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障害者求人で条件を絞りすぎるのはよくないけど、譲れないところを妥協すると苦しいよ

どうも、こんにちは!
半額です。

障害者求人を探す時、
みなさんそれぞれの
希望する条件があるでしょう。

近所であったり、
交通の便がよかったり、
給料が高かったり、
フレックスタイム制などの
柔軟な制度があったり。

ですが、あまりにもたくさんの
条件をつけてしまうと、
「そんな求人はない」
となってしまいます。

しかし、一方で、
障害でできないことを
「何でもできます!だから雇ってください!」と
無理やり主張しても
後から痛い目に遭うことでしょう。

この記事を読むことで、


筆者について

  • 発達障害当事者

  • 公的・民間問わず多数の制度や割引を活用している

  • 職業に関する制度や給付を全力で活用して生活している

  • 福祉制度を探ることが趣味と化している

「すべての理想が叶う求人」なんてないよ

まず、大前提として、
障害者雇用に限らず、
「あなたが希望する条件を
すべて叶えてくれる求人」
なんてものはありません。

仕事が楽で、給料が高くて、
特別な技能は求められなくて、
将来も安泰で、責任などの重圧もない…

そんな絵に描いた餅のような仕事は
ないのです。

もしあったとしたら、
たくさんの人が押し寄せます。

当然、全員が受け入れられるなんて
ありえません。
そこで競争が起き、
スキルが高い人などが選ばれます。

求人の数と種類がそもそも少ない障害者求人で、条件を厳しく絞り込むと、求人がほぼ0になる

求人の数、種類が少ない
障害者求人の世界で、
希望する条件をたくさん要求して
求人検索をすると、
0かそれに近い数になります。

自分が再就職を目指して
ハローワークで求人を検索したときに、
「東京都内」「職種がIT技術職」「月給18万円以上」
で検索して、
そんなに多くない求人数でした。

ちなみに月給18万円は
当時の東京都の最低賃金を
少しだけ上回る程度の金額です。

その中には、
職種は技術職となっていても、
Webページのデザインなどの業務であったり、
それなりの実務経験を要求するものが多かったです。

そこから、SEかプログラマーで
未経験可のところまで
絞りたかったのです。

当時、個人でプログラミングをしたり
資格試験に向けて勉強したことはありましたが、
実務経験は強くなかったため、
ほぼ未経験として挑戦することになります。

その結果、見つけられた求人は
たったの数件でした。
片手で数えられるほどの数です。

書類選考で落ちることが
当たり前のようになっている
ハローワークの障害者求人では
あまりにも少ない数です。

当然、全部書類選考で落ちました。

また、新着求人もチェックしていましたが、
月1件あればいい方でした。

でも妥協できないところを妥協すると痛い目を見ることになる

それでは、求人の数を増やすために
条件を緩和していけばよいのでしょうか。

給料は最低賃金固定、昇給なし、職種は何でもいい…

当然、求人の数は増えます。
それらにひたすら応募し続ければ、
職を得られる可能性もあるでしょう。

しかし、
「それでいいんですか?」

特に、苦手なことや不可能なことがある前提の
障害者雇用の世界です。

苦手なことを隠し、「何でもできます」と主張して
採用されたとしても、
その後の実務では、隠した苦手なことが
次から次へと降ってきます。

そうなると、失敗が続き、仕事の成果は悪く、
上司からの評価も低くなります。

また、あなたとしても
辛い苦手な仕事を続けていれば
精神衛生上よくありません。

それで体調を崩して休職、
復帰できずに退職となってしまっては
元も子もありません。

最悪の場合、職探しをしている時期より
体調が悪化します。

別の記事でも書いていますので、
よろしければどうぞ。

「絶対に譲れない条件」「叶ったらいい条件」を決める

ではどうすればいいのでしょう。

自分からの提案としては、
「絶対に譲れない条件」と「叶ったらいい条件」を
決めておくことです。

特に、障害に由来する制限は
譲らないことを強くオススメします。

身体障害であれば、できないことはそれぞれ明確でしょう。
知的障害であれば、頭脳労働を回避すればいいでしょう。
精神障害は難しいですが、自身の苦手を考えましょう。

自分の体験としては、
「絶対に譲れない条件」として

  • 注意欠陥性から、正確性が求められる事務職は避ける

  • 初対面の人と流暢に会話するのが難しいから、きっちりした社外応対のある仕事は避ける

を決めました。
これを譲ってしまうと、再び体調を崩すことに
なりそうだからです。

そのうえで、「叶ったらいい条件」として

  • 知識が活かせるIT技術職がいい

  • 成果が給料に反映されるよう、昇給ありがいい

を選びました。
これらはすぐに叶わなくても、
転職などで叶えられる可能性があります。

まあ、結果的には
求人を探す方法を広げ、
すべて叶えられたのですが。

詳しくはこちらで。

まとめ

  • 希望が全部叶う求人なんてないよ、特に障害者雇用の世界では

  • でも無理をして条件を妥協すると痛い目を見るよ

  • 「絶対に譲れない条件」と「叶ったらいい条件」を決めよう

では、あなたの職探しがうまくいきますように。


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