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【note】発達障害・ギフテッド関連で必ず登場する「2E」ってなあに?

ギフテッド+発達障害両方もってる人のこと!

です!
”2E”は、”Twice-Exceptional”
Twice=2つ(「二重に」と表現されているサイトが多いです)
Exceptional=並外れてる(「例外」「特別な」と表現されているサイトが多です)
ということで、人口の約2%くらいいる、"ギフテッド"と呼ぶIQ(知能指数)が目安130以上の状態と、発達障害が2つ併発している状態のことを指していいます。

学術論文で定義された記録はあり

論文でも定義があいまいだった2E。
2Eの割合は、2%いるギフテッドのうちのさらに数パーセントですからね。

それでも定義が学術論文で議論されるほど。そういうことですね。

Twice exceptional individuals demonstrate exceptional levels of capacity, competence, commitment, or creativity in one or more domains coupled with one or more learning difficulties. This combination of exceptionalities results in a unique set of circumstances. Their exceptional potentialities may dominate, hiding their disability; their disability may dominate, hiding their exceptional potentialities; each may mask the other so that neither is recognized or addressed. 

Baldwin et al., 2015:212.

松村(2021:178)はこの定義をこう和訳しています。

2E の個人は、優れた能力と障碍を示し、その結果、両者が独特に組み合わさった状況が生じる。優れた能力が優勢で障碍を隠すこともあれば、障碍が優勢で優れた能力を隠すこともある。両者が互いに隠し合ってどちらも認識・対処されないこともある

と和訳しています。
そのとおりかなと!!!

「ギフテッド」とは、

努力して手に入れた学力などとは異なり、生まれ持った(=gifted)とびぬけた才能がある子のことです。

知能指数(IQ)の点数でいうところの「130」が目安になっています。
が。
この数字はただの目安で、知能検査も種類が複数あって、得点の出し方もそれぞれ。
そのため、何点以上だからあなたはギフテッドねという診断的なものがあるわけではありません。

「発達障害」とは、

発達障害者支援法における発達障害の定義はこちらです。

自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害であって、その症状が通常低年齢において発現するもの

厚生労働省:政策レポート(発達障害の理解のために) (mhlw.go.jp)

うん。ちょっと難しく聞こえますが、大きく3つの障害がある場合に、「発達障害」と診断されます。

国立障害者リハビリテーションセンター「発達障害とは」
http://www.rehab.go.jp/ddis/understand/whatsdd/

2Eの例

この、ギフテッドと発達障害を併せ持つ様子は、例えばこんな感じの子が該当します。
実際に報告されているケースをご紹介するのはまた別途!

  • 数学はいつも5なのに、他の教科は2以下ばかり

  • 成績オール5なのに、所見欄で「落ち着きがない」「協調性が無い」と記載される

  • 柔軟性が高く、アイデアがたくさんあるけれども実行ができない

  • 勉強は得意で模試の成績もいつも上位一桁、でも対人関係のトラブルが多い

  • プレゼンが得意だが、読み書きが苦手

苦手なほうは、医療・福祉・教育のサポートが必要な程度で苦手で、日常生活に困難がある場合がほとんどです。
2Eは、なぜだか日本では苦手ばかり目につき、得意が気づかれにくいのですが、特性を理解して才能に気づき、伸ばしてあげられる環境がもう少し整うといいなぁと思います。

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