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「悪しき習慣?」委任状ぐらい自分で

開業1年目。

委任状

行政書士の仕事は、簡単に言うと「人の代わりに書類を作る仕事」。
簡単に言うと。

前提として「人から依頼されて」というのがある。
そのために最初にもらう書類が「委任状」だ。
あなたにこの仕事を委任しますよという書類。

委任状には、依頼者が名前や住所を手書きする。
(法人などはスタンプでも可)
そして印鑑を押す。
印鑑は依頼する内容によって、実印の場合も認印の場合もある。

わたし宛なのに?

たまに、「委任状書いてください」とお客さんに言うと、印鑑だけ押して書類を返してくる人がいる。
悪しき習慣?これは業界による。

自分宛ての委任状を自分で手書きすることほどアホらしいことはない。
自分の名前と住所ぐらい自分で書きましょう!

申請者と私の間に業者さんが入っている場合がある。
不動産屋さんとか、車の販売店さんとか。

そういう業種の人たちが、あえて、委任状の住所・氏名を書く欄に✖(バツ)を鉛筆で書いて、「印鑑だけ押してください」とかコメントしてる場合もある。

私の事務所では、もちろん受け取らない。

一度、「どうしてお客さんにちゃんと書いてもらわないんですか?」と聞くと、「お客さんは間違えるから」との回答。
たしかに、一文字でも間違っていると手続きできない場合が多いし、意外と自分の名前や住所を間違える人はいる。(特に住所。名前は印鑑証明書通りに書いてない場合がある。)

「でも、それは捨印(訂正印)をもらえばいいだけでは?」と聞くと、「捨印って?」と聞かれたりする。
今までの人生で、捨印押したことないんですか・・・?
※捨印:余白に印鑑を押してもらうと、軽微な訂正はこちらでできる。

印鑑だけなんて、悪しき習慣。
自分の名前と住所ぐらい自分で書いてもらいましょう。

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