68日目 街灯

 いつでも見ていた街灯ですが、あれは夜の雰囲気を彩る物の一つですね。
 街灯のある道はスポットライトのように照らされ、周りの暗闇とのコントラストが出来上がり共に動き伸び縮みする影が動きを見せる。
 街灯のない道はさみしさや不安に駆られ、光のありがたさ、視界があるという安心感を再確認させられる。
 道に普段からあるものであるからこそ注目はしていないが、気にして観察してみるとちょっとしたことが分かる。ほとんどの電柱に付いていたということ。付いていない電柱もあったが、そういった箇所はきちんと別の街灯の光が照らしていた。
 多分暗がりすぎると人が電柱に当たる恐れがあるからなんじゃないかな。鉄塔や高い建築物にライトが灯っているのと同じ役目ではないかと。
 まあ単に柱建てるお金の節約という考え方もありますけどね。
 街灯のあるみちもない道も本当に夜の景色を演出する素敵なものだなと私は思います。色があったりするやつもいいですよね。いつもあるものだからこそ見直してみると自分の気にしていなかった感情や想像の起こりを感じとることができる。こういったことを知るとまた豊かな表現ができるようになる気がする。

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