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「TIME」 永遠の25歳 斬新な設定が興味深い

そう遠くない未来、
人類は遺伝子操作で
25歳から歳を取らなくなる
ことが可能になった
人口過剰を防ぐため、
通貨が時間となり、
人々は自分の時間で
日常品から贅沢品まで
支払うこととなった




裕福な人、すなわち時間を
十分に持っている人たちは
永遠にも近い時間
生きることができるが
貧困層の人々は
働くことでわずかな時間を
給料として受け取り、
生活していた
左腕に光る時間表示が
0になるとき、人は命を落とす

以下、ネタバレを含みます

キーワード「斬新な設定」

鑑賞を始めて驚くのが
大人がみな25歳
母親も25歳なので、
とても不思議な感覚



酒場で富豪を助けたお礼に
100年の時間をもらう
普段は24時間しかない命で
カツカツの生活をしているので、
とんでもない時間持ち
(お金持ち?)になる




主人公は富裕層の住む
タイムゾーンに移動し、
ポーカーでさらに
莫大な時間持ちになる

これは現代のわたしたちの
生活と全くかわらない
多くの人はお金に余裕がなく
将来の展望が描けない
お金に余裕がある人は
ゆったりと生活を送っている
主人公が走っているところ見て
スラム街出身がバレるのは
苦笑してしまう
時間持ちはあわてないから
走らないからだ

キーワード「富の分配」

現代社会も一部のお金持ちが
世界の富を独占している
主人公はその独占している
時間を一般人に開放する
しかし、それだけでは
もちろんほとんど解決はしない
結局、主人公は時間強盗を
続けるシーンで終わる
これは監督、脚本のアンドリュー・ニコルの
メッセージであろう
そう簡単に社会システムを
かえることはできない
これをどう理解するかは
鑑賞者しだいといったところか

SF好きな人はなかなか楽しめる作品です
いかがでしょうか?

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