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暖かい冬#47:84歳社長が死んだら終わる会社

就職先は地方の家族経営の町工場。84歳社長が全てを取り仕切っている。
社長が死んだらどうなるか、誰にも分からない。

入社した時から無駄だな~と思っていた事の一つに、事務所の暖房が有る。

寒さを我慢しろという話では無い。

3階建ての1階に事務所が有って、階段の仕切りがないので、暖かい空気が全部上の階に逃げていく。
古くて半分壊れている天井埋め込みのエアコンだけでは全然温まらず、大きな石油ストーブに足元には電気ストーブを使っていた。

今年は夏に新しいエアコンを導入した。

しかし、どれだけエアコンが高性能でも、暖かい空気は階段を通って上に逃げては意味がない。

そこで、2階の使っていない部屋を仕切っていたパーテーションを1階に持ってきて、事務所空間と廊下や階段空間を仕切った。


新しいエアコンと仕切られた部屋で、暖かい冬が過ごせる。




日々の記録に埋もれてほしくない記事↓


84歳社長が死んだら終わる会社シリーズ ↓

”僕”の自己紹介 ↓



登場人物

登場人物 会社の人たち

僕:この物語を実況している人。入社3年目のアラフォーおじさん。

社長:50年以上前に創業した町工場の社長:84歳
奥さん:社長の奥さん。お金周りを担当:70代後半
専務:創業時からいる社長の弟。最近間違いが多い:80代
孫くん:社長の孫。最近会社に来ていない:20代前半
娘さん:社長の娘。月に1週間くらい来て事務をする:50代
ベテラン職人:何でもできるがこだわりも強い。社長の義理の弟:70代半ば
取付職人:現場の取り付け担当。最初だけ丁寧:70代半ば
営業:いつも適当な図面を描いてくる:60代後半

新入社員さん:24年9月から入った経験者のアラサー男性

中堅職人:新卒で就職したが独立、従業員ではないが、手伝ってくれている:50代

登場人物 社外の人たち
兄ちゃん:取引先で出会った「何者」かになりたい田舎の工場で高卒で働く兄ちゃん。商品の販売をお願いした。
問題児:元従業員。独立したがうまくいかず、社長に面倒を見てもらっているいい年したおじさん。

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