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ダブルブッキング

午前中に来社があった。初めてお会いする方で、バイタリティ溢れる青年だった。元体育会系の営業マンといった感じだ。全身から常に強いオーラを発しており攻撃的な圧を感じる。時々このような方にお会いすることがあるが、私も年を重ねたせいか、この頃は彼のようなテンションに合わせることが少しきつくなってきた。相手は良く対応してくださっているのだが、聞いていて少ししんどい。落ち着いた会話の方が安心するようになってしまった。
社交辞令は必要以上にしなくても良いのは分かっているが、「飲みにでも行って色々と話をしましょう」という流れでお断りがてきなかった。断るほど悪くはないが、どっと疲れる飲み会になることは間違いない。本当に声をかけてきたら、元気な時にだけ参加することにしよう。

今日は数年ぶりに、もう覚えてもいないし過去にあったかも分からない、大変失礼な失敗があった。スケジュールをどうしたことか誤って認識してしまっていた。ちょうど上の彼と会っていた時間帯は、もう一つ別の打合せが入っていたのだ。ダブルブッキングで一方に気付かないままだった。
席につくとメールで「ご都合はいかがですか」といった内容が送られてきていた。何事かを把握した瞬間に、やってしまったと思った。そしてこんな失敗を自分もやってしまうのだと呆れて、理由を考えて答えを出し対策をした。そして丁寧に謝罪メールを送り、新しい日程で調整していただいた。

スタッフの数人が来週からやや長期の海外出張だ。大事な仕事であり綿密に内容の確認をする。私のいつもの最後の言葉は「向こうでは慎重に滞在し、怪我無く日本に帰ってくるように」。たとえ仕事が上手くいかなくても怒ることはないが、不注意で怪我をしたなら怒るかもしれない。どうか気を付けて。天候や地震もありませんように。

今週も一週間、なんとか終わることができた。明日も会社に行く用事があるけれど、せっかくの土曜日は何か気分転換になることもしたいと思っている。何をしようか?

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