悩まされている事1|不動産業と株の相続
前回、自己紹介といいますか、身内となる登場人物について書かせていただきました。
今回は、不業産業を叔父が相続せざるえなかったことによって起こっている問題の一つ目をここに記録しておこうと思います。まずは一番小さな問題からです。
将来の相続問題
前回お話しした通り、現在は、土地、ビル、会社は全て、叔父と叔父が取締役となっている会社の名義・所有物となっています。
まず、そもそもの根本に、なぜ私たち(私と弟)が今後のために叔父を手伝い始めたのか?という話を整理しておく必要があります。私たち個人はこれらの会社とは全くの無関係(社員でもありませんし、株も保有していません)なので、別に関わらなければ良いのでは?と思われる方もいるだろうからです。本来、遺産相続というのは相続するか、放棄するかを選択できるのだから、仮に叔父が亡くなってしまっても、放棄すればいいでしょう?となるかと思います。
しかしながら、我々の場合、叔父の資産(叔父個人の資産と会社の資産)を全て都合よく放棄するという選択を取る事が現状、できません。(正確には不動産会社に関連するものは放棄ができない状況)つまり、うまく立ち回らないと、将来、私たちが強制的に負債を全て相続しければならなくなります。何が何でもそのようなことにならないように、また、最悪そうなったとしてもできるだけ痛手を負わないように、叔父を手伝い始めました。
会社が発行する株
法律上、相続放棄という選択肢があるのになぜ私たちは叔父が亡くなった際、それが選択できないのか?
その理由は私の父が個人で会社の株を保有しているためです。
現在、会社の株は叔父と私の父のみが保有しています。つまり、もし、叔父が今亡くなってしまった場合、会社は株主から代表取締役を立てなければならなくなるため、自動的に父が受け継がなければならなくなります。そのため会社の資産に対する相続放棄という選択肢を取る事ができません。父が引き継いでしまったが最後、全てが私たちの世代に降りてくる事が確定します。(父の死去時に会社関連のものも含めて全遺産を放棄する選択肢が取れれば良いですが、母が生きていればできません。実家などを含めて全てを捨てることになり、今のところは現実的ではないと考えています。)
無難な解決策は一つだけです。叔父が生きている間に全ての株を叔父保有に切り替えることです。そうすれば、叔父が先に亡くなった場合、叔父の実家や土地なども全て手放す必要がありますが、父(父がすでに亡くなっていれば、私たち)が相続放棄を選択すれば、不動産会社、ビル関係の全てを費用をかけずに、私たち家族の手から手放すことができます。仮に、父が叔父より先に亡くなってしまった場合は、私たち(私、弟)がまず父親が保有する株を相続し、それをすぐに叔父に移し替えるという感じです。
株を移せば終わる話なのに、なんでわざわざnoteのアカウントを作成したのか
正直に言いますと、この株に関する問題は来年の何処かまでには解決すると信じていますのでその株の移行までに叔父に悲しい事が起こらなければ相続問題自体は解決されそうです。しかし、私たち(正確には叔父、不動産会社)が持つ本当の問題というのはこんなところにはなく、不動産業の中にあります。
祖父の遺産相続の話が出た時から、専属の税理士さんに父→叔父へ父保有の株の全移行を頼んでいるのですが、なかなか承諾をもらえない状況です。というのも、これから話していく会社が持つ問題(株とは全くの別問題)があまりに深刻すぎて、税理士さんからすると、私たち家族がその全ての問題を叔父になすりつけているように見えているためです。(叔父には家族という家族はもう父しかいません。また、父は全てを叔父に押し付けて話もしません。)私と弟が会社が持つ問題に対していろいろと手伝っていることは母親を通じて伝えてもらっていますが、それでも私たち家族が、叔父に全てを押し付けているように見えてしまっているようです。これは確かに、我々家族の内部の状態をしらなければこう見えてしまうことは仕方ないと思っています。
私たち(私と弟)にとって、株の保有者が叔父100%になれば、将来相続放棄を選択すれば全て片付くので正直あとはどうでも良い(相続放棄が可能なため不動産業の問題点など無視すれば良い)と言ってしまえばそうなのですが、これからお話しする会社が持つ問題があることを知るととてもではないですが叔父を見捨てる事ができない、という状況です。
よんでいただきありがとうございました。