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こどもまんなか〜こどもの放課後を考える〜
こどもの頃、放課後が待ち遠しくって…。
「さようならー!」と下校した後の開放感。
今日は何しようかな!って
ワクワクしながら帰った気持ち。
今でも忘れられない。
私は2人の小学生の子どもがいる。現代のこどもたちの放課後は、そんなワクワクの放課後になっているだろか。
私は、普段から「世の中のここをもっとこうしたら…?」を勝手に考えている、「勝手に世の中向上委員会」会長のしきと申します。
常に、男子用トイレの個室が少ない!
使い終わった油の容器がギトギトで洗うのが大変!
などの課題に対して、真っ向から立ち向かう、それが私!
今回は、巷で話題の「こどもまんなか政策」について考えてみる。
「こどもまんなか」とは令和5年4月1日に発足した「こども家庭庁」が掲げている
スローガンである。
1.こども家庭庁とは
こども家庭庁のスローガンは「こどもまんなか」。わたしたちはみなさん一人ひとりの意見を聴いてその声をまんなかに置きアクションしていきます。そしてみなさんにとって最もよいことは何かを考えて、政策に反映していきます。みなさんや子育てしている人たちの困っていることに向き合い、いざというときに守るための仕組みをつくっていきます。こども・若者がぶつかるさまざまな課題を解決し、大人が中心になって作ってきた社会を「こどもまんなか」社会へと作り変えていくための司令塔、それがこども家庭庁です。
https://www.cfa.go.jp/about
こどもまんなか社会を実現するためには、子どもの権利や福祉、教育、健康、安全などのあらゆる側面から子どもの最善の利益を第一に考える事が必要だそう。
今回は、『子どもの放課後』という一点に絞って考えていきたいと思う。
1.昔の放課後
私がこどもの頃の放課後は、もっと自由だった。
今の子達が熱中している任天堂swiichiやyoutubeはもちろんなかったし、自由に使えるパソコンやタブレットもなかった。
(小学戦の時、父親が大きなワープロを突然買ってきてびっくりしたことを記憶している)
うちは裕福ではなかったので、高価なおもちゃも買ってもらえなかったし、
世の子どもたちの頼みの綱であるサンタさんにお願いしても、
自分の欲しいものは届いたことはない。
話が逸れてしまったが、昔はモノに関しては豊かではなかったが、私たちの放課後は、確実に今の子供達と比べて『自由』だったと思う。
まず、放課後校庭で遊んでから帰ることが普通だった。さよならの挨拶と共に校庭に駆け出し、みんなでどどーんと朝礼台の上にランドセルのせてね。
帰ってからも、帰る時間さえ守り、「〇〇公園!」と大体の場所さえ伝えれば「行ってきまーす!」と遊びに出かける事ができた。
鬼ごっこの範囲は、「△△ちゃんちから、□□ちゃんちね!」とまあアバウトな決め方で、縦横無尽にご近所を駆け回っていた。
昔は交通量も少なかったし、ご近所さんの子どもに対する視線もおおらかだった様に思う。
2.今の子どもたちは、放課後も忙しい!
私は現在2人の小学生の子供を放課後児童クラブ(学校併設の学童保育)に預けている。私の仕事の関係で全く行かない週もあれば、週に3回ほどお世話になっている週もある。
そこの先生が、子供達曰くとても怖い。
息子に至っては、児童クラブに行くのを嫌がる。
児童クラブには、自由がない。
折り紙は3枚まで。外遊びでも遊具は使えない。
ちょっと友達と話が盛り上がってしまうと、「そこ、何やってるの」と注意。
子どもたちは、決められた範囲の中で理不尽に怒られない為には、そこから逸脱しない、大人のいう事をただひたすらに聞く、ということを時間をかけて学習し、我慢をしながら長い時間を過ごしている。
また、小学生(あるいは未就学児の頃から)習い事や塾でびっしり予定が埋まっている子も多いと聞く。
先日5年性の男の子が
「毎日毎日塾と習い事で忙しすぎる。まじ俺の人生詰んだ。」
と言っていて、10歳やそこらで人生詰んだらこの先どーする!
私が10歳の頃は、陣取りで勝つ方法と、給食のおかわりのことしか考えてなかったぜ!?と時代の変化に白目を剥いた。
その中には、自分の好きなことを習い事でやれている子ももちろんいることは分かっているが、親に時間で管理されて、「将来のために」と行かされている子も少なくない。
これで突然、ある程度大きくなった頃、
「さあ、キミのやりたいことは何?
世界はどこまでも広がっているんだから。
ほら、自分で決めるんだ」
と、言われたとしても、
今まで必死に大人の言う事を聞いて、
与えられた少ない選択肢の中から、
怒られないような選択をして育ってきた子どもたちは、
戸惑い、どうしたらいいかわからなくなってしまう。
「子どもたちの自己決定の場が圧倒的に少ない。」
自分たちで楽しいを見つける、切り開いていく、放課後にしたらいいじゃないの!
こどもたちには幸せな「今」を生きてほしいと思う。
それがきっと将来に続いていくよね。
この続きは、こどもまんなか〜こどもの放課後を考える2〜
で考えて行きたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
しき