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ニール(映画:TENET)×ナツキ・スバル(アニメ:リゼロ) NHK『スイッチインタビュー』架空回



【オープニング】


ナレーション(男性)
「2週連続(EP1&EP2)で、ゲストとインタビュアーを「スイッチ」しながら、成功への道筋や独自の哲学を語り合う『スイッチインタビュー』。今回は、異なる世界で生きる二人が初めて出会う特別対談。タイムトラベルの概念が入り組んだスリリングな世界で任務に生きるニールと、異世界で死に戻りを繰り返しながら戦い続けるナツキ・スバル。果たして、二人はどのような価値観を交換し合うのでしょうか。」


【第1回:ニールがインタビュアー、ナツキ・スバルがゲスト】


【画面にスーツ姿のニールとカジュアルな服装のスバルが並んで座っている。二人は笑顔で握手を交わす。】

ニール
「やあ、スバル。会えて光栄だよ。君の話を聞いて、ぜひ直接会ってみたいと思っていたんだ。」

スバル
「うおお、これはすごいな!映画でしか見たことないようなスーツの似合うクールな兄ちゃんが目の前にいるなんて、ちょっと緊張するぞ。」

ニール
(微笑みながら)「緊張しなくていいさ。今日はお互いの経験や考えを交換し合う場だ。まずは、君の世界の話から聞かせてもらえるかな?『異世界』で何度も死んで、またやり直すっていうのは一体どういう感じなんだ?」

スバル
(少し表情を曇らせて)「うん、それが…正直言って、めちゃくちゃしんどいんだよ。死ぬたびに苦痛が伴うし、それを覚えてるのは俺だけ。他のみんなには『やり直す』ことの記憶がないから、俺だけがその重荷を背負ってるんだ。」

ニール
「それは相当な負担だな…。君がその状況に直面しても、まだ立ち向かう理由って何なんだ?何度もやり直すことで、人間らしい感情が擦り切れてしまいそうだけど。」

スバル
(真剣な表情で)「理由か…。俺がこんなにも頑張れるのは、大事な人たちがいるからなんだよ。エミリアたち、俺の仲間を守りたい。そのためには、何度でも死に戻ってやる。俺の命なんて、彼女らの幸せのためなら安いもんさ。」

ニール
(考え込むように)「なるほど。自分の犠牲を惜しまず、他者を守るために何度もリセットする…。僕の世界でも、タイムの流れを逆行させる技術を使うことで、未来を変える任務を行うことがあるけれど、そういったものとはまた違う重さだな。」

スバル
「タイムを逆行させる技術か…。俺もいろんなやり直しをしてきたけど、そういう技術って俺の『死に戻り』とは全然違うもんだな。ニール兄ちゃんは未来のことを変えようとするんだよね?俺は、過去を変えるために戻ってる感じなんだ。」

ニール
「そうだね。僕たちは未来を守るために動く。君の『死に戻り』とは確かに性質が違うけど、目的は同じだと思う。どちらも、誰かを守るために過去や未来に挑むってことだろう?」

スバル  
「確かにそうかもな。未来のことを守るっていうのも、すごく責任が重いんだろうな。俺も過去の選択が未来にどう影響するか、めっちゃ悩むことが多いけど、ニール兄ちゃんも似たような悩みを抱えてるんだな。」

ニール
(頷きながら)「そうさ。未来を変えるためには、今の選択が重要なんだ。だけど、僕は君みたいに『死に戻り』をするわけじゃない。だから、一度の選択がとても重い。失敗は許されない。」

スバル
「そうか…。俺の場合は、何度か失敗してもやり直しができるけど、その分、心に残る傷も増えてくる。やり直しができるってことが、必ずしもいいことばっかりじゃないんだよな。」

ニール
「確かに。何度もやり直すことで、人間としての感情や精神が削られていくのは想像できる。でも、君はそれでも立ち向かってる。僕はその覚悟に敬意を表するよ。」

スバル
(少し照れくさそうに)「ははっ、そんな風に言われると照れるけどさ。でも、俺だって怖いし、不安なことだって山ほどあるんだよ。でも、立ち止まってるわけにはいかないんだ。」



【ナレーション(女性)】  
「異なる世界で生きる二人の対話は、思いの外共通点を見つけつつ進んでいきます。次回は、スバルがインタビュアーとなり、ニールに迫ります。タイムトラベルと異世界の交差点で、さらなる洞察が待っています。」



第1回はここで終了です。次回は、スバルがニールに深く切り込む対談をお届けします。

↓第2回に続く

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