「あのときのあの人たちも」行政書士試験の試験監督
行政書士に登録すると、毎年夏ぐらいに、「今年の行政書士試験監督にご協力ください」というアンケートが来る。
それを見て、はじめて、「私が試験受けた時の試験監督も行政書士だったんだ!」と知る。
てっきり、行政書士試験センター的な人たちが運営してるのかと思ってた。
行政書士試験は年に一回、毎年11月の第2日曜日に開催される。
行政書士試験の試験監督は、現役の行政書士が行っている。
毎年、希望した人だけ。
ちゃんと日当も出る。あとお弁当も。
希望者が多いと、落選することもあるらしい。
私は開業した年に1回だけ参加。
自分も受験生だっただけに、こっちの立場になったのかーと感慨深い。
試験監督の仕事は、2日間。
説明会への参加と、試験当日。
試験監督説明会
試験の流れや、各自の役割などを確認。
緊急時の連絡網の確認など。
集まった人の中には、顔見知りの先生もいて、ワイワイとなんとなく学園祭的なイベント気分。
割と、何度も参加している先生が多い。
また、こんな大御所が・・・というようなベテラン先生も参加している。
行政書士試験当日
意外と大変。
当たり前だけど、受験生より先に会場入り。
タイムスケジュールはきっちり決まっていて、会場の設営、受験生の受付、そして受験生が帰ってからの後片づけなど丸一日拘束される。
受験生側はドキドキ緊張感があるのかもしれないけど、試験当日も運営側はなんかワイワイとイベント気分。
もちろん何かミスがあってはいけないので、入念にいろいろ確認したりするけど、それよりも同業者が大勢いるという中で、しかも普段あまり交流のない支部の先生もたくさんいるから、なんかウキウキ。
名刺交換したりして。
試験監督は2人一組で担当する。
私ははじめての試験監督だったので、ベテラン先生とコンビ。
気楽!
やることは、問題や解答用紙を配ったり、試験が終わったら回収したり、トイレに行きたい人がいたら連れてったり、教室内の通路を歩き回ったり。
あと、大事な仕事が、顔写真の確認。
あれって・・・みんな下向いてるから、確認しにくいね。。。
(顔上げてくれる人もいるけど)
女性の方って、正直、「同じ人?」と分からない人もいる。
みなさん、写真のときと、同じメイクと髪型で来てください(希望)。
ずっと立っているのはけっこう大変。
あと、受験生の前で説明する人は読む内容が決まっていて、忙しい。
カンニングとかする人いるのかな?
まったく見てても分からなかったけど、学校の試験とちがって、カンニングして何の意味があるんだろ。
試験に受かることがゴールじゃないのに。
受かってしまうと、とたんに資格試験そのものがすごく遠い昔みたい。
皆さんも、行政書士になったら、一度試験監督側を体験してみてください!
自分もあんな感じだったのかーと昔を思い出しますよ。