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人生もキャリアも含め”雑に生きる”

東南アジアから、こんにちは。

昨日、仕事の話ついでにとある上場企業の海外法人の社長と色々とお喋りしてたのですが、会話の中で『僕らってさ~生き方雑じゃないっすか。〇〇さんもそうでしょ?』と言われました。

””雑に生きる””

が本日のテーマです。


私が思うに、日本人サラリーマンにはなかなか実践することが出来ない生き方なのかなと思いました。

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その社長とは年も近く、私がタイに駐在していた時に同い年の起業家の友人を通じて食事に行ってから仲良くなりました。

その人は30歳代前半で自社の海外法人立ち上げから、海外現地法人を複数買収し、他国の現地法人の代表も務めており、そのIT系上場企業の海外事業グループの中で最も成果を上げている人です。

私とは比較にならない位にすごい人ですが、互いに事業領域や環境が近しいことから互いによく理解できる間柄です。


”私たちは、資本主義の中でラットレースを繰り広げている”

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世界の上位1%が富の82%を所有しています。

大企業で出世競争を長きにわたり繰り広げて、課長止まりで定年、部長まで上り詰め定年し、余生を過ごしている方。

現役時代のプライドだけが元気で、歳をとっても”俺は偉かったんだ”とクソの足しにもならない老害プライドをまき散らす人も居ます。

以前、常盤台のスポーツジムのロッカールームで、定年後の年代のおじさん2名がたまたま体がぶつかって言い合いになっていました。

A氏『おいっ!お前謝れ。俺のクレジットカードはゴールドだぞ!』

B氏『わざとじゃないし、それ関係ないでしょ。。。汗』

当時23歳の私は、とても切ない気持ちになった事を覚えています。

こんな瞬間が定年後の余生の実際の一部なんです。


これらすべて経営者・資本家の持っているゲームのテーブル上で繰り広げている人生ゲームです。

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この人生ゲームの参加者の中には年収100万の人から2000万の人までいますが、これらの労働対価の大半はこの人生ゲームの所有者である資本家の資産となっています。そして、参加者はそんな事を考えもせずに一生を過ごします。


と、このような現実の資本主義経済の中に生きる我々なのですが、私とその社長は互いに海外法人の社長ではありますが、企業のオーナーではありません。

つまりは、現時点において他人の保有する人生ゲームの中の参加者の1人に変わりないのです。

その様な事は重々承知しているつもりなので、互いに30代になり次のアクションの話をしていました。

仮に我々のように、海外で複数市場の会社経営をしていた雇われ経営者人材が日本の転職市場に流れ込むと、レア人材ではあるので転職市場で興味を引く対象にはなるのですが、実際に採用したい日本の企業は無理やり自社の人材リソースパズルにはめ込もうとするので、大きなギャップが生じます。

例えば、その社長のように同年代で日本本社に勤務している人と比べても、明らかに生産能力は10倍は高くても、日本の人事テーブルに入れると比較対象が居ないので、同等の給与と役職を与えられます。

そして、結果的にその人の能力を殺します。

経営者が気に入って採用されても、生産性の低い現場の理解が得られずに組織として何も進まなかったり。。。よくある話です。

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という結果が見えているので、我々が話していたのは「でもさ、そうなるの目に見えてるから日本では普通に転職は出来ないよね(笑) マジでダメ人間になりそうだし。だったら、しばらくプラプラして自分で何かはじめるよね。」

と、”雑な人生設計”なふわりとしたキャリアプランの男のやり取りでした。

私は前職から現職就任までに3ヵ月位ヨーロッパや東南アジアをプラプラしてました。各国の女子とデートして、美味しいもの食べて、綺麗な景色見て、地場のビジネス見て、社会資本・文化資本を深めました。

しかし、転職面接の際に大手企業の人事担当や転職エージェントから「退職から3ヵ月も空いてますね。随分長いですが何してたんですか?」

私「普通に海外旅行してましたね。ビジネスチャンス探しもしましたが。」

と正直に言いましたが、これ相当にマイナス評価となったそうです(笑)

まぁ、我々のように海外事業を回せる現地の経営者が辞めても変わり人材はいくらでも居りますので、事業は何とか回ることが多く後任のパフォーマンスまで責任負えませんが、このような動きをすること自体が日本では批判対象になりますね。

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最近の例を挙げると、ZOZOの前澤前社長がYahooの買収を受け退任される時に、””社員を見捨てて売り逃げした!!””等と、これ以上ない程の頭の悪さ全開の記事が多くみられましたが、そもそものビジネスや株・資本といった基礎を理解できずに、成功者や出る杭を打つ文化は本当に日本の成長を長きにわたり止めてきた根本的な原因だと思います

批判しないで、その人やそのビジネスモデルや買収劇の中で何か学べる事見つけりゃ良いのに。。。と思うのですがね。(笑)

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我々も、自社の大株主や本社・海外ヘッド法人の資本提携解消とか、現地法人撤退とか自分たちの担当事業やキャリアに直接関わるような、割と大きな事象が目前にあるのですが「まぁどうでも良いっしょ、なるようにしかならね~し」とへらっとしてます。

心配したり悩んだりしても。物事は何も好転しやしないんです。


~『私の働き方』~

・疲れたら適当に帰宅して昼寝

・朝眠いから遅れて出社

・バケーション必要だから勝手に有給取ってビーチリゾート行く

・日本帰りたいから理由作りに日本での営業企画して勝手に帰国

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本当にこんな感じで働いてます。


でも、”やることやってる”のが前提です。


遅いときは深夜まで仕事しますし、普通に週末も祝日も平日も関係ないです。そもそも自分の能力・生産性が高くないとこのような仕事の仕方って難しいと思います。

「おめー社長だからだろ!!」、「だって海外だからだろ!!」と言われそうなもんですが、こういう働き方までたどり着く努力をしているのです。

ゆるく・厳しく・楽しく


こうやって”雑に生きる”スキルって重要だと思いました。



好き・コメント・サポート等よろしくお願いいたします。☺


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GEN氏 (広告代理店CEO/海外ビジネスエキスパート)
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