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「0.5の男」 沖田監督らしさ満点 心癒される作品


キーワード 優しい眼差し

沖田監督の作品に
「南極物語」
「横道世之介」
などがあります
その作品に共通しているのは
人に対して優しい眼差し
感動する場面がもちろん
ありますが、号泣というより、
じわじわと喜びや悲しみが
胸に迫ります

以下、ネタバレを含みます

キーワード「失意の人の再生」

主人公は仕事を追い込まれて
家に引きこもってしまった
40歳独身男性
家を建て替えてから
両親、妹家族と住むことになる
主人公を松田龍平を好演
引きこもりの様子を
のほほんと、しかし、
悲しみを内面にかかえているのを
鑑賞者に伝えてくれます

始めは自分のプライベートに
侵入してくる甥に困っていた
主人公が、彼にやって
外の世界と接するようになる
しかも、また仕事をしたいと
考えるきっかけになるとは
予想もできない展開であった

主人公が一番手こずったのが姪
思春期ど真ん中で
主人公を見るなり、
「キモい」
と、言うしまつ
ところが、姪も新しい
学校の友達に慣れなくて
孤立してしまう
ひょんなことから、
主人公のかかえる悲しさに
気づいていく
知らないところで自分の
悲しさに寄り添ってくれた
主人公に恩返しをしていく

登場する母、父、妹、
妹家族、甥の保育園の先生、
元上司がみな、普通の人々
しかし、優しさをもって
主人公に接していくので、
傷ついた心が少しずつ
癒されていく

心が疲れている人におすすめの作品です
いかがでしょうか?

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