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#4 気にし過ぎてしまって疲れてしまうというお悩み
今日もお疲れ様です、りあけんです!
【お悩み】
「気になったことは、何度も確認しないと、気が済まなくなってしまっていて、とても疲れてしまう」
どうでしょう、同じような悩みを抱えたことはないでしょうか?
もし神経質で悩んでいたり、人より心配性で気にしやすい方は、今日のお話は参考になるかもしれません。
気にし過ぎてしまうことというのは、心の強度だけが原因ではありません。
なぜこんなに気になって仕方ないのでしょうか。
結論から言うと、気になってしまうことというのは、脳のエラーシグナルであると言えます。
気になってしまうという状態がどういう状態にあるのかを知れば、解決策も見えてきやすいです。
○気になってしまうことがどういう状態か
そもそも、気になること自体は特別変わった事ではなく、一般的なことで、誰でも経験していますよね。
そしてある程度心配するということも、慎重になるという点では必要なこと。
何事も度が過ぎなければ一般的な範囲内と言えます。
気にしすぎの症状が度を過ぎた場合、それは強迫観念となる。
結果確認したくなる。
強迫性障害は神経症の代表例です。
神経症はいわば不安症。
不安の度が過ぎてしまっている状態といえます。
沸き起こる強迫観念、その不安に対して起こす強迫行為。
これらがセットになっており、それをせずにはいられない、それくらい不安は強いです。
今回のお悩みはまさにこの状態です。
「心配になり、気になって、確認せずにはいられない、またその確認を繰り返してしまう」。
○確認行為はした方がいいのか、しない方がいいのか。
気にしすぎに対してどうするべきなのだろう。
神経症のレベルになってしまうと、
確認しないと気が済まないくらいの不安が押し寄せてきます。
そのように感じた場合、神経症レベルかもと自覚する必要性が出てくるでしょう。
その不安は抑えることが至難の業と言っていいほどの恐ろしい力があったりします。
よく聞くアドバイスとして、無視しましょうとありますが、それは根本的には難しいと思われます。それは似て非なるもの、スルーという表現の方が適しています。
人は心理的に、意識しないようにすればするほど意識してしまう生き物だからというのもあるからですね。
また、確認などの強迫行為は、やればやるほどより強化されたりします。
例えば、これまでは5回の確認で済んでいたものが、7回やらなきゃ気が済まなくなるといったあんばいです。
結論から言うと確認行為はしない方がいいです。
どうすればやめれるのでしょうか。
時間をかけて定着してしまった確認行為という習慣なので、やめるにも、
時間をかけて確認しなくても平気という状態へ、変化させていく必要がありそうです。
確認をしないという状態へ変化させていくために何が必要なのか。
その一つは、度が過ぎてしまった不安に対する確認は繰り返してもその結果得られる安心感は錯覚でしかなく無意味意味だという事実を受け入れることでしょう。
(実際に確認行為による安心感について、2回目も5回目も、納得感に変わりはないどころか、繰り返せば繰り返すほど不安になるとも言われているくらいです。)
これに気づけず、自分は自分のために確認している、その方がいいと思って、良かれと思って強迫行為をしてしまっている人も実際います。
他にもある気にし過ぎてしまうデメリットを知ると受け入れやすくなるでしょう。
過度に気にしてしまうことがどういう悪影響をもたらすのかを知るということです。
これは同じように悩んでいる人であれば感じていることだとは思いますが、
1番の悪影響はやはり、脳のリソースをほとんどその不安解消のための努力に、費やされてしまっているということです。
自分の強迫観念との戦いでエネルギーを浪費してしまい、日常生活の中ですべきことが疎かになったり、仕事をはじめとした日常の活動のパフォーマンスが損なわれ、本来の力を発揮できない状態になってしまっているということですね。
脱却するためにできることとしては、やはり確認などしないことに尽きます。
気にしたくないけど気になって仕方ない、その辛さはよくわかります。
ただ我慢して無視するのではなく、スルーする。
これはつまり意識もしないようにするということです。
その不安は川の流れのように、あるがまま放置すればいいです。
「気にし過ぎ脳」はやがて「そこまで気にならない脳」へ移り変わっていきます。
理解が助けになり、時間が後押ししてくれます。
できることからすればいいと思うのです。
人は同時にたくさんのことは処理できませんし、
気にし過ぎてしまっている脳の状態では余計に混乱してしまいます。
まずはスルーを身につけてみましょう。
また、より多くを知り、理解を深めることも助けになります。
例えば、強迫観念は「気にし過ぎ脳」から発せられる間違ったエラーシグナルであるということを知る。
その理解が、確認などが無意味だと気づき、抵抗なくスルーしていくことができるようになることを後押しするということですね。
また、確認し過ぎてしまうということがもたらすデメリットについて知れば、確認が無意味とより思えるでしょう。
脳のエラーシグナルは強力です。
抗うのは容易ではありません。
そのエラーを鎮めるのに「気づき」は多くの貢献をしてくれるでしょう。
多くを知り塗り替え、上書きしてしまえばいいのです。
僕も頭でわかっていても、ずっとこの強迫観念に負けてばかりでした。
多くを気づけば考え方が変わり、行動も変えていけます。
自分が変われば、当然、エラーもおさまっていく。
本日は以上になります、皆様により良い気づきがありますように!
💡本日の気づきの言葉💡
【 神経症レベルの「気にしすぎ脳」が発する異常な不安はすべからくエラーメッセージであり、それはほとんど無意味であり、相手にする必要はない 】