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ベトナム越境ECの可能性はいかに❕❓

現在では❝越境EC❞というワードはよく聞くと思います。

日本でも各メーカーが海外で自社製品の販路を広げるべく、国境をまたいだ通販を行っていますが、そう簡単には売れませんし、参入障壁もまだまだ多いのです。

そもそも越境ECとは? 下記の絵を参考に説明します。

① 日本の商品が買いたいホーチミン在住の*ベト子が日本所在の*侍カンパニーから商品を購入。

② 侍カンパニーが日本から、ホーチミンのベト子に国境をまたいで商品を発送。

これが越境ECの流れとなります。

日本で皆さんが楽天やアマゾンで商品を購入するのは、普通の国内ECとなります。いわゆる、オンラインショッピングです。


しかし越境ECには、❝税関❞という鬼門や化粧品や食品には各国の法令に習い各種申請書類が必要になったりします。


その他にも、

◆ターゲットとなる人≪商品を購入する客≫がどの位居るのか。

◆集客方法・広告

◆現地の競合商品との価格差

◆売り上げ回収方法

◆現地決済手段

◆現地配送方法

とまぁ、色々と細かな障壁はあったりしますが、これらを代行して一括で請け負ってくれるのが、越境EC事業者です。


日本の事業者が参入しやすい越境ECの代表国が台湾になります。

台湾とベトナムで、越境ECの基本的な参入障壁の違いを見てみましょう‼

というように、台湾とベトナムで比べると、越境ECで商品を売る入り口である税関から既に❝こりゃ困ったな~状態❞になる事が容易に想像が付くと思います。

私も実際にベトナムで人気の無印良品のコスメ類を以前、個人的に輸入しましたが、税関でがっつり関税をかけられて、その上に「割安な賄賂か高い関税」の選択肢を与えられました。(笑)

となると、日本からベトナムに商品が届くたびに、関税や賄賂を払う払わない以前に【税関手続き】で空港へ出向く手間が発生する可能性が非常に高い訳です。

そんな面倒な事を毎回、顧客であるベトナム人がハイハイとする事は無いので、現地法人パートナーに頼むにしても、そのコストが上乗せされるので事業計画の数値予想自体が難しい事になります。

私のように現地にある程度精通している日本人が窓口で現地パートナーとして、越境ECに携わるとしても、税関職員へのコネと賄賂のコストはかかります。

また、大きな問題として、

①ベトナムはインターネット詐欺が非常に多い

②ベトナム人はオンラインショッピング自体に不信感が強い

③商品を直接確認して支払う傾向が強く、代引きがメイン

④適当に注文してキャンセル or 商品が届いてから代金を払わない

という消費者行動が一般的です。

となると代金回収が出来ないところか、発送コストだけが出ていき、赤字になるリスクも多いのです。

ベトナムのクレジットカード保持率は2~4%と言われています。最近ではアプリを使った電子決済が増えてきていますが、まだまだ拡大には時間がかかりそうです。。

しかし、税関マターと決済手段をクリア出来れば、ブル―オーシャンであるベトナムの越境EC市場は魅力があると思います。

意外と国内の配送事情はちゃんとしてますし、配送依頼するロジスティクス企業も代金回収までやってくれます。


今後の越境EC市場の動向を見守りながら、チャンスを掴みたいと思います。

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GEN氏 (広告代理店CEO/海外ビジネスエキスパート)
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