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それはダメだよ社長。。。#44:84歳社長が死んだら終わる会社
就職先は地方の家族経営の町工場。84歳社長が全てを取り仕切っている。
社長が死んだらどうなるか、誰にも分からない。
社長の行動で「それはダメ」という出来事が起こる。
前回、1人入社するという話をした。
11月1日からくると思っていたら、社長から「〇〇君の入社伸びたから」と突然言われた。
理由を聞くと「今、新人の教育ができないから、この前入社した△△君が一人前になるまで待ってもらうことにした」と。
本当にそれが理由なのかは分からない。
お金的に2人の新入社員を育てるのは無理なのかもしれない。
しかし、それなら、入社OKの返事をしてから言わないで欲しい。
社長から話を聞いて、その日の業務終了後に〇〇君に連絡してみた。
僕が社長から聞いた日より1週間ほど前に連絡が有ったらしい。
入社OKの連絡をして、入社日を決めた後、すぐに。
社長から、断りの連絡ではなく、入社日を伸ばしてほしいという連絡。
1か月以内なら分かるけど、数か月から半年くらいの話らしかった。
〇〇君も新しい所を探そうとしていた。
本当に申し訳ない事をした。
社長の真意は分からない。
あまり突っ込んで聞くことも、責めることもするつもりはない。
今の時代、条件の良くない小さな町工場が、コミュニケーションがとれて、働く意欲も有る、健康な20代の男性なんて中々採用できない。
昭和の人間で、募集すればいくらでも応募があるから、その辺の感覚がずれているのかな。
日々の記録に埋もれてほしくない記事↓
84歳社長が死んだら終わる会社シリーズ ↓
”僕”の自己紹介 ↓
登場人物
登場人物 会社の人たち
僕:この物語を実況している人。入社3年目のアラフォーおじさん。
社長:50年以上前に創業した町工場の社長:84歳
奥さん:社長の奥さん。お金周りを担当:70代後半
専務:創業時からいる社長の弟。最近間違いが多い:80代
孫くん:社長の孫。最近会社に来ていない:20代前半
娘さん:社長の娘。月に1週間くらい来て事務をする:50代
ベテラン職人:何でもできるがこだわりも強い。社長の義理の弟:70代半ば
取付職人:現場の取り付け担当。最初だけ丁寧:70代半ば
営業:いつも適当な図面を描いてくる:60代後半
新入社員Aさん:24年9月から入った未経験のアラフォー女性
新入社員Bさん:24年9月から入った経験者のアラサー男性
中堅職人:新卒で就職したが独立、従業員ではないが、手伝ってくれている:50代
登場人物 社外の人たち
兄ちゃん:取引先で出会った「何者」かになりたい田舎の工場で高卒で働く兄ちゃん。商品の販売をお願いした。
インターン生たち:商品の販売をお願いした、就活に悩む学生たち。
問題児:元従業員。独立したがうまくいかず、社長に面倒を見てもらっているいい年したおじさん。