はるしゃん 過去ストーリー
お久しぶりです。
大ッッッッッッッ変お待たせしました!!!
はるしゃんの過去ストーリーを作ったのでお見せしたいと思います。
小説を作るのは初めてなので、変なところはありますがぜひ感想くれるとありがたいです!
では、ここから本編です。⬇️
ああ。クソだ。この世って。ほんとに終わってんな。
何時になったらまともに生きれるんだ俺は。
高校生……のはずだった俺は、過去の事件で退学になった。それで、何時になっても働ける場所がない。
そりゃそうだ。運動もできない勉強もできない取り柄は何も無い。そんな奴はいじめられて当たり前なんだよな?
そんな奴を雇いたくもないよな?
俺がいる町が無法地帯ってのもあるが……さすがに耐えられない。
くそ、最後の力を振り絞って少し遠くのスーパーに行くしかないな…
正直、もう無理だと思ったよ。けど、スーパーの方は全員優しくて、何も出来ない俺を快く受けて入れてくれた。
「新人の子か!ガタイいいねぇ〜、力仕事いっぱい出来そうだし、期待してるからね!」
「ありがとうございます、頑張ります!」
周りはおばちゃんばかりだったけど全然いい。むしろ嬉しい。前の思い出したくないような奴なんか1人もいない。最高の空間だ。
そうしてスーパーでしっかりバイトし、上の人にも褒めてもらって、人生で10数年ぶりに幸せを実感できた。
そんな空間であっても、やっぱり不祥事は起きるみたいだった。
「この時期は不審者多いからね…火伯くんも気をつけるんだよ」
「マジっすか…でもそんなヤツら来た時は俺に任せてくださいよ、おばちゃんにはまだ生きて欲しいし」
「あらそう?嬉しいけど火伯くんがそれで職場に復帰できなくなったら怖いからねぇ…無理はしないんだよ?」
前に不審者が入った時は、職場の人達数え切れないほど殺されちゃったし
……は?
「だから、職場にいる人も少ないでしょう?それに襲われて亡くなった人もいるし、現場を見て怖くなった人が次々やめてったし……」
……やめたかった。
やっと幸せの空間を見つけたのに…また壊されるのは嫌だ……。
けど、おばちゃんを守るためには残るしか無かった。
そんな時期、来て欲しくないと切に願った。
だが、願いは叶うはずもなく。
材料を買いに行く客が多かった時間帯の頃、5人の謎の集団が、俺が働いているスーパーに押しかけてきた。
俺はその日は休みだったが、緊急で電話がかかり急いで駆けつけた。
「おばちゃん……!おばちゃん!どうか生きていてくれ……!」
自動ドアが開き店内に着いた頃。そこで目にしたのは、
何者かにハンドガンを突きつけられているおばちゃんの姿。
「おばちゃん!!!!」
俺は謎の人物に飛びかかって馬乗りになった。
周りを見回したらもうそこは地獄絵図。隠れている客、その場で刺された痕を残し倒れている客。そこを占領しているのは……謎の集団。
「今からやったって遅いんじゃないか……?このスーパーには爆弾を仕込んでいる……!このババアだけ死ぬか、お前も一緒に死ぬかだ!!」
「ちげえだろ、俺だけが死ぬんだよ」
取り上げたハンドガンはとても重くて、弾薬は十分に入っているようだ。
俺は身動きが取れないその人物の頭に3発撃ち込んだ。
「いや…そんなことをしている場合じゃない。爆弾を止めなければ……!!」
俺は走った。運動能力は無い。けど守らなきゃ行けないもの達のために走った。
━━。
最悪だ。
気絶した。
走ってる最中に横からショットガンでそのまま殴られた。
目が覚めたら、スーパーは無かった。
瓦礫に埋まっている俺。
そして、傷だらけで笑っている1人の謎の人物。
クソが。また俺は守れなかった。守るべきものを。
だが、戦いはまだ終わってない。
「そいつを殺せ。」
俺の中の何かがそう言っていた。
片目は失明している……と言うより、眼球そのものを無くした。
右腕は二の腕から下がない。きっと瓦礫に押しつぶされたのだろう。
俺はもう守るものが無くなった。
だから、
次は
自分を━━━。
その瞬間、目の前が明るくなった。
俺は成仏したのか?
いや、生きたまま燃やされていた。
いやだ
まて
死にたくない
まだ━━
「ウォォォォオオオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
まだ!!!!!!
まだ!!!
俺は!!!!!!!
死なない!!!!!!
速報です。
14:24、近くのスーパーに巨大な火柱がたちました。
そのスーパーは以前、不審者によって襲撃されているスーパーであり、2回目の襲撃との事です。
スーパーに来ていた客や従業員は全員瓦礫により下敷きになったとされていますが……
学生と見られる男が1人、瓦礫の上に立っていたそうです。
名前は、
「火伯 晴輝」
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