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伊香保温泉②廃墟編

伊香保温泉という言葉から、何を想像するでしょうか?
ワタクシは階段です。
以上です。

この地に対する情報があまりにも乏しいので、
宿と高速バスを予約後、早急に調べました。

正直、そんなに関心が湧かない。

「今回は休むことが目的だから」と検索することを止め、
現地で迷わないようにと、
ひとまずGoogle Mapのストリートビューで散歩することにしました。
そして、見つけました。

廃墟群を。

夜には決して歩きたくない区間を把握し、当日を楽しみに待ちました。

そして当日。
幸いにも天候と気温に恵まれた日に、伊香保温泉へ到着。
平日ということもあり、混雑していませんでした。
午前は若人が多く、
午後からは団体旅行客の高齢者が目立ちました。

最初に伊香保神社への挨拶を済ませ、早速廃墟群の徘徊を始めました。
結論から申し上げますと、
とても観光地と思えない様子に、大変興奮いたしました。

ホテル「古久家」付近
うっすらと「パチンコ」の文字
なにが「しあわせ」だったのか
どこにも繋がっていない路地

壁が崩落し、障子は破れ、錆びて読めなくなった看板の文字。
外されて放置された扉は、何年その役割を務めていないのか。
そして、かつて男たちが足を運んだであろう歓楽街からは、
笑い声一つ聞こえない寂れた雰囲気。

出張もしてくれる手厚さ
信用できる乳の描き方
「踊れるコーヒースナック」だけでも体験したい

素晴らしい。

不法残留売春・温泉水質偽装・閉館ホテル全焼など、
闇の伊香保温泉に思いを馳せながら歩き巡りました。
石階段から1つ路地に入れば、朽ちた家や旅館が並んでいます。
他の旅行者は興味がないのか、
それとも、「様子がおかしい」と言わんばかりに引き返します。

もったいない。

子どもの手を引く親であればわかります。
ですがそうでないのならば、
どのような賑やかな風景がそこにあったのかを想像しながら、
そぞろ歩くのも良いと思うのです。

実際に現地へ行って気づいたのですが、
所々に風鈴が吊るされていました。
物悲しく繊細な響きが一層哀愁を引き立たせます。

廃墟ファンの皆さま。
既に全焼したホテルは取り壊されてしまっています。
すべての廃墟が取り壊される前に、足を運ぶことをお勧めいたします。
最後にいくつか写真を掲載して終わります。
※掲載写真は2025年1月時点のもの

全焼跡地
面倒事が多発していたのだろう
石でもぶつけられたのか
通称:山の珊瑚(嘘)
「ベニナギナタタケ」は食べられる
「消防団員募集」がサブタイトルのようになっている

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