ニール(映画:TENET)×ナツキ・スバル(アニメ:リゼロ) NHK『スイッチインタビュー』架空回②
第1回はこちら↓
【オープニング】
ナレーション(男性)
「前回に引き続き、『スイッチインタビュー』第2回をお届けします。前回はニールがスバルの“死に戻り”について話を深掘りしましたが、今回はスバルがインタビュアーとなり、ニールの“時間を逆行させる”任務について問いかけます。彼らの対話がどのように展開するのか、注目です。」
【第2回:ナツキ・スバルがインタビュアー、ニールがゲスト】
【スバルがインタビュアーとして、ニールに向かい合っている。スバルはリラックスした表情で微笑んでいる。】
スバル
「よし、今日は俺が聞く番だな。ニール兄ちゃん、さっそくだけど、前回の話を聞いててすごい気になったんだ。あんたの世界じゃ、時間を逆行させるっていう超ヤバい技術があるけど、あれって一体どんな感じなんだ?」
ニール
(頷きながら)「時間を逆行するのは、慣れるまで本当に奇妙な体験だよ。未来を知っている状態で、あたかも過去に戻っているように感じるんだ。視覚的にも身体的にも逆向きの動きをするから、最初は頭が混乱することもある。」
スバル
「へぇ、やっぱ普通じゃないよな。俺も『死に戻り』で過去に戻ることはあるけど、俺の場合は毎回死ななきゃいけないからなぁ…。でも、ニール兄ちゃんの場合、普通の時間の流れと逆行の間を行き来するって感じだろ?その感覚ってどんな風に体に影響するんだ?」
ニール
「そうだね、体の動きも全て逆向きになるから、例えば撃った弾丸が逆に戻ってくるように見える。周囲の世界が自分と逆の動きをしているから、常に意識的に判断して行動する必要がある。これは単に動作が逆になるだけでなく、精神的な負荷も大きいんだ。」
スバル
(驚きつつ)「おお、頭がぐちゃぐちゃになりそうだな…。未来がわかってるってことは、逆にその未来を変えなきゃいけないってことだろ?それって俺がやってることにちょっと似てるかもな。俺も死んでやり直して、未来を変えようとしてるんだ。」
ニール
「確かに、似ている部分はあるかもしれない。君は過去を変えることで未来を守ろうとしている。僕たちの場合は、未来がどうなるかを見据えた上で、それに対応するために過去に干渉するんだ。どちらも未来のために戦っていることには変わりない。」
スバル
「なるほどな…。でもさ、逆行する任務って一発勝負じゃないか?俺は『死に戻り』だから、やり直せるっていうのが唯一の利点なんだけど、あんたたちはやり直しが効かないってことだよな?」
ニール
(真剣な表情で)「そうだ。一度きりのチャンスが多い。だからこそ、計画や判断が非常に重要なんだ。失敗が許されない場面では、精神的なプレッシャーも非常に大きい。」
スバル
(考え込むように)「それはすごいプレッシャーだよな…。俺も『死に戻り』するたびに失敗を繰り返すことが多いけど、それでもやり直せるっていうのは、ある意味楽な部分でもあるんだ。ニール兄ちゃんみたいに一発で決めなきゃいけないってのは、やっぱり怖いよな。」
ニール
(軽く笑いながら)「恐怖が伴わない任務なんて、ほとんどないよ。でも、君のように何度も挑戦できることは確かに強みだ。どんなに辛い状況でも、君はその度に立ち上がることができる。その意志の強さが君の最大の武器だろう。」
スバル
(少し照れくさそうに)「あんたにそんなこと言われると、ちょっと照れるな…。でも俺も何度も失敗して、そのたびに仲間を傷つけたり、自分が折れそうになったりすることがあるんだよ。何度も挑戦できるからこそ、どこで終わりにするべきかがわからなくなる。」
ニール
(少し真剣な口調で)「終わりを見極めるのは難しい。僕たちも、未来の結果を保証するために逆行を繰り返すが、そのプロセスで自分自身を見失うことは常にリスクだ。だから、自分が何のために動いているのかを常に意識しておくことが大事だと思う。」
スバル
(考え込みながら)「自分が何のためにやってるのか…か。俺の場合は、仲間やエミリアのためにやってるんだけど、それがなけりゃとっくに心が折れてたかもしれない。そう思うと、あんたが未来を守るために戦ってるってのも、かなり重い責任を背負ってるんだよな。」
ニール
「そうだ。どちらも他者のために時間を操るという意味では同じだ。だけど、その過程で自分を見失わないようにするのが一番の課題だと思う。君は大事な人を守る意志でやり続けている。それが君の強さの源だ。」
【ナレーション(女性)】
「二人の対話は、時間を操作する立場からお互いの強さや責任に共感を寄せつつ進んでいきました。未来と過去、異なる視点を持つ二人が、時間を扱う中で見つけた共通点とは…。次回、新たなゲストを迎え、新たな視点で対話が続きます。」