20代に訪れる危機の乗り越え方
どうもりょうです。
普段は、「やりたいことが分からない」という悩みなどを持っている方へのコーチングのコーチをしています。
さて今回のテーマなんですけれども、
「20代後半に訪れる危機、クウォーターライフクライシス」
について話をしていきたいと思います。
僕は今ちょうど20代後半で、色々なことで悩んだり考えたりすることがあるんですよね。25歳から33歳の約7割がクウォーターライフクライシスに陥っているというデータがあるほど、若者にとって身近なテーマだと思うので、今回は記事にすることにしました。
そもそもクウォーターライフクライシスって何かというと、20代後半から30代で陥りやすい幸福の低迷期のことです。クウォーターは4分の1、ライフは人生、クライシスは危機のことなので、人生を100年と考えたときに、4分の1が経過した25歳ごろの時期に、人生における危機的な状況を感じるという意味です。
危機的な状況を感じるといっても、人それぞれ違うとは思うんですけど、例えば他人と自分を比べて劣等感を感じたり、同僚と比べて結果が出せないとか、他人よりも自分は輝いていないとか、そういった他人と比較することから来る不安感や焦燥感などが該当します。
そもそも20代って、年齢的にも自分の将来にさまざまな不安を感じることが多い時期なんですよね。
20代は社会人になってまもない年齢で、仕事や人間関係で悩むことも多いと思います。そんな時にモチベーションの低下を起こしやすいのでクウォーターライフクライシスと言われています。
まず、クウォーターライフクライシスに陥りやすい人の特徴が4つあるのでそれをお伝えしたいと思います。
1 「人と比較してしまう人」 です。
クウォーターライフクライシスに陥ってしまう原因の一つとして、「他人との比較」があります。これは、他人と比較して劣等感や焦燥感を感じた時に最も引き金を引きやすいと言われているんですよね。
時に、今の時代はSNSで簡単に他の人の生活が見えるじゃないですか。なので、クウォーターライフクライシスになりやすい環境になっているとも言えると思います。
2「人に言われたことしかできない人」です。
人に言われたことしかできない、いわゆるマニュアル通りの行動しかできない人は、他人の意見に流される傾向があるので、こういった人もクウォーターライフクライシスになりやすいと言われています。
ですが、過度に他の人に抵抗する必要はなくて、「自分は自分」だという自分らしさを持っていることが大事だと思います。
3「気持ちの切り替えが苦手な人」です。
気持ちの切り替えが苦手な人は、精神的な負荷が大きくなり、クウォーターライフクライシスになりやすいと言われています。こういう人は、少し他の人との距離を置く時間を意識して取るようにしたり、趣味や運動、旅行などをして、上手な生き抜きをしてあげると、精神的なバランスが取れると思います。
4「過去の出来事を引きずってしまう人」です。
「あの時ああしていれば」「やっぱあっちにすればよかった」こういった過去の失敗を忘れられずに積み重ねてしまうと、焦燥感に駆られてることが多くなるので注意が必要です。なので大切なのは過去を悔やむことではなくて、そうなってしまった現状を変えていくためにこれからどうすれば良いのかを考えることだと思います。
ここまで聞いてみて「あ、自分もそういうところがあったかも」と思う人もいたのではないでしょうか。
では次に、クウォーターライフクライシスに対する対策についてお話をしたいと思います。これからクウォーターライフクライシスにならないようにしたいとか、今そうなってしまっているからそこから抜け出したい人、あるいは自分なんて全然へっちゃらだと思う人にとっても、学びになるような内容だと思います。
ではクウォーターライフクライシスの乗り越え方4つ
一つ目は「自分自身と向き合う」です。
クウォーターライフクライシスを克服するためには、自分の中での「閉じ込められている感覚」を解消することが大事になってきます。自分と向き合って、自分を不自由にしているものは何かを考えてみましょう。
仕事や人間関係など、人によって自分を閉じ込めるものは様々だと思います。
仕事に行き詰まっているとしたら、仕事の中でどんなことに不満を感じるのか、ぜひジャーナリングをして、ノートに思いを書き出してみましょう。また人間関係から不自由さを感じている場合もジャーナリングはとても有効なので、ぜひたくさんの思いをジャーナリングで書き出してみましょう。
ただ普通に生活しているだけでは、自分の思いに気づけなかったり、気付いたとしてもぼんやりとしか気づけなかったりするので、このあえてノートに書いて言語化することが非常に大事になってきます。
次に二つ目が「サンクコスト効果を避ける」です。
サンクコスト効果とは何かというと、「やってきたことが無駄になるのは避けたい」と思う心理のことです。例えばギャンブルで、たくさんお金を使ってきたから当たるまで辞められないとか、衣類や書類についても使っていないけど、いつか使うかもしれないから捨てないとか、恋愛でも別れたいけど別れられないとか、学歴に見合った仕事に就かないとなどです。
このサンクコスト効果が働くと、人生における選択肢の幅が制限されてしまったりします。学歴や職歴、スキルなどに縛られると、自分らしい選択をすることが難しくなります。なので自分らしさを尊重するためには、経験やスキルを手放すことを勿体無いと感じるのではなく、これからの人生の糧になると考えることが大切になってきます。
続いて三つ目が「メンターを見つける」です。
人生について迷いが生じた際に、自分が信頼できたり、こんな人みたいになりたい、そんな尊敬できるメンターの存在が大きな効果をもたらします。
僕もそうだったんですが、自分が教員を退職して、再び自分のやりたいことって何だろうと悩んでいる時に、すでに自分でビジネスをされていて、楽しく生活されている方に出会って、その人の考え方や習慣、行動を真似するようになってから、一気に自分の進んでいきたいことが明確になってきたんですよね。分からないことは質問したりもしました。ただなかなか自分の理想のメンターって出会うことが難しいかもしれないので、そういう場合は本から探していくこともいいと思います。
本には著者の知識や経験がふんだんに詰め込まれているので、本をメンターにすると様々な考え方や知識が学べます。
人であっても、本であっても、メンターを持つことで人生の目標を定めやすくなるので、おすすめです。
最後に四つ目「自分と他者を比べることをやめる」です。
SNSを開けば、自分よりも人生楽しそうで、輝いているように見える人ってたくさんいますよね。でも、誰しも自分の人生を歩んでいるので、比べる必要はないと思うんですよね。同年代が成功していたって、自分が落ち込む必要なんて全くないんですよね。
でもどうしても比べてしまうんですっていう人は、SNSを見ないようにしたり、削除できるならしてしまっても全然いいと思います。やっぱり自分のことを最終的に大切にできるのって自分しかいないと思うので、今どんな自分であってもそんな自分を認めてあげて、これからさらにより良くなっていこう、そういった気持ちですごくことがいいと思います。
はい、では今回はクウォーターライフクライシスというテーマについてお話をしました。
少しだけお知らせをさせていただくと、今だけ限定で、60分のコーチングセッションを無料でやらせてもらっています。このコーチングセッションでは「あなたの過去・現在・未来を整理」して、今持っている想いや今後の方向性などを言語化していきます。
プロフィールある公式LINEのリンクから申し込みができますので、ぜひ興味がある人は申し込んで頂ければなと思います。
それでは今回は以上になります。
ありがとうございました~