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秒速600kmで疾走する地球 我々はどこへ行くのか?

ところで 皆さんは

「地球がすごい速さで動いている」ってご存じでしょうか。

( そりゃ、太陽の周りを回るんだから かなり速いでしょ )と 思われた方

いいえ、違います。

自転や 太陽を回る公転の話ではありません。

ある日、つけっぱなしのTV番組が、キッチンに立っていた私に告げました。

「地球は 秒速600kmで宇宙空間を疾走している」と。


えっ そうなの !?

ちょうど、最近 購入した「チ。地球の運動について」
というコミックの第三集を読み終えて、コーヒーを入れようとしていた所です。

私は 驚いて手を止め、振り返ってTV画面を見つめました。
お気に入りの ディスカバリーchです。

地球が自転しながら、太陽の周りを公転している事は、みんな知っている。

ところが 太陽も止まっていない。

水星から冥王星までを引き連れて、天の川銀河の中心を周回している。
秒速270km。

さらに驚くべきことに 天の川銀河も止まっていない。

太陽も地球も ひっくるめて、宇宙空間を疾走しているのです。 
秒速600km。


どんどん速くなりますねぇ。

こちらは、自転でもなく、周回でもなく
特定の目的地に向かっているわけでもない。

宇宙マイクロ波背景放射という 
ビッグバンの名残りである放射線の流れに沿って移動しており
地球もこの流れに沿って進んでいると考えられているとの事です。

こうやって書いている私も、当然よくわかってないんですが
天の川銀河ごと全てが、川に流されていくような感じでしょうか。

地球の自転は 昼と夜を生み出し、公転は季節を生み出しているので 
私たちは それを実感できますが

地球を抱え込んだまま
天の川銀河が、宇宙空間を 秒速600kmで動いていると言われても
私など ⁈⁇ ¿¿? になってしまうだけだ。

もはや、何をどう考えればいいのか、どうすればいいのかって 
別に何をどうする必要もないんですけど…あたまがクラクラしてくる。

とりあえず < 復習します >


地球の自転速度  1秒間に400m

地球の公転速度  1秒間に30km

太陽系が天の川銀河の中心を周遊する速度  1秒間に270km

天の川銀河が宇宙空間を爆進するスピード  1秒間に600km

それでは、私達の地球は いったいどこへ行くのか?


心配になりませんか?

実は、天の川銀河は、いずれアンドロメダ銀河と衝突して
太陽系のメンバーも ぐしゃぐしゃになって、新しい銀河が生まれるらしいです。

「え〜 そんなぁ…」と言ったって仕方ありません。
そうなる運命のようですから。


でも、それは 遠い遠い未来 … 数十億年後の事。

今は、そんな心配は忘れて 速度を見比べて楽しんで下さい。

私たちが、たった今 この瞬間も  
こんなスピードで疾走しているなんて、ワクワクしませんか?

それに、私たち人類がこの事を知っているのは、すごい事なんですから。


「地球は動いている」と言っただけで、ブチ殺されかねない時代から

我々はここまで来たんだ!


私は何も貢献していないけれど… 誇らしい想いです。



「宇宙」という分野で、この先 我々はどこまで行けるのでしょうか?

何を知る事ができるのでしょうか。


果てしない「知」の旅は、続きます。


地球を動かすために、命をかけてきた多くの方々に

それを引き継いで、ここまで宇宙の真相を突き止めた科学者の方々に

感謝と敬意を捧げます。


天の川紀行  国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト

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