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REALITY社員インタビュー【サーバチーム:うすぎぬさん】

REALITY社員インタビューとは?

みなさんこんにちは!
いつもREALITYをお楽しみいただきありがとうございます。
コミュニティチームのSHARIです🍣

この企画、一体何かと申しますと…?
「REALITY運営って普段どんな仕事をしているの?」「どんな人たちが運営してるの?」といったみなさんからの疑問にお答えすべく、私がREALITYの『中の人』に突撃インタビューし、REALITY社の内部から『中の人』のことをドンドンご紹介しちゃおう!というコーナーです!


第2回目のゲスト

ー第2回目のゲストは!
REALITYサーバチームより、うすぎぬさん です!

うすぎぬ:こんにちは〜!サーバエンジニアのうすぎぬです、よろしくお願いします!

SHARI:こんにちは!うすぎぬさんとはちょくちょく飲みの席で一緒になることもありますが、ユーザーのみなさんにも、うすぎぬさんをよく知ってもらう為にあらためていくつか質問させてください!


■趣味について

ーうすぎぬさんってどんな趣味をお持ちなんですか?

うすぎぬ:実はオーディオが好きで。スピーカーとかアンプとか、イヤホンを作ったりすることが趣味だったりして。といってもここ2年ぐらいは作ってはいないんですけど。

ー「イヤホンを作る」という発想がすごいです!なにかキッカケがあったんですか?

うすぎぬ:父がスピーカーのオタクで、子供の頃からオーディオ環境に触れることがあったんですよね。中学生くらいの時から、スピーカーをたまに作ったりとか、ずっと見てるという機会があったりして、イヤホンにハマったのも同じく学生の時ですね。

学生の時に初めて作ったオーディオアンプ
Chumoyアンプといって入門で作るのに最適なアンプです。

うすぎぬ:中学生の時のことなので10年以上前の話になりますが、SHUREのSE215というイヤホンを買った時の感動は今でも鮮明に覚えています。これは有名機で1万円前後で買えるんですけど、それまで100均のイヤホンみたいなものでしか聞いたことなくて、全く別物で感動!ここで感銘を受けたのがイヤホンにハマったキッカケでしたね。
電気屋に行くとイヤホンって何十種類もあって、全部違う音がするんですね。で、聞き比べる時間もめちゃくちゃ好きで。友達と何十種類とかってイヤホンを、「これ何の音でしょう?」みたいなことをしてよく遊んでいました。

SHARI:音の微妙な違いを感じるって本当にすごい。うすぎぬさんのエンジニアマインドは幼いころからモノづくりに携わっていることで磨かれていそうですね。


■プライベートの過ごし方

ーモノ作りが好きなことだけ聞くとインドアな印象があるんですけど、うすぎぬさんってそんなことなくて、結構外出もされてますよね?

うすぎぬ:そうですね、この間グランピング行きましたね(笑)
今ってマザー牧場でグランピングできるんですよ。

SHARI:え、牧場でグランピング?

うすぎぬ:そう、牧場で。ワークショップみたいにバターを作って、そのバターを夕食のバーベキューで使ったり。自家製のソーセージなんてすごく美味しくて、めっちゃ良かったですよ。アルパカの散歩とかも牛の乳しぼりなんかも体験できるので、お子さんのいる方は夏休みの自由研究とかにもよさそうですね。

SHARI:えーステキ!めちゃくちゃ良さそうですね!

うすぎぬ:一番いいのはこう、サーバエンジニアって年中パソコン見つめてデジタルでグラフ見てみたいなことをやってるから、パソコンを持っていかずに自然を浴びるっていう感覚が最高ですね。

SHARI:なるほど。そういう部分でデジタルデトックスするわけですね。

焚火がお好きなうすぎぬさん


お仕事編

■サーバエンジニアのお仕事について

ー具体的にどんなお仕事をされていますか?

うすぎぬ:一言でいうとサーバサイドの仕組みの構築、またその運用・保守をしています。例えば、ユーザ情報・配信データなどの管理や、様々な機能を実現するための仕組みを作ったり、安定した運用を保ったりするのが私たちの仕事です。最近関わったことで言えば、ショップの仕組み作りもそのうちのひとつですね。

SHARI:アバターショップですよね?詳しくお伺いしたいです!

