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「健常者正社員」と「障害者正社員」の違い

どうも、こんにちは!
半額です。

障害者雇用における、最高位のステップが
障害者雇用の正社員です。

「正社員」というからには、
これは健常者の正社員と
全く同格なのでしょうか。

今回は、その比較についての記事です。


筆者について

  • 発達障害当事者

  • 公的・民間問わず多数の制度や割引を活用している

  • 職業に関する制度や給付を全力で活用して生活している

  • 福祉制度を探ることが趣味と化している

「健常者の正社員」と「障害者雇用の正社員」の違い

障害者雇用の正社員であっても、
正社員は正社員です。
就業規則や賃金規則も同じです。

「障害者雇用」というのは、
就業規則や雇用契約書、労働関連の法律で
決められている言葉ではありません。

そのため、ここで「障害者は…」と
有利なことでも、不利なことでも
明確にしてしまうと
障害者への差別とみなされます。

障害者雇用は、法定雇用率を背景として存在する
社会的な概念です。

ですが、現実として
健常者の正社員と障害者雇用の正社員で
待遇が全く同じ、とはいかないのです。

給与水準が何階級か低い、昇進が遅い、制限されているとかです。
管理監督者になるのは難しいでしょう。

理由としては、障害への配慮が必要な分、
困難が伴う重要な仕事をさせにくいとかがあります。

「障害者に対する差別的取り扱いだ」というわけでもないのです。
詳しくは別の記事に書いています。

健常者正社員のメリットとデメリット

では、仮に障害者雇用の枷を外し、
健常者と同条件になると
何が変わるのでしょうか。

当然、メリットもあれば
デメリットもあります。

自分としては、デメリットの方が大きいと
考えています。

メリット

最大のメリットは間違いなく待遇でしょう。

初任給はもちろん、その後の昇進昇給も
障害者雇用より強く見込めます。

重要な仕事を任せてもらいやすいため、
成果を挙げる機会が多く、
後々アピールできる経験も積みやすいです。
経験を活用して転職もいいです。

管理監督者まで昇進することも可能でしょう。

デメリット

当然デメリットもあります。

まず、障害に対する配慮を失います。
業務に全く支障が出ない範囲なら
してもらえるかもしれませんが、
基本的に失うと考えてください。

配慮がなくても十分に働けるレベルの健康状態が
大前提としてあります。

障害者手帳の開示が必須な障害者雇用と違い、
障害の開示は自由です。
全部隠すか、開示したうえで挑戦するかは
各自の判断に任されます。

「聞かれないことには答えられない」
という姿勢も可能ですが、
後々トラブルになる可能性があります。

次に、仕事の負荷も
健常者と同等になります。
特に精神障害者では、うつ状態などを
誘発する可能性があります。

重要な仕事を任されやすい、ということは
責任の重い仕事をする、ということです。
その分精神的な負担がかかります。

待遇が同じということは、
求められる水準も同じになるということです。

まとめ

  • 健常者の正社員と障害者の正社員では、現実として同格ではないよ

  • 健常者と同格になるのは、メリットもデメリットもあるよ

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どうぞよろしくおねがいします。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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