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「ALWAYS三丁目の夕日」のような温かい関係の重要性を考える
突然ですが、みなさんは現在、ご近所付き合いをされていますか?
私は今年、マンションの理事長を任命されております。
とはいっても、立候補ではなく、ただ順番が回ってきただけなのですが・・・。
ふと、今災害が起こった場合どうなるのかと考えました。
10年ほど前に住み替えた今のマンション。
世帯数はそんなに多くはありませんが、我が家は子供も自立しているので、ご近所付き合いもありません。
幸い、理事会に出席するようになって「顔見知り」程度の関係性の方が数人はできましたが、ご職業や家族構成はわかりません。
そんなことも、昨今は個人情報になりますので、気軽にお聞きすることもありません。
私はこれまで、割と住み替えをしてきた人間です。
結婚して初めて住んだ家は賃貸マンション。
新築2LDKのマンションです。
共働きだった当時は、夫婦二人で住むには十分な広さでした。
その後も、生活環境の変化に応じて住み替えを繰り返し、結婚10年目くらいの時に、とうとう一戸建てを購入しました。
そこは、建売住宅が数件、同時に分譲されたような場所でした。
これまでの住まいは、どちらかというと様々な年代の方が住んでいる地域で、同年代の方は少なく、それも気軽で良かったのですが、初めて同じような年代のご家族がご近所さんになりました。
人間関係にはとても恵まれて、転居した今でもお付き合いのある関係です。
そこはタイムスリップしたかのような場所、そう「always 三丁目の夕日」のような、昭和感たっぷりな雰囲気。
お醤油切らしちゃって・・・貸してくれる?(いまどき買い置きしない私にもびっくり)
そんなことも普通に許せちゃう間柄。
昭和レトロな雰囲気がなんとも居心地が良かったんです。
引っ越してきた当初、子供は5人。
いつの間にかに倍に増えて10人になりました。
時の流れを感じます。
当時、臨月だったママ
突然「破水してしまった!」となれば、病院に送っていったことも・・・
”遠くの親戚より近くの他人です!”
ママが体調を崩してダウンすれば、子供のお弁当を作ってあげたり送り迎えをしたり・・・
子供はおろか、犬まで飛び出して、お友達のワンちゃんがいるお家にお邪魔する始末。
そんな場所に約10年ほど住みました。
本格的に仕事も始め、子供もある程度成長したのをきっかけに、我が家は戸建てからマンションへと生活環境を変えました。
共に生活をしてきたご近所さん。
あの頃は、子供たちでつながっているような、いわゆる「ママ友」的な感じの付き合いでしたが、子供たちも成長した今では、純粋な仲の良い親友として付き合っています。
同じような時期に子育てを経験し
同じようなことで悩み
同じようなことで笑い
同じようなことで腹を立て
今では子供の話題から、介護や自身の健康、老後の話で盛り上がります。
「一人がいい」なんて思うこともありますが、人間はやはり色々な人の支えがあって生きているのです。
精神的にも支えられます。
コロナ禍や、災害が身近に起こったり、不安定なことが続くと、なぜかこの「always三丁目の夕日」時代を思い出します。
人の温かさが身にしみますね。
今ある付き合いを大切にしなければとあらためて思います。
備えについて考える昨今。
益々、希薄化していくご近所づきあい。
むしろ、ご近所づきあいを必要としていない方も多いのが現状です。
実際、私も自らコミュニティーを形成するのは得意ではありません。(基本的におひとりさま大好きなので 笑)
しかし、実際に災害が起こった時、人間はやはり多くの人の支えが必要です。
精神的にも支えられます。
その時に、あらためて「ご近所付き合い」の大切さを実感するのかもしれないと思う、今日この頃です。