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【つわり】小学校の先生、つわり中どうしてた?

育休中の小学校教諭 (なあ)  です。

夏休みももう、終了間近ですね。
この時期の先生というのは、子どもたちと同じくらい、憂鬱なものです。(笑)
(ごく稀に、新学期をとっても楽しみにしている先生もいるそうですが。私には信じられません(笑))

さて、今日は

【つわり】

について、話していきたいと思います。

私のつわり期は、割と、お友達から聞く話よりは、しんどいもののように思います。(実際は、比べられないから分からないよね)

仕事、先生、担任をしながらのつわりは、今思い返しても、結構辛かったです。


1.妊娠発覚

忘れもしない、去年の始業式の日です。

私は、憂鬱な気持ちで、出勤しました。朝から、なんだか調子もすぐれないのです。気持ち悪い。

(私、体調が悪くなるくらい、新学期が嫌なんだわ…)

そんなことを思っていたのですが、子どもが下校した後も、ずっと気持ちが悪かったので、自分の異変を感じ、
(もしかしたら……)
と思って、帰宅後、妊娠検査薬を試してみると、

陽性

の反応が出ました。待ち望んでいたので、すごく嬉しかったです。
(なかなかできず、病院に通っていたのです。これはまた別記事にしたいと思います。)

2.どんどん悪化するつわり。出勤困難


ところが、気付いたその日から、どんどん体調は悪化。毎日、気持ち悪いのです。特に朝。吐き気がして、起き上がることができません。

朝のつわりがひどいので、学校に朝から出勤することが困難になりました。朝、学校に遅刻、または欠勤の電話をかけるのも、辛くて、一苦労です。電話するのが、勤務開始時間ギリギリになってしまうこともありました。

お恥ずかしながら、

(私はこんなに辛いんだから、連絡が遅くなっても、許してほしい…)


とさえ思っていました。職員の皆さん、そして、クラスの子どもたちからしたら、大迷惑ですよね。ごめんなさい。

昼からなんとか出勤しても、休み休み、吐き気がしたらトイレへ行き、給食の時間は代わってもらいながらの毎日でした。

仕事に行けたり、行かなかったり、毎朝連絡するのも、辛く申し訳なくなってきたある日、校長先生から、

「しばらくお休みしたらどうか。」

との提案がありました。なんとなく、自分では申し出しにくく思っていたので、ありがたかったです。

1週間強のお休みを経て、何とか復帰しました。その後も、すぐには、毎日朝から帰りまで、とはいきませんでしたが、少しずつ、通常の毎日を取り戻していきました。

3.つわり期の授業

とにかく
代替の先生を探し、プリントを作って刷る
を繰り返していました。

朝、というより、もはや、午前中、出勤できない日が多かったので、
昼から出勤して、その日の午後の授業をし、子どもたちが下校した後、午前中にやってもらってあったプリント等をチェック、
そして、次の日自分が来れなかった時のために、代替の先生、そして、活動内容を考え、プリント作成。
これを毎日繰り返していました。

こんなことを書いていると、もしかしたら、
自分の子どもの担任が妊娠したら、きちんと指導してもらえないのでは……
と心配される保護者の方がいるかもしれません。

確かに、いつも、担任が見てくれている、という安心した環境でなくなってしまうことは、事実です。
ですが、きっと、どの学校でも、学校全体で、その部分をカバーしているのでは、と思います。

少なくとも、私が勤務する学校では、人手不足の中、かならず代替にどなたか先生が入ってくれていました。
貴重な空き時間を使ってくれた先輩、いや、大先輩、後輩のみんな、
本当にありがとうございました。

そして、教務主任、校務主任、同学年の先生方は、授業まだ担当してくれることもありました。今思い返しても、頭が上がりません。

4.担任体調大不調中のクラスの子どもたち

当時は2年生を担任していました。
子どもたちは、どんな様子だったのか、というと、

わーい!!いろんな先生が来てくれる!!

とまぁ、こんな感じです。(笑)
担任としては、少し寂しい気もしますが、このくらいの方が、かえって、自分の気持ちは楽でした。

もちろん、私のことを心配してくれたり、私がいないことで、不安に思ったりした子どももいたとは思いますが、
やっとこさ、私がクラスに現れても、
元気いっぱいの先生!!
ではないので、甘えたり、遊んだりしたくても、少しみんなが遠慮してくれてた気もします。ごめんね。

勘のいい子どもは、お家の人に、私の様子を伝えて、
(もしかしたら、赤ちゃんができたのかもしれないよ)
なんて、お家で教えてもらったようでした。

でも、何となく、担任本人に聞いたり、みんなに言いふらしたりしない方が良いだろう、と思ったようで、
直接聞いてくる子はいませんでした。
(なんとまぁ、大人な子どもだこと。)

4.つわり期を乗り越えて

これまでの教員生活、元気に、毎日出勤していた私でしたが、つわりには、どうしようにも勝てませんでした。過去の自分は、

体調がわるくても、這ってでも行く

とすら思っていましたが、そんなこと到底無理でした。妊娠して、つわり等で休める特別休暇をすべて使い切るほどには、無理でした。
妊娠初期は、大切な時期でもあるので、無理はせず、自分とお腹の赤ちゃんを第一に。

いつかは終わりがくる

つわりの時のことを思い出すと、
本当に辛かった。

(実は、1ヶ月で、8kg近く減った。
三ツ矢サイダーの飴と、冷凍のいちごしか食べれなかった。
大好きな納豆も食べれなかった。( ;  ; ))


でも、終わった。ちゃんとつわり終わった。

そして、また、仕事に戻れた。大丈夫。

妊娠期間の学校のことを思い出すと、本当に周りの環境、人、に感謝しかないです。


最後に、合言葉は、

先生だって、人間だもの。


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