そろそろ、ボタンダウンシャツ以外の選択肢も。
2005年にクールビズが始まってから、ノーネクタイのスタイルに欠かせなくなったボタンダウンシャツ。
ビジネスマンの皆さまは、1枚はお持ちでらっしゃるかもしれません。
もともとはポロ競技の際、襟を留めるためにスポーツウェアとして作られたボタンダウンシャツ。
さまざまなデザインも出ていますが、もちろんビジネスカジュアルでお召頂くのはOKです。
しかしながら、常にノーネクタイとの応用を考えて、全てボタンダウンシャツにしてしまいますと、ネクタイをつけた際の印象はどうしてもカジュアルな雰囲気になってしまいがち。
それと共にボタンダウンシャツばかりだと、ワンパターンになりますよね。
オシャレな人は知っている、違うデザインのシャツをご紹介いたします。
ノーネクタイでも決まる襟のデザインとは?
ネクタイ着用の際によく使われるのが、レギュラーカラー。
襟と襟の開きが75~90度のものを差します。
しかしながら、そのレギュラーカラーをネクタイ無しで着てしまうと、なんだか決まらないですよね。
その理由は、襟の形にあるのです。
ノーネクタイで着た場合、この赤丸部分が浮いてしまい、おさまりが悪い襟元になってしまいます。
また、襟が流れて平面的になってしまうので、締まりがなく見えてしまうのですね。
ボタンダウンはこの部分をボタンで押さえているので、おさまりもよく、襟が立ち上がって立体感がでるので、ネクタイ無しでもスッキリと見えます。
すなわち、この襟先のデザインが異なる形状のものを選べば、ノーネクタイでもだらしなく見えないということなのです。
カッタウェイというデザイン
先ほどのレギュラーカラーの赤丸部分をそぎ落とした襟のデザインがあります。
それは、カッタウェイという襟型。
襟と襟の開きが190度以上のものを差します。
下の写真は、襟の開きが180度程度。
これはホリゾンタルカラーで、カッタウェイだともう少し襟が小さくなります。
ホリゾンタルもカッタウェイと同じように、赤丸部分をそぎ落とした襟型になりますので、ほぼ同義として使われることも多いです。
この襟型になりますと、ノーネクタイで着用して第1ボタンを外しても、襟先が後ろに逃げて立ち上がり、立体的な襟元になるのでスッキリと着こなすことができます。
また、ホリゾンタルカラーの場合、ネクタイを締めても様になります。
カッタウェイは、エドワード8世(ウィンザー公)が好んだウィンザーノットに合わせるために作られた襟型と言われていますから(^^)
シャツ襟が大切な理由
襟元が決まるシャツは、お顔周りの印象をアップしてくれます。
なぜなら、シャツの襟は顔の真下にきますよね。
その形状が立体感があり、シャープな形ですと、お顔も引き締まって見えるからです。
ネクタイがあれば、そのシャープ感が自然に出ますが、ネクタイがない場合はシャツ襟や首周りが影響してくるのです。
また、リモートワークでも同じ。
PC画面に映るのは上半身がメインですので、お顔周りが大切ですよね。
そろそろ色のついたボタンダウンではなく、
スッキリと爽やかに見えるカッタウェイシャツを着こなしてみてはいかがでしょうか?
(色つきボタンは避けた方がよい理由なども、また機会があればご紹介いたしますね)
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