もしもの時の話をする#5:84歳社長が死んだら終わる会社
就職先は地方の家族経営の町工場。84歳社長が全てを取り仕切っている。
社長が死んだら、どうなるか誰にも分からない。
今回もリアルタイム情報。
先日の続き。病院後に会社に来た時の話。
元気のないときにする話では無いことは、わかっている。
しかし、逆に元気な時には、きっかけがなく、話し辛い。
84歳で基礎疾患も色々ある。数年前には、大きな病気もしている。
いつ、その時が来るか誰にも分からないが、いつ来てもおかしくない。
最初は体調の話。
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孫くんの最近の話。
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孫くんは会社を継ぐ気が有るのかな?という話。
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やる気が有るなら、早く株を渡した方が良いよね、という話。
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そして、本題。
「もし、社長に何かあったら、どうすれば良いか」
何個かトピック。
・今受けている仕事はどうするか。
→ 現状、どこからどれだけ受注しているのか、社長しか知らない案件も多い
→それは、まとめておこうと思っているby社長
→(わかっていたけど)現在は、まとめられていない。
→元気になったらやると言っていたので、早目にやってほしい。
・今、社長のやっている仕事(見積もりや打ち合わせ)を教えてくれないか?
→今はまだ早い。
・孫くんも含めて、一度話さないか?
→俺(社長)の前だと言いにくいこともあるだろうから、2人で話した方が良いと思う
→近いうちに話します。
そして、本題
・社長が死んだら会社はどうなる?(もっとマイルドな聞き方はしている)
→(残された)家族が決める
→借金とかは会社が倒産すれば、何とかなる
→資産も仕事もあるので、続けることも可能
→続けてほしい気持ちはある。
まあ、ざっくり、こんな話をしていると、奥さんが来たので、いったん終わり。
近いうちに、孫くんと少し話してみたいと思うが、彼は彼で今は自分の事業で手一杯な感じがする。
最初から読む
前回
登場人物 会社の人たち
僕:この物語を実況している人。入社3年目のアラフォーおじさん。
社長:50年以上前に創業した町工場の社長:84歳
奥さん:社長の奥さん。お金周りを担当:70代後半
専務:創業時からいる社長の弟。最近間違いが多い:80代
孫くん:社長の孫。最近会社に来ていない:20代前半
娘さん:社長の娘。月に1週間くらい来て事務をする:50代
ベテラン職人:何でもできるがこだわりも強い。社長の義理の弟:70代半ば
取付職人:現場の取り付け担当。最初だけ丁寧:70代半ば
営業:いつも適当な図面を描いてくる:60代後半
中堅職人:新卒で就職したが独立、従業員ではないが、手伝ってくれている:50代
登場人物 社外の人たち
またそのうち。