うすぎぬ:主にサーバのプログラムや構成を作ります。サーバの仕組みができるとREALITYアプリがサーバにアクセスしてアバターショップの情報を表示したり、アイテムを購入したりできるようになります。REALITYアプリに必要な情報を「アプリに渡してあげる」役や、その情報の「保管庫・管理人」の役割も担っているイメージです。一般的なウェブサイトとかもそうなってるんですけど、例えばアイテムの詳細ボタンみたいなものを押した時、サーバがアプリに情報を渡してあげてるわけですね。REALITYのアイテムで言うと販売期間や、F型アイテムであること、何色展開されているとか、価格だとか、そういった情報自体をアプリに渡す仕組みなどをプログラミングします。

ー基盤を作っている「縁の下の力持ち」ですね。よくあるアプリの「重い」「軽い」についてはサーバチームとしてどのように取り組まれているんですか?

うすぎぬ:例えば、REALITYアプリからサーバへの通信経路をひとつの「道」として例えると、アプリが「重い時」というのは料金所や信号で大渋滞が起きていたり、道が地盤沈下で進めなくなっている状態になっている場合が多いですね。サーバエンジニアはそういった箇所を見つけると、料金所を複数レーン用意して1つの料金所にかかる負担を分散したり、信号で渋滞が起きないように行き先に応じたショートカットを用意して車がスムーズに通行できるようにします。また地盤沈下が起きたところは将来絶対に同じ場所で地盤沈下が起きないような対策をして素早く道路を直します。

SHARI:なるほど、すごくイメージしやすいです。

うすぎぬ:もちろんその強化にも種類はさまざまあります。先ほどの話の他にも、道路の弱い箇所を検知できるような機材を導入して道が壊れる前に弱い箇所を直したり、渋滞が起きた時にすぐに検知できるように信号や料金所のモニタリング施設を豪華にしたりする作業も大事ですね。料金所のレーンを増やすような単純な「強化」以外にも、道路の安定感を向上させる「間接的な強化」も欠かせません。あくまで例えですがそういったことで、みなさんがアプリを快適に楽しめるように頑張っています。

SHARI:地道な努力が重ねられて今があるんですね。いつもありがとうございます!

アプリ挙動の高速化対応の一例
※わずかな差のように思えますが、このような改善の積み重ねが皆さまにストレスなくREALITYアプリをご利用いただくための重要な要素です。


■お仕事をする上で一番楽しい!と感じる瞬間は?

ーサーバエンジニアとしての「楽しい」の想像がつきにくいのですが、実際いかがでしょうか?

うすぎぬ:これはそうだなあ。最近だとルーム機能の開発をしたんですが、リリースしてユーザーさんが喜んでくれるのを見た時にはもちろん嬉しいですね。一方で、障害の対処というより、対処していく上でそもそもの原因を潰せた時はすごく楽しいですね。原因潰しが出来るということは、その原因に対しての障害は二度と発生しなくなるので!
…これは本当に申し訳なく思っているんですけど、正直REALITY3周年の際にはめちゃくちゃ障害が起きていて、複合的に問題が重なり合っていたんですが、問題を一つずつ確実に潰していって、しばらくして3周年のときと同じシチュエーションで障害が起きなくなった時には「やった!!」と思いました。

SHARI:言われてみれば、最近ではサーバの大きな障害なかったですよね…!

うすぎぬ:最近ユーザーさんからもそう仰ってもらえることがあって、本当に嬉しく思っています。アプリのことは自分が直接携わっていないことでも、ユーザーのみなさんからの反響があるととても励みになります。「開発者の方に感謝してると伝えてください!」と言われて、なんか自分が嬉しくなるみたいな。

SHARI:わかります、すごく励みになりますよね。


■REALITYで働くことになったキッカケ

ーアプリ開発に携わることになったキッカケがあればぜひ教えてください

うすぎぬ:元々大学院でVRの研究をしていたことがキッカケかもしれません。
少し前の話になりますが、Oculus Rift DK2というVR機器があって、初めて体験した時に感銘を受けたんですね。感動したら突き詰めちゃうタイプなんです。やばいこれ研究したいなとこうピッときまして。研究室も直感で選びました。

SHARI:好きこそものの上手なれと言いますしね。具体的にはどんなことを研究されていたんですか?

