
【熱狂ライブレポ】〜米津玄師ドームツアーJUNK 札幌公演〜
2025/2/21
昨年の夏に当たったアリーナ席のチケットを持って、私は十勝から札幌に向かった。
私の推しの米津玄師が、大和ハウスプレミストドーム(旧札幌ドーム)にやってくる!
私は大和ハウスプレミストドームに行くのも、米津玄師のライブに行くのも初めてでウキウキしていた。
別会場の物販へ行くとき、札幌の雪に足を取られて、すてん、と転んだのもきっとウキウキから…(?)
東京公演も終わり、ネタバレも気にしなくて良くなった今、札幌公演ライブをレポートしようと思う。
初参戦どうだった?
米津玄師にはファンクラブがない。チケットの先行販売はCDに付いているため、複数回来ている人も初めてくる人も平等にチャンスがある。
私のように初参戦の人間は、物販の流れも分からないし、どんな流れでライブが進んでいくのかも分からない。
でも周りの人たちが「そこを右に行くといいですよ」「初めては1回しかないから楽しんでね」と声をかけてくださり、私は安心してアリーナの席に座った。
年齢層に幅があり、10代から60代くらいの客層で改めて推しの人気を理解した。
ちなみに席運がとても良く、米津玄師本人を目視できるかつ全体が見えて、花道も近いというビギナーズラックだろうかと思う席だった。
セットリスト
RED OUT
感電
マルゲリータ
メランコリーキッチン
LADY
Azalea
ゆめうつつ
さよーならまたいつか!(花吹雪)
地球儀
YELLOW GHOST
M八七
Lemon
海の幽霊
とまれみよ
LENS FRAME
毎日
LOSER
KICK BACK
ピースサイン
ドーナツホール(2024.movie)
がらくた
MC〜印象的だったところ〜
北海道って雪すごいね(どシンプルで笑った)
次の曲はしんみりする感じの曲じゃないから上がってくださいお願いします(「盛り上がっていけ!じゃないの米津らしさあって好き」)
セイコーマートのホットシェフが聞き取れなくて「聖徳太子レベルMAX!」になる米津
どこか他人事で始まったドームツアーがすごく楽しい。地元ではアーティストが来る文化がなかったから。こんな大きいドームにいっぱいの人が来てくれて本当にうれしい。
アンコール
BOW AND ARROW
Plazma
LOST CORNER(銀テープ)
おはよう
米津玄師という怪物が生み出す感動
初めて生で本人を見たが、もはや人間を超えている。普通のアーティストが3曲ごとにMC入れてくるような気力のいるパフォーマンスを5曲は続けてくる。どうなってるんだ?
セトリもYANKEEから最新まで多くのファンが楽しめる最高のリスト!曲間のつなぎが素晴らしく、私はぴょんぴょんはねて喜んでしまった笑
そして何よりも迫力!口から音源なんてもんじゃない。会場の熱気を吸い込んで自分のものにして歌っている。もはや怪物。
個人的にボロボロ泣いてしまったのは、感電、メランコリーキッチン、さよーならまたいつか!、ドーナツホール、がらくた。いや、泣きすぎだろと思う。1つずつ振り返っていこう。
感電
これは推しの綾野剛が星野源とW主演したドラマ、『MIU404』の主題歌。生で聴けると思っていなかったので感動😭
メランコリーキッチン
これは米津玄師初期の曲の1つ。2025年にこの曲が聴けると思わなかった。
それにどれだけ救われたことか 多分あなたは知らないな 明日会えたらそのときは 素直になれたらいいな
という歌詞が大好きで生歌唱を聴いて涙しました。
さよーならまたいつか!
これは昨年前期NHK連続テレビ小説『虎に翼』の主題歌。虎つば自体が大好きで、泣きながら見る日もあって、どんな日もこの曲と一緒だったので、ダントツで期待してた曲をやってくれて感動!花吹雪もあってライブ後も頑張ろうという気持ちをくれました。
ドーナツホール
まずピースサインからの入りが良かった!大画面にGUMIちゃんが出て「うわあああああああ」って叫んだ。涙も出た。ハチ名義のGUMIちゃんたちをドームに連れてきた米津玄師すごい!!!
生歌だけでやばいのに背景が大画面でこれ↓
がらくた
この曲は『アンナチュラル』『MIU404』と同じ世界線のシェアードユニバースムービーとして大ヒットを記録した『ラストマイル』の主題歌。
たとえばあなたがずっと壊れていても 二度と戻りはしなくても 構わないから僕のそばで生きていてよ
この歌詞を初めて聴いたときからずっと胸に刺さっていて。うつ病という完治しない=壊れている状態の私の存在を肯定してくれるような曲のような気がして、映画での曲の使われ方もよくてずっと好きな曲をやってくれた。
しかもドーナツホールからの入りが印象的な演出で、歌い出しから涙が出た。本人生歌唱の迫力と表現力で余計に涙が止まらなくて困った。
総合芸術としてのライブ
ダンサーたちのコンテンポラリーダンス、刺激的なライト演出に、会場でのMV再現、炎が立ち上り背景画像がクリアに輝き、本人の表情をとらえるカメラとビッグスクリーン…。果てはドームのアリーナを車にまたがり1周!!
他のアーティストのライブではこうはならない。
アンコールも全て終わって、帰路につきながらも興奮は収まらなかった。映画を観ていたにしては豪華すぎる。舞台観劇にしてはストーリー性がありすぎる。これはただのライブではない。
米津玄師本人も言っていたが、みんなで作ったライブ。演奏者も裏方もダンサーももちろん米津玄師も観客も、ドームを埋め尽くし熱狂した。これはもはや総合芸術の域なのでは?オリンピック開会式に全く引けを取らないクオリティだと信じてやまない。
終わってしまった…
ホテルの部屋に着いてベッドに腰掛けると一気にライブが終わったことを実感した。妙な興奮はまだ少しあるが、でももう、半年以上楽しみにしていたライブは終わってしまったのだ。
少しの放心状態で、あのライブが夢だったのではないかとも思えて、スマホを触っていると感想やセトリが飛び交っている。
あぁ、あのとき泣いたのは、あのとき感動したのは私だけではなかった!!
東京公演の皆さんにネタバレを避けつつ、感想を投稿し、札幌公演の感想にいいねをつけながら風呂に入った。
急に重くなったように感じる荷物を背負って、私は十勝に帰り、夫に感想をまくし立てると、「今度は平日でも有給取るから一緒に行きたい!!」と言い出した。
米津さん、素敵な体験をありがとう!
そして今度は夫と2人で参戦するので、ライブ開催待っています✌️

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