のライブラリに関して新しいアップデートは見られませんでした。A-Frameエコシステムみたいな構想はもう雲散霧消したのでしょうか。
もし見つけた方がいらっしゃったら、コメント頂けますと幸いです。
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新機能
これだけだと意味が分からないですが、
AnchorsはMeta QuestのMeta Browserで実行すると、ハンドトラッキングによって絵画を移動できるようになっていました。
ページをリロードしても、その位置が保持されるとのこと。
元々Web技術に詳しいならともかく、これからVRアプリ開発をやりたいと思う方は、ある程度の基本概念をA-Frameで身に着けるには良いかも知れませんが、Unityなどを学んだ方が良いと思います。
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