見出し画像

大学の学園祭とは何か?を学ぶ

私の息子は國學院大學に通っている。
私は今年の國學院大學学園祭に出かけて、バカ騒ぎだけではない『大学の学園祭』と学んだことを思い出し、この記事を書きたいと思った。
決して提灯記事ではないことをまず冒頭でお伝えしたい。


私が國學院大學に初めて足を踏み入れたのは6年前のことです。
当時高校生だった長男のPTA活動で「大学の学食に行ってレポートしよう!」というあからさまなPTAお楽しみ行事に参加した際、行った大学が青山学院大学と國學院大學でした。
その時から國學院大學には好印象を持っていて、その原因究明までには至っていなかったけどとにかく良い大学だなという印象があります。

時はそれから5年を経て、三男が國學院大學の学生となりました。妻が入学式へ参加したのですが、何と雅楽の演奏で来場者を迎えるという雅極まれりなホスピタリティがあることを知り、ますますこの大学に興味を持つようになりました。


時は2024年11月、國學院大學学園祭「若木祭」が開催されました。11月4日に出かけたのですが折しも前日の11月3日に第56回全日本大学駅伝で國學院大學が優勝、盛り上がる中での参加となりました。


私が学園祭で楽しみにしていたこと、それは青葉雅楽会による雅楽の演奏です。

雅楽だけを聞きに行ったのはこれは初体験でした。
日本人であることの自覚のような感情を、静かに柔らかに感じることのできた大変貴重な時間を過ごさせて頂きました。

メインイベントを堪能してあぁ良き一日でしたと締めようかなと思っていたところに、お神輿への魂入れのような行事が始まったのでこちらも食い入るように見学しました。

お神輿ってなぁに?
お神輿には何が宿っているの?
お作法はどんなことがあるの?

これらを全部目の前で執り行ってくれました。雅楽を奏で、祝詞を捧げ、巫女が舞う。
ただただワッショイワッショイだけがお祭りではない、という単純な事実を生まれて初めて思い知った貴重な経験でした。

上のXの画像で白いフェンスが映っておりますが、こちらの奥は神殿の造替工事をしています。神殿をお持ちの大学ということ自体が凄い。



私もかれこれ40年前に自身の通う大学の学園祭を経験しました。私は軽音楽同好会に所属していたこともあり、単純にどんちゃん騒ぎをした四日間を楽しく過ごしました。それが学園祭だと私もずっと思っていました。



神道文化学部を擁する國學院大學に於いて、神事の実施はまさに実習そのもの。執り行う側も学びだろうし、儀式の全てを詳らかに拝見出来る私もまた学びです。
今までさほど考えることすらしなかった祭礼に関する学びを学園祭で受けることが出来たのは、恥ずかしながら驚きでしかありませんでした。


私の大学では当時、学園祭が大学で認められていませんでした。(今は知りません。)学園祭の前になると学生と教授会が話し合って、学園祭の日程の期間を大学が自主休講するという妙なシステムで成り立っていた、ざっくり書けば歪な学園祭でした。


國學院大學の学園祭は私のものとはまさに対極。
学生提供のアトラクションあり、ゲストを招いてのイベントあり、の中で大学の学びをしっかりアピールしている。これぞ学園祭だよなぁの意を強く強く持ちました。

・・・と、全學應援團が販売しているフランクフルトを頬張りながら感じるのも、これまた学園祭ならでは。
國學院大學若葉祭。良いイベントですよ。
皆様もぜひお越しください。


#今年学んだこと

いいなと思ったら応援しよう!