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私の中のオンナの価値

アラフィフになっても

私をオンナだと意識してくれるオトコがいた。

もちろん彼はだんなじゃない。

キレイだ、可愛いだ、エッチしてみたいだと言われてちょっと浮かたりもしたけど、

彼は熟女好きらしい。

ま、そりゃそうだよね。

でなきゃ、こんなおばさん、、、


なんて、思ったりして。


それでも、やっぱり悪い気はしない。

荒れ果てた大地に雨水が沁み渡るように

私の中のオンナが潤った気がした。


オンナであることを

久しぶりに思い出せた気がした。


そんなある日、

アラフォーの女友達と

飲みに行くことに


オンナ2人カウンター席で女子トーク

そんな時、隣に居合わせた男性2人となんだかんだと話すことに、、、


その2人も、私たちと同じく、

アラフィフとアラフォーの組み合わせ。

アラフォーの彼は友人の彼女がかなり気に入ったらしく、

アラフィフの彼が

『さっさとふたりでホテルに行けば?俺はパイセン(私が彼より年上だったから)とふたりその辺の公園でするわ。お金かかるし。』

と言った。


えっ!?何それ!?

私はそんなその辺の公園で何とかなるような女に見えたわけ!?


そりゃ、アラフィフだし、

スタイルもお肌も若い子とは違うし、

色気だって無いのは承知だけど。

冗談でも酷い、酷すぎる。

冗談でもそんな風にしか言ってもらえない程

私はオンナでは無いんだと思い知らされた。


何より傷ついたのは、

情事の場所を公園と言われただけでなく、

その場所を選んだ理由

『お金がかからない』

ということ。

しかも、それなりの地位もお金もある人に言われたことがワタシを深く傷つけた。


私の中のオンナの価値は

時間やお金をかけて口説かなくても

その辺の公園で済ませたらいいと思えるくらい

軽くて、低くく見られているのだと。


開きかけた私の中のオンナの蕾は

ズタズタになって

そのまま枯れてゆくのを感じた。








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