理不尽に怒れない小市民

たまに頭をチラついたり、夢に出てくることがある。
あの、理不尽極まりない、大会社の物流部門の、パワハラの鬼たちの、顔。顔。顔。

頑張ってやってる人の後ろ姿を見ながら、仲間に「あいつはダメだから、役立たず」って言うのを偶然聞いてしまったり、姉が2人居て末っ子長男ですと言えば「じゃあ、お前ダメだわ」とレッテル貼られたり。
ああ、トラックがたくさん来る、荷物出さなきゃ、順番にさばかなきゃ、って時に限り、そいつ等は「うちら優先な」と横入り。
あげく、工場内で帰り突然の雨に、用意していた折畳み傘を出せば「そんなカッコ悪い傘出すな!普通の傘にしろ」

意味がわからない。なんで普通に仕事させてくれなかった。

だから今でも夢にみる。怖くて怖くて夢に見る。胸ぐら掴まれたことも夢にでてくる。
あの時、病気になったのは奴等のせいだ、といえばよかったか?
声が出せない睨まれた蛙は何も言わなかった。言えなかった。
「大丈夫、命までは取られないから」
嘘だ
今も僕は苦しんでいる。

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