レディ魚ーR6年度活動報告レポート(4/5/6月)
初めまして!レディ魚ーメンバーのナオです!ついに、レディ魚ー公式noteが始動しました!!
クラウドファンディング「夢追う車レディスタディ号を購入したい」で、応援して下さった方々本当にありがとうございました。クラファンで宣言した通り2024年度3ヶ月に一回活動報告をnoteで上げていきます。
今回は第一弾(4,5,6月)ということで、張り切っていきましょう!
4, 5, 6月はレディ魚ーにとって怒涛の3ヶ月でした。
レディスタディ号に関しては、詳しく活動報告に記載したのでそちらをご覧ください。
レディ魚ーの組織改革
2月に多くの方にレディ魚ーを応援していただき、目標を達成できたクラウドファンディングが終了しました。これを機に多くの方にレディ魚ーを知っていただくことができ、3月ごろからイベント出店や漁村訪問に加えて、講演会やワークショップの企画などの依頼が来るようになり、活動の幅が広がりました。
そして、4月には新学期を迎えるにあたり、自分たちのワクワクだけでなく、より多くの方にワクワクを伝染させていけるような活動をしたいと思うようになりました。そのために、より水産現場で日々働く方々に寄り添った課題解決を行うことを決意しました。
5月からは本格的に地域に入り込み、地域で漁業者の方々との事業立ち上げなどの活動を始めました。
しかし、『水産現場で働く方々に寄り添った課題解決』は、大学生が地域で滞在できる短期間では成し遂げられるような簡単なものではありませんでした。
獲れる魚や漁法、流通経路、複雑な人間関係といった様々な要素が絡まり合って、その地域の水産は成り立っています。地域の外から来た学生がこれらを把握してアクションを起こすということは、想像の何倍も難しかったです。この期間は様々な壁にぶつかり、一度立ち止まってこれからのレディ魚ーの活動について考え直すことにしました。
そして、水産業界の複雑で難しい課題の解決に取り組むためには「学生」として地域に関わるのではなく、「1人の人間」として責任を持って10年、20年かけて地域に関わらなければならないと感じました。
お世話になっている漁師さんの助言をきっかけに、メンバーで話し合った結果、6月からレディ魚ーを2つの部署に分けて活動をしていくことにしました。
学生が水産にかかわるきっかけを作る『コミュニティとしてのレディ魚ー』と
地域に入り込み水産業界に対して具体的なアクションを起こしていく『事業としてのレディ魚ー』
今後はこの2つに部署をわけてお互いに連絡をとりあいながら活動をしていきます。
レディ魚ーでの活動
4月
漁村訪問:石狩市浜益区、苫前町
販売活動:なし
クラウドファンディングが終了し、新年度がスタートました。
大学も新入生歓迎の雰囲気が高まり、未来開拓倶楽部主催のHOKKAIDO STUDENT FESTIVAL2024と、一次産業学生連盟主催の合同新歓説明会 2024に参加させていただき、新入生との交流を行いました。約10人の新入生がレディ魚ーに興味を持ってくれて、既に定例会やイベントにも参加しており、意欲的でこれから一緒に何かできることが楽しみです。
浜益への漁村訪問ではニシン漁、苫前では水だこ漁を体験させていただきました。詳しくは、「くらしごと × レディ魚ー 漁村訪問体験記」の第一弾と第三弾をご覧ください。くらしごとさんとのコラボ記事として、今年の3月から漁村訪問で学んだことや感じたことをアウトプットしています。
5月
漁村訪問:常呂町、寿都町
販売活動:桜まつり(余市町)
「オイシイ。でツナガリタイ。」を理念に掲げる漁師団体マスコスモさんのもとを訪問しました。
加えて、レディ魚ーメンバーのよこみくの故郷サロマ町でホタテの稚貝放流を体験しました。
久しぶりの販売活動の出店場所は余市町の「余市川桜まつり」でした!
寿都町の「寿カキ」を販売させていただきました!
寿都町の漁師さんのところにお手伝いに行き、どのようにカキが獲られているか、選別されているかを知った上での販売だったので、想いをのせた販売ができました。
たくさんの人に美味しいと言っていただけて楽しかったです!寿都町での漁村訪問の様子は「くらしごと × レディ魚ー 漁村訪問体験記」の第2弾をみてください!
6月
漁村訪問:八雲町落部
販売活動:北大祭
7, 8, 9日に北大祭で出店しました。ヤンニョムニシン、貝なしのクラムチャウデーを販売しました。漁村訪問でお世話になった漁師さんから、ニシンを仕入れ、漁村ともコラボした販売活動ができました。
クラウドファンディングのリターンの食事会を開催し、リターンの1つだった大漁旗のお披露目も兼ねて行いました。
北浦優翔 (カツオ) の想い
多くの人に応援していただいて目標を達成できたクラウドファンディングが終わった後、活動を拡大していくと意気込んで大学を休学しました。
しかし、準備不足で計画通りに行かないことが多く様々な人に迷惑をかけました。
一度立ち止まり、これからの活動に関してじっくり考え直しました。
様々な人と相談を重ねる中でメンバーのナオが標津町の漁師である林強徳さんと話す機会を作ってくれました。
そのときに自分の覚悟の足りなさ、責任感の無さに気づかせてもらいました。
ここで話したことをきっかけに休学期間は標津町で活動をすることを決意しました。
現在、標津町で林さんのもとで漁師として働かせていただいています。
魚の加工をさせていただいたり、ゲストハウスの運営も任せて頂いたりしています。
それまで様々なメディアに出演させていただいてレディ魚ーの活動は多くの人に知っていただくことができていました。そのためにレディ魚ーの活動は素晴らしいものだと勘違いして満足してしまっていました。
しかし、標津町に来て水産現場をこれまでにないくらい深く見させていただいたことでレディ魚ーの活動はまだまだ意義のあるものにできるし、していかないといけないと感じています。
これまでの「多くの人の期待に応える活動をしていきたい」という僕の考えもどこか無責任で甘えの原因になっていたと感じています。
自分の弱いところや、甘いところに気づかせていただける標津町で
もっと自分と素直に向き合い、自分の人生に自分で責任を持てるような漢になります!
レディ魚ーは6月から新しい形で始動することなりました。これからも様々な壁にぶつかり続けて強くなっていきたいです!
常に固定せず、より良い形を目指して成長していきます!
引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
編集後記
4月から、ライターナオは北海道標津町で1年間休学して波心会の元で漁師を始めました。4, 5月はニシンの小定置漁、刺し網漁に乗り、6月から鮭定置に雇用していただき、9月の網入れに向けて丘回りの仕事をしています。身体を使う仕事の難しさ、沖仕事の危険さ等、海に携わるとはどういうことか勉強できる本当に有難い環境にいることに感謝と責任をもって日々過ごしていきたいです。
最後に、4月からお世話になっている漁師団体「波心会」の情報を以下に記載しておくので、要check!!