
どこまでも続く因縁のワナ
山根あきらさんの #青ブラ文学部 「世の中に片付くなんてものはほとんどありゃしない」というテーマに応募したものです。
最近 ずっと ボブ ディランを聴いている
その名は、あまりにも有名だが
私が知っていたのは「風に吹かれて」という曲と
ノーベル文学賞を受賞した事だけだった。
ノーベル文学賞を受賞した「ハリケーン」という曲さえ知らなかった。
授賞式で歌われた「激しい雨が降る」という曲も知らなかった。
それなのに 今では「激しい雨が降る」の一節が アタマの中で鳴り止まない。
And it's a hard, it's a hard それは辛くて 苦しくて
It's a hard, and it's a hard 見るに耐えない 辛い世界
It's a hard rain's a-gonna fall まるで激しい雨が降るように
訳は 意訳
https://m.youtube.com/watch?v=t43PAsLxdsU
そして、いつ出会ったのかも覚えていない 次の言葉がよみがえった。
「ユネスコ憲章 」
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから
人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」
幼い 小学生の頃、この言葉を聞いて
( もう戦争の時代は終わったんだ。こんな立派な言葉があるんだ )
と ぼんやり思った事を覚えている。
だけど そうじゃなかった !
世界で 争いが終わるなんて事は 考えられない。
形を変えて 何度でも起こる。
もはや どこに責任があるのかさえ 分からない。
激しい風雨が吹き付ける。目も開けられない。
こうして、世界は歪んでゆくのだろう。
決して、あれも これも なかった道には戻れないのだ。
因縁を断ち切る事ができない。
やがてまた火を噴く。
激しい雨が降る。
私たちは 見ぬふりをして それをやり過ごすが
無数の分岐点を通って 時は流れ続ける
引き返せない未来へ !
世界は 本当に 危うい橋の上に立っている
もし、地球が いや 宇宙が誕生してから通過した無数の分岐点ごとに
個別の宇宙に枝分かれしてゆくとしたら
今 いったい幾つの世界が存在しているのだろうか?
平和な世界は 存在し得たのだろうか ?
少し前に 目にした
緒真坂 「ボブ・ディランとジョン・レノンでは世界は語れない」
が気になっていた。
ボブ・ディランを聴き この記事を書いたのをきっかけに
Amazonへ出かけようか…?
山根あきらさんの #青ブラ文学部 に参加させていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。
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