真に美しい人
こんにちは、Spiritual3.0です。
『シェヘラザード』
エレガンスエキスプレッション(ウオーキング発表会)の為に選んだ曲です。
とても優雅で美しい曲は、千一夜物語として有名な曲です。
この美しい曲を聴きながらスローモーションの様にゆっくりと歩いているといつしか瞑想状態になります。
(あらすじ)
王は、処女と一夜を共にしては翌朝に穢れた者として殺害していました。
シェヘラザードは、王と一晩を共にする度に物語を聞かせ夜が明けると口をつむぎます。
王が新しい話を聞きたく、シェヘラザードを生かしておきます。
千一の夜が過ぎその間に三人の子をもうけただけでなく、王は説話を楽しんだだけではなく人倫と寛容をも身に付けました。
このお話を聞いて音楽に合わせ歩いていると私は、シェヘラザードの美しさの中に入っていきます。
少し悲しみを感じる曲ですが、その中に澄み渡る青空の様な美しさを感じました。
明日殺されるかも知れないそういった中でも深刻さは微塵もありません。
自分をそして王とこの世界の明るさを信じ、慈しむ心には希望の光を感じます。
希望は、未来にあるのではなく今にあるのです。
美しい人は、どの様な時であっても深刻さはないのだと思います。
深刻さは重苦しく暗く美しさとはほど遠いものです。
そういったものを遥かに越えた軽やかな明るい世界をみています。
闇を越えて光を信じる心の強さは美しさなのだと思います。
想像しながらそのエネルギーの中に入っていくことは、とても素晴らしい瞬間です。
(曲をお聴きになりたい場合はホームページ向かって左帯ツイッターお知らせをご覧ください。当日はピアノ演奏なので明るく囚われのない軽さがありより素敵です)
〜〜〜
シャフリアール 王は彼の一番目の妻の不貞を発見した怒りから、処女と結婚しては翌朝には処刑していました。
殺害が続いたとき、大臣の娘のシェヘラザードは王の悪行をやめさせるために、王との結婚を志願しました。
父の反対を押し切り、シェヘラザードは自ら王と一晩を共にしました。
シェヘラザードは王の閨に行くと、最愛の妹ドニアザード(ドゥンヤザード)への別れを告げたいと望むのです。
シェヘラザードは夜の間中話し続けるようにドニアザードがせがむことを二人で約束していました。
王は横になってシェヘラザードの最初の話に聞き入り、次の話をするように言ったが、シェヘラザードは夜が明けたので口をつぐみます。
そして、慎み深く「明日お話しするお話は今宵のものより、もっと心躍りましょう」と言うのでありました。
そして王が新しい話を望んでシェヘラザードを生かしておいたため、千一の心躍る夜が過ぎ、その間に王とシェヘラザードは三人の子をもうけます。
王妃となったシェヘラザードによって、王は説話を楽しんだだけではなく人倫と寛容をも身に付けたのであります。
これらの話はイランの「千の神話(ペルシア語版)」(هزارافسانه, Hazār-Afsāna)と呼ばれる物語を核としています。
(語源)
なお、アントワーヌ・ガランが翻訳に使用した「千一夜」のアラビア語の写本では、夜の数は282夜、結末はありません。
しかし、出版以降、「千一夜」を、数多くの夜という意味には捉えず、正確な数字と信じたガランを含む多くのヨーロッパ人によって次々と話が追加されたため、アラジンと魔法のランプ・シンドバッドの冒険・アリババと40人の盗賊・空飛ぶ絨毯など、元々、そのアラビア語の写本には存在しない話が、現代の「千一夜」では多くを占めています。
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