うすぎぬ:VRの研究といってもHMDで遊べるアプリケーションの開発ではなく、ハプティックという「指先の感覚」や、「動く床」の研究をやっていたんですよね。
VR空間で物を掴んだ際の触覚を実際に指で感じる方法や、バーチャル空間上での無限歩行を実現するための方法を模索する研究です。そういう「ソフトウェアで作り出した世界を現実空間上で実現するための研究」みたいなことをしていました。

SHARI:すごい、こんな研究もあるんですね。

うすぎぬ:そうなんですよ。具体的な作業としては、ひたすら数式を考えて、数式をもとに装置を動かして、その効果を検証することでしたが、とても楽しかったです。また、IVRCという日本バーチャルリアリティ学会主催のVRコンテストに参加してVRのコンテンツを作ることにハマりました。VRコンテンツを作って多くの人に体験してもらって、フィードバックから改善を繰り返してコンテンツをどんどん良くしていく開発はめちゃくちゃ楽しかったです。そこから『コンテンツを作って多くの人に楽しんでもらいたいな』とか、『VRコンテンツをより多くの人に届けられるプロダクトの開発がしたいな』と思ったんです。

IVRCという日本バーチャルリアリティ学会のVRコンテストで優勝した時の写真
(REALITYの社員にはコンテストのOBもそこそこいるんです)

うすぎぬ:VRってこう、ちょっとその時はゲーミングPCとか持ってないといけない、あまり身近な手軽なコンテンツではなかったんですよ。REALITYはスマホ1台で誰でもできるじゃないですか。身近なツールでここまでのコンテンツを提供できるものって他になかったんですよね。

SHARI:素敵なお話ありがとうございます。確かにスマホ1台でできるってすごく大きいですよね。私もREALITYを知って、インストールした時にめちゃくちゃ思いました。「え、これスマホのカメラだけでできてるの?」って。フェイストラッキングをしたアバターを見た時の感動と衝撃は、それはもう計り知れないものでした。

うすぎぬ:あと、サーバエンジニアとしては単純に数値的にグラフを見てるのが好きなんですよね。制御工学っていう分野が特に好きなんですけど。

SHARI:それはまた私から見ると結構特殊なタイプに感じますね…笑

うすぎぬ:まあそうですよね。グラフを見るのが好きなのは、オーディオがルーツかもしれません。オーディオってひたすらにいい感じの波形を作ることが目標なので。自分の思い通りにグラフを動かすとか、数値的に何かが改善すると嬉しくなるんですよ。

SHARI:あー!そこに繋がるんですね!数値といえば、最近のREALITYは海外のシェアも膨らんできましたよね。海外についてもお話伺っていいですか?


海外について

■行きたい場所は?

うすぎぬ:今は北米に行きたいですね。アメリカのラスベガスとか。

SHARI:いいですね!ラスベガスには何か惹かれるものがあるんですか?

うすぎぬ:毎年EVO(エボ)っていう格ゲーeスポーツの超巨大大会が、アメリカのラスベガスで開催されてます。
好きなプロゲーマーが命を燃やしながら戦う姿を現地で見たいです。また、観戦以外にも選手のファンコミュニティだったりも好きです。
ライバル同士の熱い戦いがあったり。例えば東日本と西日本みたいなライバル対立だったり、その立場をもって大会でバチバチやってると、すごいなんか泣きそうになるんですよね。

SHARI:確かに、色んなドラマがありますよね。

うすぎぬ:数ある格ゲーeスポーツ大会の中でもEVOの規模は別格です。アニメで見るようなSF的なアリーナで、観客全員がアリーナ中央のディスプレイ越しに選手たちの戦いに熱狂します。そのうち参加とか観戦しに行ってみたいですね。


ユーザーのみなさんに一言!

うすぎぬ:いつもアプリを楽しんでいただき、本当にありがとうございます!今回はパーソナリティの話の他に少し難しい話題も取り上げましたが、楽しんでいただけましたでしょうか?REALITYで働くエンジニアの生態イメージがうまく伝わっていれば嬉しいです笑
そして、難しい話を分かりやすく説明してくれたインタビュアーのSHARIさんに感謝です!SHARIさんのインタビューテクニックがなければ、これほど分かりやすく情報をお伝えすることは難しかったでしょう。というわけで次回のインタビュー記事も楽しみにしていてください!私も一読者として、新たなREALITY開発の舞台裏やエピソードが楽しみです!

SHARI:わー!ハードルあげないでください!笑
でも、これからもみなさんにREALITYのことをできるだけお伝えできるようがんばりますね。うすぎぬさん、インタビューへのご協力ありがとうございました!


サーバチームでは、noteを公開中!
▼詳細はコチラ
https://note.com/reality_eng/m/mff4ec79708db


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