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パワハラ社長は永遠なり。体育会系組織に惹かれる社員
1 なぜパワハラ社長は淘汰されないのか
担ぐ人がいないと神輿はあがらない
パワハラ不動産会社にいるとき、よく考えていました。
「なぜ淘汰されないのか」
「なぜ長く存続できるのか」
「競争力のないは淘汰される」は当たり前として学んできた学生時代。ですが、社会はそうではないこともある。なぜか。
それは、「社員がいるから」です。
2 「主従関係を好む」人たちの集団
パワハラ社長に対して、意外にも平気な人もいる(そう見えているだけ?)し、長く続けられる人(転職活動中かも)がいました。私的には、とっても興味ある・レジェンド社員です。
なぜか。
レジェンド社員の背景には、
・厳しい体育会系にずっといた
・家庭に支配的な父親、もしくは母親がいた
など過去の経験にも由来しているのではないかと思うのです。
主従関係で下になったを経験しているから、乗り切れる。というのもあるのかもしれません。まぁ、限度があるけどさー。
3 無意識のうちに採用している「体育会系」
「体力があるから」は表向きな理由
無意識のうちに採用しているのが、「体育会系」社員でした。
体育会系というのは、ちょっと語弊がありますが、詳しく言えば「縦社会に惹かれる人」です。特に、営業マンは、たいがいこっち系、でした。
体育会系を採用する理由として、「体力があるから」ともいいますが、これは対外的に向けての表向きな理由だと思っています。採用者に向けて、顧客に向けて、一生懸命さが伝わる都合がいい理由です。
真の理由は、「完璧な縦社会の形成」のため
本当の理由は、「パワハラ社長と頂点とした、完璧な縦社会の形成」が目的ではないかと思っています。
体育会系社員の中は、「従う関係性に惹かれる人」もいるのではないかと思うのです。必ずしも全員ではないけれど、比較的多いのではないかと思うのです。
4 パワハラ社長は、永遠なり。
「誰かに操縦されたい人」は、人類の進化の過程で不可欠な存在
想像ですが。
人類進化の過程で、「従う関係性に惹かれる気質の人」の存在は不可欠だったのではないかと思っています。狩猟をするにもリーダーと1人と数人の部下がいないとダメだったでしょう、利益を分け合うにもリーダーがいて部下がいないと平和が保たれなかったはずです。
人間は社会集団で進化してきた生き物。そうした人がいないと、集団は成り立たなかったのではないかと。
つまり、人の性(さが)のようなものかと思うのです。
現代社会でも、誰かに意思決定をしてもらいたい人、誰かに従うのが性分の人はいるはずです。
パワハラ会社は、一刻も早く絶滅してしまえ!と願いますが、同時に決して絶滅しないものとも思うのです。パワハラの限度はあるけど。