競馬風に見る800m走 パリオリンピック女子決勝 出馬表
この記事では陸上競技800m走を競馬風に予想して見る楽しみを提案しています。
リアルウマ娘です。
パリオリンピックは、女子800m走の予選が終わり、いよいよ今夜決勝です。
決勝に駒を進めた選手たちを見てみましょう。
出馬表
準決勝
有力と思われていたジェマ・リーキー、ニア・エイキンス選手らが惜しくも決勝進出を逃し、ファイナリスト常連のナトヤ・グール・トッピン、ハリマ・ナカアイ選手らもいないメンバーとなりました。
密かに推していたフィービー・ギル選手も準決勝敗退…
が、決勝のメンバーは強力です。
ホジキンソンは唯一1分57秒を切るレベルの違う走りを見せましたし、モラはタイムこそ出ていませんが1着で決勝進出を決めています。
ツィゲ・ドゥグマ選手は全体2位の好タイム、上がり調子のセクゴディソ選手も全体3位のタイムで決勝進出を決めています。
そして地元フランスのルネル・ラモット選手も準決勝4着ながら、タイムにより決勝に滑り込みました。
運を持っている地元選手は強敵ですね。
追い切り(準決勝)の様子は、いつまで見れるかわかりませんが、TVerで見れます。
800m予選はそれぞれ、2時間37分、2時間47分、2時間57分あたりからです。
有力な選手の紹介
詳細な前哨戦レースの紹介と、レース動画リンクは下記の記事にあります。下記の記事も見ていただくとよくわかるかと思います。
キーリー・ホジキンソン
最強です。
追い切り(準決勝)トップのタイムですが、これでも最後流していました。
2着セクゴディソに2馬身差つけています。
まだまだ余裕があるし、シーズンベストは世界歴代6位の1分54秒61。
ちょっと付け入る隙が見当たりません。
初のビッグタイトルをしっかり取って欲しいですね。
プルーデンス・セクゴディソ
ダイヤモンドリーグ2連勝でオリンピックに乗り込んできた上り調子の22歳。
追い切り(準決勝)3位の好記録で、3着ニア・エイキンスに2馬身差をつけ、さらに最後は流していました。
有力な銀メダル候補でしょう。
メアリー・モラ
世界陸上覇者で、ビッグレースではほぼ3着以内に入る安定感があります。
決勝レースでは一気に予選からタイムをつめることもあり、シーズンベストも1分56秒71と全体2位。
追い切り(準決勝)のタイムは出ていませんが、タイムだけ見て心配するような選手ではないです。
本来は金メダルも狙える選手で、銀メダル筆頭候補ですが、でもやはりタイムが出てないのは少し気になります。
でも複勝圏内は堅いと言っていい選手。
競馬なら、2着固定していいか迷うやつ。
準決勝は序盤はゆったり進め、末脚勝負になりました。
さすがにゴール後は疲弊していたので、決勝では前半からある程度ペースを上げそう。
ツィゲ・ドゥグマ
今回一番気になるのはやはり予選タイム2位のドゥグマ選手かと思います。
この準決勝2レースから4人のファイナリストが出るという、平均的にレベルの高いレースとなりました。
ドゥグマ選手は、準決勝では2の脚がついて向こう正面で先頭に立つと、リーキー選手とピッタリ並走になりました。が、内を回りながら先頭を譲らず、最終直線で突き放して逃げ切るというレース展開でした。
最後流しているわけではありませんが、雰囲気からはまだ余裕を残しているようにも見えますし、これが自己ベストだったことから、伸びしろもあるように思います。
23歳ですしね。
ルネル・ラモット
準決勝4着でしたが、タイム上位により最後の1枠をつかみました。
今回のオリンピックでタイムは出ていませんが、シーズンベストは全体3位の1分57秒06。
地元勢ですし、3着内に穴開けるとすればラモットはありそう。
シャフィクア・マロニー
伏兵と言っていいかと思います。
が、追い切り(準決勝)のタイムは4位。
ハナを快走するドゥグマに対し、鋭い切れ味で最後追い込みました。
展開が向けば3着差し届くか?
予想
事前の予想は上記記事に書いています。
大会前は、ホジキンソン勝ち、2、3着はリーキー、モラ、セクゴディソと予想していました。
決勝のメンバーが出て、リーキーは落ちてしまいましたが、モラとセクゴディソは残り、ホジキンソンは盤石の走り。
予想を変える必要はないでしょう。
ドゥグマが絡む可能性はありそうですが…
最終的に、これが競馬ならホジキンソンの単勝にぶっこむやつですね。
でもオッズ1.0-1.1倍だよこれ…
ちなみにイギリスのブックメーカー、William Hill のオッズはこれ
単勝オッズ
メダル (どれでも) 獲得のオッズ、つまり複勝オッズ
単勝、複勝、ともに
1番人気 ホジキンソン
2番人気 モラ
3番人気 ドゥグマ
4番人気 セクゴディソ
の順
複勝人気は地元フランスのラモットが5番人気になってますね!
結果
いつまで見られるかわかりませんが、TVerで見られます。
ドゥグマがハナに立ってインを取り切ります。
ホジキンソンはドゥグマの外後ろに序盤は控える形。
1周終わる頃からホジキンソンが先頭に立つとそのまま危なげなく押し切りました。
G1タイトル初なのが意外なほどの強さですが、ついに悲願達成となりました。
モラはホジキンソンのさらに外から進めたため、コース取りが抜群だったドゥグマを捉えきれず3着となりました。
さすがモラといってところでしたが、ドゥグマは展開の差とはいえモラをきっちり上回るレース運びをしたのは賞賛に値します。
準決勝のタイムも全体2位でしたしね、さすがの強さでした。
案外だったのはセクゴディソで、銀メダル取ってくれるのではないかと期待してみていたのですがなんと最下位。
最後伸びずに力尽きましたね。
いつもは内の馬群に入れて脚をためるタイプのレースをするので、今回外目の位置取りになったのが合わなかったのかもしれません。
ホジキンソンの後ろを最初取れていたので、そこをキープできればまた少し違ったかもしれませんが、モラに入られ、マロニーに入られ、向こう正面でペースを上げるけど、ラスト失速、という、少しちぐはぐなレースでした。
ペースが合わなかったような感じもしますし、、、まあ、レースなんで、こういう日もあるでしょう。
さあ、明日の夜からは男子が始まりますね。
楽しみましょう!