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自己紹介:幼少期からの夢と試練、そして新たな希望へ
幼い頃から英語とフランス語に囲まれた環境で育ち、私立学校を経て小学校3年生で公立学校へ転校しました。その後も英語とフランス語の学習は続け、高校卒業まで異文化に触れる日々を送りました。将来は語学力を活かして外資系の企業で活躍したいと考えていましたが、看護師である母の働く姿を間近で見て育つうちに、医療の道へ進むことに憧れを持つようになりました。「いつか母を超えたい」という想いが芽生え、医師か歯科医師を目指すようになったのです。
高校卒業後は国立大学を目指し、3年間浪人生活を送りましたが、残念ながら目標を達成することはできませんでした。しかし、16歳から歯科医院で働き始めたことが転機となります。医療現場の素晴らしさを肌で感じ、この世界から離れたくないという気持ちが強くなり、歯科衛生士の専門学校へ入学しました。
ところが、2年生の時に体調を崩し、1年間休学。その後、学校を退学せざるを得なくなってしまいました。なぜ学校に通い続けることができなかったのか。それは、この頃から始まった原因不明の体調不良に苦しめられていたからです。
体の節々が痛み、まるでシャワーのお湯が針のように感じるほどでした。朝、目覚めても体は鉛のように重く、這いつくばるようにして起き上がる毎日。気力は湧かず、夜は眠れず、朝は起きられないという悪循環に陥っていました。
中学時代にはテニスで何度か怪我をし、整形外科に通院しましたが、その度に「異常なし」と言われてきました。それから7年もの間、様々な病院を受診しましたが、どこに行っても原因は分からずじまい。「異常はない」と言われても、自分の体は悲鳴を上げている。痛みで動けず、何もできない日々が続きました。
特に不眠は深刻で、11年間勤めた歯科医院を退職。その後2~3年は無職の状態でした。何もせずに過ごす時間が長くなるにつれて、心身ともに衰弱していきました。20代にして膝に水が溜まり、正座もできず、階段の上り下りも一段ずつしかできない状態に。藁にもすがる思いで、地元で評判の整形外科を受診したところ、大学病院への紹介状を書いていただき、ようやく血液検査を受けることになりました。
そして、検査の結果は…
(次回へ続く)